長く続く花屋の経営法とは?花屋を続けるために必要なこと
花屋を始めることができたとしても、経営がうまくいかないとすぐに潰れてしまいます。そんな事態にならないためにも、花屋を開業するにあたって経営のコツは押さえておきたいですよね。ここでは、花屋を自分で作ろうとしている人のために、長く続く花屋の基本的な経営のヒントをお伝えします。最低限、押さえておきましょう。
花の売れ方を把握して商品を出そう
花屋は年間通して安定した利益を上げるというよりは、時期によって波があります。それは、花が売れる時期とそうでない時期があるからです。一年のうち最も売れるのは5月の2週目、そう、母の日。普段花を買わないような人も花屋に訪れます。また、送別会や卒業式のある3月も花束などがよく売れます。特定の時期に売れやすい花やアイテムが決まっていれば、それに合わせて仕入れの調整もできますよね。
生花は長持ちしないので、売れなかったら廃棄することになってしまいます。その廃棄をできるだけ減らすことが利益を上げるための基本なので、どの時期にどんな花が売れるのか把握しておくことが大切です。開業する前に花屋で仕事をしておくと安心ですね。
特定の顧客を確保しよう
経営がうまくいくためには、花が売れなくては始まりません。そのためにも、お客さんを呼び込む努力も必要ですが、特定の顧客の存在も重要です。例えば、地域の学校などに入学・卒業シーズンのお祝いの花を毎年届けるといった、まとまった利益を得られるような相手がおすすめ。普段の売り上げに加え、安定した収入が確保できます。
街の花屋などは、地元の住民を始め、施設等地域との関係づくりができていることで経営を続けているところが多いですよ。また、ブライダル専門の花屋は特定の結婚式場と提携しており、客を紹介してもらえるシステムができています。このように、待っていても客が来てくれる仕組みがあると、経営は無理なく続けられるでしょう。
お店独自のポイントを決めよう
店舗型にしてもネットショップにしても、花屋が売れるには独自の特徴があることが大切。例えば珍しい花を取り扱っている、お店の雰囲気がおしゃれ、アレンジメントのデザインが素晴らしいなど。その花屋だからこそ通いたいと思えるようなポイントがあることで、お客さんは安定して来てくれます。
また、客単価を上げることも考えたいですね。一輪ずつ選んで買うよりも花束で買ったり、花苗をまとめて買ったりした方がお得な料金システムを導入しているお店は多いです。たくさん買いたいと思えるような工夫があると、お客さんも集まります。もちろん、宣伝も重要。HPやフライヤーなどでお店のポイントをアピールしましょう。
まとめ
花屋を続けていくためには、様々な努力が必要ということをお伝えしてきました。花が売れる時期や人気の花の把握、顧客の確保、店舗型なら入ってみたいと思える店づくりや場所選びなど、考えることはたくさんあります。これから花屋を始めようとしている人は、無理のない経営ができるよう、収入と支出のバランスなど、シミュレーションしながら店づくりをしていきましょう。