クリスマスには特別な花をプレゼントしよう!喜ばれる選び方のポイントとは
クリスマスはヨーロッパの文化ですが、日本でも大人も子どもも毎年楽しみにしている大イベントですよね。12月に入ると各家庭でもツリーやリースが飾られたり、街に出ればイルミネーションがロマンチックな雰囲気を出していたりと、ムードが高まります。
クリスマス当日には恋人や家族、友人にプレゼントを贈る人も多いのではないでしょうか。大切な方に贈るなら、お花のクリスマスプレゼントがおすすめです。そこで今回は、クリスマスにぴったりな花の選び方をご紹介します。
- 人に喜ばれるようなクリスマスプレゼントの選び方を知りたい方
- クリスマスらしい花やフラワーギフトをプレゼントしたいと思っている方
- クリスマスに花を贈る意味やメリットを知りたい方
目次
クリスマスに花を贈る意味とは
クリスマスに花を贈る文化は、ヨーロッパではごく自然なこと。キリスト教圏では昔からの伝統として受け継がれてきたのです。その由来には諸説ありますが、イエス・キリストに贈り物をしたいと考えていた少女の伝説によるものという説が知られています。
ある貧しい家庭で暮らす少女は、イエス・キリストに贈り物をしたいと思いながらもお金がなくプレゼントを買うことができませんでした。そのことを悲観し、流した涙が雪に落ちたところから、白い花が咲いたといいます。少女はその花を摘んで、キリストと彼の母に贈ったそうです。
クリスマスに花を贈る習慣は日本ではあまり浸透していませんが、クリスマスに彼女に花束を贈る男性は比較的多いです。これは、恋人にプロポーズするタイミングにクリスマスを選ぶ人が多いからといえるでしょう。
日頃から恋人に花を贈るという人はあまりいないかもしれませんが、その分クリスマスに花束を抱えてプロポーズするのはとてもロマンチックですよね。
プロポーズの際に花をプレゼントするのは、愛情を伝えるという意味が大きいことはいうまでもありません。他にもクリスマスプレゼントとして花を贈るのは、愛情や友情などを込めた親愛の気持ちからといえるでしょう。恋人に限らず友人や家族などに花を贈ることで、大切に想っている気持ちが伝わります。
クリスマスといえば!定番の3つの花
クリスマスに花を贈るのは素敵なこと。自分でも贈ってみたいな…と思った方も多いのではないでしょうか。では、クリスマスプレゼントにはどのような花を選べばいいのか考えていきましょう。まずは、クリスマスの定番ともいえる3つの花、「クリスマスローズ」「赤いバラ」「ポインセチア」をご紹介します。
いずれもクリスマスが近づくと花屋の店頭に必ず並ぶといっていいほど、毎年よく見かけられるものばかりですね。プレゼント用としてだけでなく、自宅に飾るために購入する方もとても多いです。この3つの花、植物が飾られているだけでクリスマスムードが高まります。
それぞれの特色やおすすめポイントについて、詳しく見ていきましょう。
クリスマスローズ
先ほどご紹介したキリストの伝説で、少女が贈ったといわれる白い花こそがクリスマスローズです。クレマチスやアネモネ、ラナンキュラスなどと同じキンポウゲ科の植物で、ヘレボルス属に分類されます。クリスマスの時期に開花するヘレボルス・ニゲルの呼称がクリスマスローズということです。
とても可愛らしく可憐な印象の花ですが、実は「中毒」や「追憶」等のネガティブな花言葉も。花言葉だけを見るとプレゼント向きではないと感じる方も多いかもしれませんね。
しかし、キリスト教圏の国では、昔からこのクリスマスローズはクリスマスの花として大切にされてきました。日本でも、クリスマスの定番の花として広く知られていますので、プレゼントに選んでも問題はないでしょう。
一般的には鉢植えで育てる花ですが、切り花にして楽しむこともできます。二番花が咲いてからカットし、湯あげをするのがクリスマスローズの切り花を楽しむためのポイントです。
赤いバラ
一年中流通するバラの中でも、特に赤いバラはクリスマスに恋人に贈る花として人気です。
バラには様々な色があり、色によって花言葉も異なります。赤いバラは「愛情」「情熱」などという花言葉を持ちますので、プロポーズにもぴったりですよね。また、本数によっても花言葉が異なり、愛を表現するものがほとんど。特に108本のバラには「求婚」という花言葉があり、実際に108本の赤いバラを花束にして恋人にプレゼントする人もいるそうですよ。
プロポーズに限らず赤いバラはクリスマスカラーですので雰囲気によく合います。シックでロマンティックな雰囲気を持つ花ですので、街中で抱えるにもお部屋に飾るにも、とても絵になりそうですよね。
恋人や家族に贈るのはおすすめですが、赤いバラは愛情を伝える意味合いが強い花のため、相手によっては誤解させてしまうことも。特に職場の方や異性の友人に赤いバラを贈るのは避けた方がいいかもしれませんね。相手がどう捉えるかということも考えて、花を選ぶような配慮が必要です。
ポインセチア
赤と緑という色合いがまさにクリスマスにぴったりなポインセチア。大きな赤い花のように見える部分は、実は花ではなく「苞」と呼ばれる部分なのです。では花はどこかというと、苞の中央に集まった黄色~緑色をした粒々の部分なのだとか。
また、苞はクリスマスシーズンには真っ赤な色をしていますが、生育期である夏期には緑色をしています。日照時間により色づく性質を生かし、10月頃から段ボール箱などをかぶせて暗くする短日処理により、赤い苞にしているのです。
ピンクの苞をつけるプリンセチアや白のポインセチアも、とても可愛らしくクリスマスプレゼントにぴったりですよ。
クリスマスによく見かけるポインセチアは、実はメキシコ生まれの熱帯育ち。地植えでは数メートルにまで成長する植物なのです。耐寒性はないため、クリスマスシーズンには室内で楽しむようにしましょう。
クリスマスらしいフラワーギフトの選び方
花を選ぶ際には、花の種類だけでなくどんなアイテムを選ぶかということも重要です。クリスマスプレゼントには、花束やフラワーアレンジメントなどのフラワーギフトがよく選ばれています。毎年12月になれば、クリスマスギフトらしいアレンジメントが多く販売されるので、花屋さんに立ち寄るだけでも楽しくなるでしょう。
切り花を使用したフラワーギフトもおすすめですが、ポインセチアやクリスマスローズは、鉢植えになっているものを選ぶと、長く楽しむことができるでしょう。
また、いかにも「花」という感じは苦手という方に贈る場合や、ちょっとしたプレゼントを選びたい場合は、卓上サイズの鉢植えやアレンジメントがおすすめ。コンパクトで気軽に贈れますので、友達へのプチギフトなどにも気軽に選んでみて下さいね。
クリスマスカラーを意識した花束
赤や白、緑といったクリスマスカラーでまとめられた花束は、クリスマスプレゼントの定番といえるでしょう。冬に旬を迎える花は多くないため、通年流通する花から選ぶことが多いです。バラやカーネーション、ガーベラ、カスミソウなどから赤と白の花を選び、グリーンを組み合わせることでクリスマスカラーにまとめることができます。
植物でクリスマスカラーを表現する場合は、ラッピングは色味を抑えたシンプルなものを選ぶのがポイントです。茶系やゴールドのリボンでシックにまとめるといいでしょう。恋人に気持ちを伝えるために贈るなら、やはり赤いバラだけで作られた花束がストレートで素敵ですね。
清楚な印象の白いカーネーションは、母の日の始まりの花でもありました。ただしその意味は、亡き母への感謝や愛情を伝える贈り物ということでした。一方健在な母には赤いカーネーションを贈るのが定番となっています。
現在も、健在な母親に白いカーネーションを贈るのはタブー視する方も少なくありません。花束に取り入れる程度なら気にならないという方が多いかもしれませんが、相手によっては気を付けた方がいいかもしれません。
常緑樹や実を取り入れたアレンジメント
クリスマスといえば、モミの木やヒイラギというイメージもありますよね。永遠を象徴する植物として、モミやヒイラギなどの常緑樹は昔からクリスマスシーズンに欠かせないものでした。年末の時期に、新年への幸福祈願や魔除けという意味合いを込めて常緑樹を用いたリースを飾る習慣がヨーロッパでは受け継がれているのです。
フラワーギフトをクリスマスプレゼントにする場合も、常緑樹を取り入れてみてはいかがでしょう。また、松ぼっくりや実などをアレンジメントに入れるのも、クリスマスらしさが増しておすすめですよ。
受け取った後、そのまま部屋の好きなところに置いて飾るだけという扱いやすさも、フラワーアレンジメントの魅力の一つです。部屋に飾るだけでクリスマス気分を味わうことができる、インテリア性の高いアイテムですので、多くの方から喜ばれています。
相手やシーンに合わせた選び方を
クリスマスらしさを意識して花のプレゼントを選ぶことも大切ですが、相手にとって扱いやすいものであることも重要です。花のお手入れに慣れていない人にとっては、花束を開いて花瓶に生けるというだけでも大変なこと。忙しくて水替えができないという人もいるでしょう。負担をかけずに済むのは、やはり花束よりはフラワーアレンジメントです。
また、保存性を重視するなら生花ではなくプリザーブドフラワーを選ぶといいでしょう。外出先で渡す場合は大きすぎるものは避けた方がいいですし、ホームパーティーの手土産なら置くだけ、もしくはブーケのままでグラスなどに生けるだけで飾れるタイプのものを選ぶのがスマートです。
花束やフラワーアレンジメント、鉢植えの他にも、様々なアイテムがあります。壁に掛けられるリースやスワッグ、小瓶に入ったハーバリウムなどを選ぶのもおすすめ。相手に似合う花や色、相手の性格に合ったアイテムを選ぶのが喜んでもらうためのポイントです。
まとめ
これまではクリスマスに花を贈る習慣がなかった方も、一度クリスマスシーズンに花屋さんを覗いてみて下さい。思わず手に取ってみたくなるような素敵なアレンジメントや可愛い鉢植えが並んでいるはずですよ。
そのようなフラワーギフトを選んでプレゼントすることで、相手だけでなく贈る側もクリスマスの雰囲気を楽しむことができるでしょう。ぜひクリスマスらしい花を選んで、大切な方と楽しいひとときを過ごしましょう。
- クリスマスの定番の花やクリスマスカラーを意識して選ぶと、クリスマスらしいプレゼントになる
- クリスマスに花を贈ることで、親愛の気持ちが伝わる。恋人ヘのプロポーズにもぴったりなタイミング
- 見た目のよさだけでなく、扱いやすさやサイズも考慮して選ぶことで、相手に喜んでもらえるクリスマスプレゼントになる