繁盛しないのはどうして?うまくいかない花屋の特徴とは
花屋を開業できたとしても、経営を続けていくことは簡単ではありません。繁盛しないことには、すぐに破綻してしまいます。花屋の仕事についての経験はあっても、店を経営するためのノウハウが身に付いていないため、うまくいかなくなってしまう人は少なくないのです。では、繁盛しないのにはどのような原因があるのか、探っていきましょう。
立地条件が悪い
儲かるためには売り上げを出すのが基本ですよね。そのために重要なのが店をどこに出すかということ。駅前や人の多いエリアは物件の家賃が高く、借りるとなると正直出費が厳しいです。でも、だからと言って安ければいいというわけでもありません。駅から離れすぎている場所や、そもそも人が全然来ないような地域でお店を開いても、集客は見込めないですよね。せっかくいい場所でもお店が1階ではなく2階以上の場所というのも花屋にとってはかなり不利です。ネットショップも同じです。店を開いても、それが人に知られなければ意味がありません。
繁盛しない花屋は、このように営業していることを知られていないという特徴があります。辺鄙な場所でも人気飲食店なら口コミで広がって行列ができるというケースもありますが、それは花屋には難しいこと。花屋の場合は立地条件が悪いと客が来ないので、繁盛しないのです。
客のニーズに合っていない
立地条件がそこまで悪くなくても繁盛しないこともあります。それは、取り扱っている商品が客のニーズに合っていないということ。花には旬があり、イベントのある時期によく売れるという特徴もあります。母の日や父の日、誕生日、クリスマスなどのイベントや、送別会、卒業・入学などの節目に花をプレゼントする人は多いですよね。また、お盆やお彼岸には仏花が売れます。そのように年間通してどの時期にどんな花やアイテムが売れるのか把握していれば、それに合わせて仕入れも調整できます。
また、開業する地域の特色を押さえていれば、おしゃれで高価なアイテムが売れるのか、庶民的なものが売れるのかということもわかりますよね。それらを踏まえて店作りを進めていけば客のニーズと合うので、人気の花屋になれるはずなのです。ニーズに合わないから花が売れない。だから繁盛しないのですね。
売り上げから差し引く経費が多い
花屋が繁盛しないのは、無駄が多いからです。仕入れたぶんだけ順調に売れれば利益は出るはずですが、売れ残って廃棄処分となる花が多いと、それだけ損してしまうことになりますね。先ほどお伝えしたように、立地条件が悪かったり客のニーズに合っていなかったりすると、売れ残りも多くなってしまいます。そもそも仕入れ値が高いという原因もあるかもしれません。
さらに、売り上げが少ないのに人を雇ったりしていると、すぐに赤字になってしまうでしょう。いくら売り上げが得られても、そこから差し引く経費が多かったら利益は少なくなります。繁盛しないのは、このように経費を押さえられていないからなのです。
まとめ
繁盛しないのには様々な原因があることをお伝えしました。ここでご紹介したものは主な3つで、もっと細かい特徴も上げればきりがありません。開業することに成功しても、続けていけなくなってしまうと困りますよね。繁盛しない花屋にならないためにも、事前に花屋の仕事と経営について十分身に付けておくことをおすすめします。