お祝いには手作りのスワッグがおすすめ!作り方のポイントとは?

記事の監修

涼風(すずかぜ)

「ルヴァンフレ涼風」店主

「le vent frais」とは、フランス語で「涼やかな風」の意。
忙しない日常にふっと吹き込んだ風のように、お客様が癒され笑顔になれるような作品をお届けしたいと思って名付けました

雑貨メーカーに勤務する傍ら、渋谷のアトリエにて日々作品を制作しています。

様々なフラワーアイテムの中でも、ラフで素朴な雰囲気が魅力のスワッグ。ヨーロッパから伝わった伝統的な飾りですが、インテリアにも使いやすく日本でも人気を集めるようになりました。祝祭の飾りとして用いられてきたものでもありますので、お祝いにもぴったりなアイテムです。そんなスワッグを手作りして、大切な人のお祝いにプレゼントしてはいかがでしょう。

そこで今回は、お祝いにぴったりなスワッグの作り方をご紹介します。上手に作るためのポイントもご説明しますので、初心者の方も気軽にチャレンジしてみて下さいね。

この記事はこんな人におすすめ

  • スワッグとはどのようなアイテムなのか、詳しく知りたい方
  • フラワーアイテムを手作りしてみたい初心者の方や、おしゃれなスワッグを作ってみたい方
  • お祝いにふさわしいスワッグの作り方や、素材の選び方を知りたい方

PICK UP

目次

スワッグの種類にはどんなものがあるの?

スワッグの種類にはどんなものがあるの?
スワッグ(swag)はドイツ語で「壁飾り」という意味のアイテムです。つまり、もともとはリースなどもスワッグの仲間ということになりますが、歴史を経て様々な形に変化し、現在はリースとは区別した飾りとして用いられるようになりました。スワッグに馴染みのない方にとっては、なかなかイメージが湧きにくいものですよね。

そこで、まずはスワッグにはどのような種類があるのか、ご説明しましょう。現在スワッグとして認識されているものは、形状の違いによって次の3種類に分けることができます。

スワッグの主な種類

  • ブーケ型…ブーケをそのまま逆さに吊るしたような形が特徴的で、ラフな雰囲気がおしゃれと人気を集める定番の種類
  • クレッシェンド型、ハーフムーン型…三日月や半月のような形状のスワッグ。可愛らしく上品な印象。最近はハーフリースに分類されることが多い
  • 横広がり型…しっかりと作られた飾りという雰囲気があり、ラフさよりも格式の高さを出すのに向いている

お祝いのプレゼントにはクレッシェンド型やハーフムーン型、また横広がり型のスワッグが見た目としてはふさわしいですが、手作りするならブーケ型が最も簡単です。どの種類を選んでも、素材選びやまとめ方を工夫すればお祝いらしいスワッグになりますよ

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お祝いに手作りのスワッグがおすすめな理由

お祝いに手作りのスワッグがおすすめな理由
スワッグには様々な種類があり、主にドライフラワーで作られたものがお花屋さんや雑貨店などで販売もされています。最近では、ネットショップを利用して通販で簡単に入手することもできますので、スワッグを販売している実店舗が見当たらない場合は、ネットショップをチェックしてみるといいでしょう。

もちろんプロの作品を選んでプレゼントすれば間違いないのですが、スワッグは手作りもおすすめですよ。手作りのスワッグをお祝いのプレゼントに選んでほしい理由は、主に次の2点です。

手作りスワッグのメリット

  • 初心者でも簡単に作れる
  • 手作りだからこそ個性を出せる

手作りスワッグをプレゼントする2つのメリットについて、もう少し具体的に見ていきましょう。

初心者でも簡単に作れる

初心者でも簡単に作れる
手作りのスワッグをおすすめしたい最大の理由は、何といっても簡単に作れるからです。壁掛けのフラワーアイテムではリースもよく手作りされていますが、スワッグの方が比較的簡単に作れます。手作りの経験がないという方にもおすすめですよ。

簡単に作れるため、短い時間に複数個作ることも可能。小さなスワッグを複数作り、ガーランドのようにして壁や窓に飾ると、素敵な装飾になります。お祝いのパーティーを企画する場合などに、取り入れてみてはいかがでしょう。

また、リースのように土台を用意する必要がなく接着剤などの道具も基本的には不要。少ない材料でチャレンジできるのも、初心者にとっては嬉しいポイントではないでしょうか。

手作りに挑戦したいけれど尻込みする…という方にもおすすめ
お祝いのプレゼントだから心のこもった手作り品に憧れる!でも材料の調達や難しい作業を想像すると諦めモードになってしまう…という方も少なくないはず。
スワッグなら、基本的に花材と束ねるリボンがあればOKで、難しい作業もないため、初心者でも気軽に作りやすいアイテムなのです。

手作りだからこそ個性を出せる

手作りだからこそ個性を出せる
簡単に作れてしまうなら、逆にお祝いのプレゼントにはあまり向かないのでは?と思う方もいるかもしれませんね。そこで、もう一つのメリットに注目しましょう。既製品ではなく手作りだからこそ、素材選びからこだわることができます

お祝いのために作るスワッグなら、高級感のある花材を選んだり、華やかな色合いにまとめたりすることも自由にできますね。相手の好きな植物や好きな色を織り交ぜる楽しみもありますし、世界で一つしかないスワッグを作り出せるという喜びもあるでしょう。

作り手は楽しみながら作業ができますし、受け取る相手は「自分のために作ってくれた」という思いを感じます。既製品ももちろん素敵ですが、手作りの魅力は何にも代えられません。特に親しい身内の方に贈る場合は、手作りが最も気持ちが伝わる方法ではないでしょうか。

こんな贈り方も素敵!
スワッグはドライフラワーで作るのが一般的ですが、生花で作ることもできます。そのまま壁に吊るしておけばドライフラワーになっていくので、生花から変化していく風合いを楽しめますよ。
また、お祝いのパーティーでは生花の花束として飾っておいたものを、スワッグとしてプレゼントしてはいかがでしょう。その際には、吊るしてドライフラワーにすれば、長く楽しめることを伝えてあげて下さいね。
お祝いには手作りのスワッグがおすすめ!作り方のポイントとは?

クリスマスにスワッグを飾ろう!作り方のポイント

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スワッグに適した植物とは

スワッグに適した植物とは
スワッグは生花でもドライフラワーでも作ることができます。では、どのような植物を使えばいいのでしょうか。基本的には、ドライフラワーなら何でもOKですが、生花を使う場合はドライフラワーにしやすい植物を選ぶようにするといいでしょう

花でいうと、バラやアジサイ、カスミソウ、ラベンダー、千日紅などがドライフラワーの定番でもあり、おすすめです。また、スワッグには花だけでなく葉ものや枝ものを使うとボリュームも出てよりおしゃれな雰囲気になりますよ。

葉ものでおすすめなのはスギやトウヒなどの針葉樹。またユーカリなどのハーブを使ってもいいでしょう。松ぼっくりなどの実を入れても素敵です。旬の素材を使うことで季節感が出ますので、誕生日などのお祝いにプレゼントするなら、その季節に合った植物を選ぶのもいいですね

スワッグに不向きな植物もある

スワッグに不向きな植物もある
スワッグは生花で作った場合も、やがてドライフラワーになります。ただし、ドライフラワーに向かない植物を選ぶと、形が崩れたり色が悪くなったりしますので、避けましょう

花びらが薄く散らばりやすい花はもちろん、花蕾がとても小さな花も、乾燥すると縮こまってしまうため不向きです。また、カラーなど水分が多い花も、乾燥に時間がかかり劣化してしまいます。乾燥させても変形・変色しにくい花を選び、短時間で乾燥させるのがキレイなドライフラワーを作るコツです

スワッグに不向きな植物

  • ガーベラ
  • ユリ

お祝いには手作りのスワッグがおすすめ!作り方のポイントとは?

お祝いにドライフラワーをプレゼント!喜ばれる選び方のポイントとは

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お祝いにぴったり!スワッグの作り方

お祝いにぴったり!スワッグの作り方
では、ここからはスワッグの作り方をご紹介していきます。お祝いのプレゼントということで、色合いが明るい雰囲気に仕上がるような花材を選びましょう。ドライフラワーは色がくすんでいるというイメージを持たれがちですが、上手に乾燥させたおかげで鮮やかさが残っているものも少なくありません。グリセリン溶液を用いて、生花の色形に極めて近い状態でキープされたものもありますよ。

相手の好きな花や季節の植物を取り入れながら、スワッグ作りに挑戦してみましょう。ここでは、基本のブーケ型と、横広がり型の2種類をご紹介します。

基本のブーケ型スワッグの作り方

基本のブーケ型スワッグの作り方
まずは、ドライフラワーを使ったブーケ型スワッグの作り方をご紹介します。作業台に新聞紙を敷いてから始めると、後片付けがラクですよ。

材料と道具

  • 好みのドライフラワー数種類
  • 麻紐(ワイヤーでも可)
  • リボン
  • はさみ

  • STEP. 1

    ベースとなる花材を手で束ねる

     

    スワッグのベースとなる花材を一種類決め、茎の部分を手で束ねます。すべて使わずに少し残しておき、後から加えてもいいでしょう。

  • STEP. 2

    他の花材を加えながら束にしていく

     

    手で束にしたまま、ベースの花材の前に他の種類の花材を入れていきます。全体のバランスを見ながら、色や形が偏らないよう組み合わせていきましょう。

    壁掛けにしますので、後ろが長く前が短くなるようにまとめていきます。らせん状に配置していってもキレイです。

  • STEP. 3

    茎をしっかりと束ねて結ぶ

     

    すべての花材をまとめ終わったら、麻紐を茎に巻き付け、しっかりと縛って固定します。

    スワッグを壁に掛けるための輪っかも、茎を縛るついでに麻紐で作っておきましょう。

    最後に、好みのリボンを麻紐の周りに結ぶとお祝いらしくなります。

  • STEP. 4

    完成

ご説明した手順は、こちらの動画でわかりやすく紹介されています。ぜひ参考にして下さい。

横広がり型スワッグの作り方

横広がり型スワッグの作り方
こちらでご紹介する横広がり型スワッグの作り方は、初心者でも簡単に作れる方法ですよ。材料は、基本のブーケ型と同様ですが、麻紐よりワイヤーを使った方が作りやすいです。

  • STEP. 1

    花材を束ね、茎を短く切りワイヤーで固定する

     

    ベースとなる花材を束ねた上に、数種類の花材を重ねて束ねます。

    仕上がりの横幅の2/3ほどの長さになるよう余分な茎をカットして、ワイヤーでしっかり固定しましょう。

  • STEP. 2

    同じものを二つ用意し、横広がりになるよう一つに束ねる

     

    STEP.1で作ったものと同じものをもう一つ作ります。

    二つの束を花が外側になるようにして寝かせ、茎を5cmほど重ねてワイヤーでしっかり束ねて固定します。

    こうすることで、左右対称の横広がりになります。

  • STEP. 3

    中央部分をリボンやレースで飾る

     

    中央の茎が重なっている部分を隠すように、太めのリボンを巻いて蝶結びにします。

    レースリボンやパールなどの素材を使っても、豪華な雰囲気になりお祝いらしいスワッグになりますよ。

  • STEP. 4

    完成

リボンを活用した横広がりスワッグの作り方は、こちらの動画でご覧いただけます。

お祝いには手作りのスワッグがおすすめ!作り方のポイントとは?

リースはお祝いのプレゼントにぴったり!手作りに挑戦しよう

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まとめ

スワッグには異なる3種類のタイプがあり、使える植物も様々です。お祝いのためにスワッグを手作りする際には、どんな素材を使ってどんな雰囲気のものを作るか、イメージしながら選ぶ楽しみがありますね。生花で作る場合は、ドライフラワーに向いた花を選ぶようにして下さいね。

世界で一つの手作りスワッグをお祝いにプレゼントしたら、きっと喜んでもらえるはずです。スワッグというアイテムをあまり知らなかったという方も、あまり気負わず、気軽に手作りに挑戦してみませんか?

この記事のまとめ

  • スワッグにはブーケ型や横広がり型など様々な種類があるため、相手の好みに合わせて選ぶとよい
  • 簡単に手作りできて素材や色合いを選べるスワッグは、お祝いのプレゼントにぴったり
  • ドライフラワーを使用すればスワッグは初心者でも作れる。お祝いには華やかな花材やリボンを使うのがおすすめ

記事の監修

涼風(すずかぜ)

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「le vent frais」とは、フランス語で「涼やかな風」の意。
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