記念日には花束を!笑顔がこぼれるプレゼントを贈ろう

記事の監修

仁藤 誠

「花藤 Wisteria」5代目

JFTD学園日本フラワーカレッジ卒業

一度、花業界を離れましたが接客業を経て、ウェディング装飾のお花屋さんへ。経験を積んだ後に「花藤 Wisteria京町店」をオープン。お客様の立ち寄りやすいお店にゆったり、マイペース。

花束はさまざまなお祝いのシーンで選ばれる人気の花ギフト。特に記念日には花束をプレゼントする人が多いですよね。記念日とひとくくりにしがちですが、結婚記念日や誕生日、開店・開業記念日など種類はいろいろあります。また、受け取られる方の好みもさまざまです。だからこそ、花の組み合わせ方により柔軟に対応できる花束が選ばれるのかもしれませんね。

今回は、記念日の贈り物として人気を集める花束の魅力をお伝えします。気になる相場やおすすめの花についても見ていきましょう。

この記事はこんな人におすすめ

  • なぜ花束は人気があるのか知りたい方
  • どんな花束を贈ればいいか迷ったことがある方
  • 生花以外の花束にも興味がある方

PICK UP

目次

華やかな花束は記念日のプレゼントにぴったり

華やかな花束は記念日のプレゼントにぴったり
花束の魅力といえば、その見た目の華やかさが一番に挙げられます。たくさんの美しい花をリボンで束ねた姿は豪華で、記念日という大切な日を祝うのにぴったりです。また、色とりどりの花は見る人の心を癒します。そんな華やかさにあふれた花束をプレゼントされたら、自然と笑顔がこぼれ、胸がいっぱいになるのではないでしょうか。

利便性の高いフラワーアレンジメントも人気がありますが、茎を長く残して束ねたボリューム感は花束だから生み出せるもの。記念日を祝うのにふさわしく、喜ばれやすいアイテムといえるでしょう。ほかにも花束ならではの魅力がありますので、ご紹介していきましょう。

特別感がある

特別感がある
自分用に花を買うことはあっても、きれいにリボンまで掛けられた花束を持ち帰ることはあまりありませんよね。花束は特別な日に誰かに贈るためのアイテム。だからこそ、もらったときには嬉しさと同時に非日常を感じられます。花束はまさに特別感を演出するプレゼントなのです

雰囲気を高めるラッピング
花の色に合わせたラッピングペーパーで包み、リボンを結ぶことで、一層特別感が高まりますね。
店舗によってラッピングにも特色があるので、あらかじめホームページなどでチェックしてみてはいかがでしょう。

バリエーションの豊かさが魅力

バリエーションの豊かさが魅力
花束には、花の種類や束ねる本数によってバリエーションが無限に広がるというメリットもあります。色とりどりの花を集めてお花畑のようなにぎやかな花束にするのも素敵ですし、一種類の花をたくさん集めたものもテーマが感じられて魅力的です。また、受け取られる方の好きな花を選んだり、イメージに合う雰囲気にまとめたりすることで、その方にぴったりな世界に一つだけの花束ができあがるのも人気の理由でしょう。

オーダーメイド
花束は店頭でオーダーしてその場で作ってもらえるため、急に思い立っても贈れる便利さもメリットの一つです。
しかし、当日のオーダーでは希望の花が無いことも考えられます。花束を贈る日が決まっている場合は、あらかじめ生花店に注文しておきましょう。事前予約しておけば、お店で待たずにすぐに受け取れるという点もいいですね。
記念日には花束を!笑顔がこぼれるプレゼントを贈ろう

ギフトの定番・花束の魅力とは?喜ばれる理由と選び方のポイント

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記念日にふさわしい花言葉を持つ花

記念日にふさわしい花言葉を持つ花
せっかく贈るのなら、ポジティブな意味を持った花を束ねたいものですね。お祝いにおすすめのものをご紹介しましょう。

スイートピーには「門出」や「蝶のように飛躍する」、胡蝶蘭には「幸せが飛んでくる」、ガーベラには「希望」「前進」という意味があります。いずれも前向きな気持ちにしてくれる花言葉ですね。また、人気のミモザは「優雅」や「友情」、かすみ草は「感謝」「幸福」、という花言葉です。それぞれの思いを込めて選んでみてはいかがでしょう

なお、色によって意味が変わる花は多いです。例えば、赤いバラは「情熱」や「愛」という花言葉が有名ですが、同じバラでも黄色は「嫉妬」という意味になってしまいます。ただ、ほかの花と一緒に束ねることによってそれぞれの意味合いは薄れます。数種類の花を織り交ぜておくと、よくない意味の花言葉もあまり気にならずに済むでしょう。

注文時に伝えておくと安心
生花店で働いている方は花言葉にも詳しい場合が多いです。
店頭で注文する際に、ネガティブな意味の花は避けたい旨を伝えておけば、配慮してもらえます。

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花束の相場はいくら?

花束の相場はいくら?
花束は花の種類や本数によって値段が変わります。目安として、一般的なお祝い事として選ぶ場合は3,000円ほどの予算で十分見栄えのするものを贈れます。目上の方へ贈るときや、特別なお祝いの場合は5,000円〜1万円のものを準備するといいでしょう。ほかのプレゼントに花束を添える場合や、カジュアルなお祝いの場合は2,000円程度で花束を購入できます。

枝物を入れるのもおすすめ
花だけでなく枝物を加えてみてはいかがでしょう。目を引くうえにボリュームが出ます。
ドウダンツツジやユキヤナギ、ブルーベリーなどは比較的手に入りやすいです。春は桜だけで作る花束も素敵です。
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花束をインテリアとしておしゃれに長い間楽しみたい!花束を長持ちさせるお手入れの方法は?

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おすすめの花束をシーン別にご紹介

おすすめの花束をシーン別にご紹介
基本的には、受け取られる方の好きな色や品種の花を選ぶと喜ばれますが、お祝いの種類によってはテーマカラーを意識した花束もおすすめです。また、相手の方の状況や植物の世話が好きかどうかにも配慮すると、なおいいでしょう。

アレルギーの有無
特定の生花にアレルギーがある方がいらっしゃいます。
確認できるようであれば、あらかじめアレルギーの有無を聞いておくといいでしょう。

ここからは、記念日別におすすめの花束をご紹介します。参考になさってください。

結婚記念日

結婚記念日
毎年夫婦で仲良く結婚記念日を迎えられるのは嬉しいものです。1年ごとに花の本数を増やしていくのもいいですね。25年目の銀婚式や50年目の金婚式には、特に豪華な花束を準備してはいかがでしょう。また、40年目のルビー婚式にはルビーと同じ赤い花束を、45年目のサファイア婚式は青い花を集めてプレゼントするのもおすすめです。

花婚式
結婚4年目は花婚式です。結婚記念日の本場イギリスでは、花が咲いて実がなるように、実り多い結婚生活になることを願って、この日を祝うそうです。

長寿のお祝い

長寿のお祝い
60歳の還暦のお祝いには赤い花を贈ることはよく知られていますね。それ以降の節目の年にもテーマカラーがあります。例えば、古希(70歳)や喜寿(77歳)のお祝いには紫の花を、傘寿(80歳)や米寿(88歳)のときには黄色い花を贈るといいとされています。さらに、90歳を祝う卒寿と99歳の白寿は白い花を、そして100歳の百寿は白、または「ももじゅ」とも呼ばれるのでピンクの花がふさわしいでしょう。

メインの花は、1輪でも存在感と高級感のあるユリがおすすめ。「祝福」という花言葉もぴったりですね。また、茎にいくつもの花が連なるデルフィニウムや小さな花が密集して咲く可憐な花コデマリも喜ばれるでしょう。

状況によっては造花がおすすめ
施設で暮らしていらっしゃる場合は、生花は持ち込めないことも。
そんなときは、プリザーブドフラワー、またはアーティフィシャルフラワーを選ぶと、お手入れ要らずで何年もきれいなまま飾ってもらえます。

小さな記念日

小さな記念日
立派な花束を贈るほどではないけれど、ちょっとお祝いしたいカジュアルな記念日には、キッチンブーケを贈ってはいかがでしょう。キッチンブーケは季節の花が入った小さな花束。花瓶がなくても、グラスやマグカップなどにそのまま生けられ、手軽に飾れます。

花瓶付きの商品も
小さな花束がガラス製の花器に入った状態で届けられる「グラスブーケ」も販売されています。
また、おしゃれな陶器の花器を使ったものもあり、こちらは個性的なものが好きな方へのプレゼントにおすすめです。

生花が苦手な方に贈るとき

生花が苦手な方に贈るとき
受け取られる方が花を飾り慣れている場合や植物のお手入れが好きな場合はいいのですが、そうでない方に花束を贈ると、かえって負担を与えてしまうかもしれません。お相手の好みや受け取った後のことも考えてギフトを選ぶことが大切です。そこでおすすめなのが、花のお手入れが苦手な方でも扱いやすい「生花以外の花材」でできた花束です。

例えば、ドライフラワーの花束はいかがでしょう。そのまま家具の上に置いたり、逆さにしてスワッグとして飾ることができます。アーティフィシャルフラワーの花束もおすすめ。数年経ってもきれいなまま飾れます。

また、花びら1枚1枚が石鹸で作られたソープフラワー(シャボンフラワー)の花束も販売されています。とても精巧にできていて、ボリュームもあり、ほのかな香りに癒されるでしょう。お手入れが要らない点も嬉しいですね。

プレゼントを渡すときに考えること
上記で紹介した、「生花以外の花材」の良い点は手間がいらず、取り扱いしやすい点。
裏を返してみれば、残ってしまうということ。好みでなくても、頂き物だしな…なんてことにならないように残る物こそ、相手の好みを理解した上でプレゼントしましょう。
記念日には花束を!笑顔がこぼれるプレゼントを贈ろう

プレゼントする前に知っておこう!女性に贈る花束の選び方とマナー

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まとめ

花束は記念日という特別な日をより素敵にするアイテムです。普段なかなか花束をもらう機会はないので、特別感を強く感じてもらえるプレゼントになるでしょう。予算を決めたら、テーマカラーなども考えながら、楽しく花を選んでくださいね。

生花の花束の場合は、受け取った後花瓶に生ける必要があります。お手入れをする手間はかかりますが、花が好きな方ならその時間も幸せを感じられるひとときになるのではないでしょうか。贈る相手の雰囲気に合わせて、花言葉も意識しながら、記念日には素敵な花束を贈りましょう。

この記事のまとめ

  • 花束は相手の方にぴったりの世界に一つの素敵なプレゼントになる
  • 生花以外の花材で作られた花束も活用しよう
  • 記念日の種類やお相手の状況に合わせて、花束を贈ろう

記事の監修

仁藤 誠

「花藤 Wisteria」5代目

JFTD学園日本フラワーカレッジ卒業

一度、花業界を離れましたが接客業を経て、ウェディング装飾のお花屋さんへ。経験を積んだ後に「花藤 Wisteria京町店」をオープン。お客様の立ち寄りやすいお店にゆったり、マイペース。

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