還暦おめでとう!プレゼントにおすすめなお花の選び方
60歳の誕生日は、還暦ということで盛大に祝う方も多いのではないでしょうか。還暦を迎えるご両親や親戚・知人にプレゼントするなら、華やかなお花がおすすめ。ですが、還暦のお祝いをするのが初めての場合は特に、どのようなお花を選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そこで今回では、還暦祝いに贈りたいおすすめのお花についてご紹介します。還暦にふさわしい定番のお花をはじめ、喜ばれやすいお花の種類やフラワーギフトについてまとめました。大切な人の還暦祝いに、喜ばれるプレゼントをしたいという方は、ぜひ参考になさってください。
- 還暦を迎える人へのプレゼント選びに悩んでいる方
- お花のプレゼントで還暦祝いにふさわしいものを探している方
- 定番のお花だけでなく、様々な視点から喜ばれる還暦のプレゼントを選びたいと考えている方
目次
還暦のプレゼントに選ばれる花とは
フラワーギフトといえば花束やフラワーアレンジメントが人気ですが、ただ「キレイだから」というだけで選んでいいものなのか?と疑問や不安を抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に、60歳という節目となる還暦は、盛大にお祝いされる方も多いです。いつもとは違う、特別感のあるプレゼントをして喜んでもらいたいですよね。
そこでまずは、還暦のプレゼントとしてよく贈られるお花の種類についてチェックしていきましょう。
定番は赤いバラ
還暦祝いの定番と言われるお花といえば、「赤いバラ」です。
赤は太陽・魔除けの色とされており、還暦には元気に長生きしてほしいという願いや厄除けの意味を込めて赤いものを贈る習慣があります。60歳ということで、60本の赤いバラの花束をプレゼントする方もいらっしゃるようです。
最近では花屋さんの実店舗に限らずネットショップが普及していますので、還暦祝いにふさわしいお花を使った商品も多数用意されています。60本のバラの花束なんて現実的ではない…と思う方も多いかもしれませんが、受注生産のしやすいネットショップを利用すれば意外と簡単に入手できるのです。
他にも、赤いバラを中心としたアレンジメントや小物などが還暦祝いのギフトの定番となっています。
また、「赤子に還る」「生まれ変わる」という意味もあるといわれています。
赤いバラが定番ですが、他にも赤くてきれいなお花はたくさんあります。バラ以外を選ぶ場合も、赤いお花をチェックしてみてはいかがでしょう。
バラ以外の赤い花
還暦祝いの定番のお花は赤いバラですが、赤というテーマカラーにちなみ、他の種類の赤いお花を贈られる方も少なくありません。また、赤いバラと一緒に組み合わせて、赤で統一したアレンジメントや花束に仕上げるのも素敵ですよ。赤いシャクヤク、ポピー、ガーベラ、チューリップなど、赤くて魅力的な花はたくさんあります。
- 赤いシャクヤク:ボタン科の華やかな印象の花で、和風にも洋風にもアレンジできる。花言葉は「誠実」
- 赤いポピー:春が旬のやわらかな印象の、ケシ科の花。花言葉は「思いやり」「感謝」
- 赤いガーベラ:フラワーギフトの定番でもある可愛らしい花で、入手もしやすい。花言葉は「希望」「前向き」
- 赤いチューリップ:春に咲く可愛らしい花で、鉢植えも人気。花言葉は「思いやり」「真実の愛」
また、お母さんの還暦祝いに贈るなら、母の日の定番花でもある赤いカーネーションもおすすめ。カーネーション全般の花言葉である「無垢で深い愛」に加え、赤の場合は「母への愛」という意味を持ちます。
花ではなく観葉植物ですが、赤くて華やかな印象ですので、お祝いの場を明るくしてくれるでしょう。
胡蝶蘭やユリなど高級感のある花
定番の赤いバラをはじめとする赤い花の他、ユリや胡蝶蘭など高級感がありシックな雰囲気のあるお花もよく選ばれています。胡蝶蘭は開業祝いや長寿祝いに贈られる花の定番でもありますよね。上品なイメージがあり、目上の方に贈る花としても選びやすいのではないでしょうか。
還暦のテーマカラーの赤とも相性のよい、白やピンクを選んで花束に入れたりしても素敵ですね。「幸福が飛んでくる」という花言葉も、還暦祝いにぴったりです。
また、ユリには様々な種類がありますが還暦祝いに選ぶならカサブランカやスカシユリがおすすめ。ユリの女王とも呼ばれるカサブランカは、真っ白な大輪の花が上品で豪華な印象です。「祝福」という花言葉を持ち、とても美しい花ですので還暦祝いにもぴったりでしょう。
スカシユリは「親思い」という花言葉を持ち丈夫な花のため扱いやすいですよ。他にも次のような花がおすすめです。
- ダリア…花びらが幾重にも重なり豪華な印象。色も豊富でバラとの相性もよい。赤いダリアの花言葉は「華麗」
- クレマチス…つる性の華奢で上品な印象の花で、生け花にもよく使われている。花言葉は「美しい心」
- アルストロメリア…色の種類が豊富で花束にしやすい。花言葉は「やわらかな気配り」
- ラナンキュラス…薄い花びらが重なり丸みを帯びた美しく可愛らしい花。花言葉は「あなたは魅力に満ちている」
花束の選び方のポイント
還暦祝いでプレゼントするお花は、花束にまとめると豪華で見栄えもします。先ほど触れたように60本の赤いバラの花束も素敵ですが、予算の面で現実的には難しいかもしれませんね。贈られた側も、最初は感動してくれてもその後の管理に困ってしまうという方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、赤いバラを多めにしてバラと相性がよく還暦祝いにふさわしい花を数種類組み合わせた花束です。
白やピンクなど合わせやすい色を使いつつ、青や黄色などを混ぜても素敵です。
色のバランスを考慮しながら、温かみのある花束にしましょう。
旬の花や相手好みの花を取り入れるのもおすすめ
還暦を迎える誕生日の時期は人それぞれですので、その季節にしかないお花を織り交ぜても素敵なプレゼントになるのではないでしょうか。通年流通する定番の花だけでなく、旬の花を取り入れることでより特別感のあるギフトになりますよ。
春ならチューリップがおすすめです。またパステルカラーの花にも春らしい雰囲気がありますし、グリーンを多めにするのも素敵。桃や桜の枝ものを使ってもいいですね。
初夏はあじさい、夏はひまわりなどが人気です。爽やかなブルーや元気な印象の黄色い花を使うと夏らしさが出ます。
旬の切り花があまり出ない秋や冬には、実や穂を使うのもおすすめ。赤いバラと組み合わせるならオレンジや紫、白い花を選ぶと秋冬らしい落ち着いた季節という雰囲気が出ます。
また、還暦を迎える方がもともとお花好きという場合には、特に好きな花があるのではないでしょうか。プレゼント選びは風習や定番を意識するのもいいですが、一番大切なのは相手に喜んでもらえるということです。相手好みのお花を選ぶということも考えてみるといいでしょう。
扱いやすさにも配慮を
茎を長く残したボリュームのある花束の他、束をほどかずにそのまま生けて飾れる丸いブーケなどもあります。特にお花の手入れに慣れていない方に花束を贈る際は、配慮が必要です。
つまり、花束を贈るということは、相手に花のお手入れを強いることにもなるのです。特に花の扱いに慣れていない方には、花束を贈っても負担に感じさせてしまうかもしれません。
長く楽しんでもらいたいなら、花束ではない別のギフトを選んだ方がいいでしょう。
ご両親など近い関係の方に花束をプレゼントしたいという場合は、手渡した後にきれいに生けてあげてもいいですね。渡して終わりではなく生けるところまで行うと、より気持ちが伝わり喜ばれるのではないでしょうか。
そのまま飾れる花束
生花の花束の中でも、茎が短くカットされたラウンドブーケタイプなどを選べば、ラッピングを外してそのまま生けられます。茎をカットしたり小分けにしたりする必要がないため、花の扱いに慣れていない方にも贈りやすいですね。さらには、下記のように生ける必要がなくそのまま飾れるタイプの花束を選ぶこともできます。
- 生花以外の花束:ドライフラワーやアーティフィシャルフラワー(高品質な造花)でできたもの
- 立てて飾れる花束:茎部分に栄養剤や水分が含ませてあり、ラッピングを外す必要がないもの
生花以外でできた花束は、そのまま立てかけたり寝かせたりして飾れます。あるいは吊るしてスワッグとして飾るのもいいでしょう。お手入れが不要ですので、インテリアアイテムとしてどなたにも楽しんでいただけます。生花にこだわりたい場合は、立てて飾れるタイプの花束を選べば、花瓶に生ける必要がなく気軽に飾れますよ。
フラワーアレンジメントの選び方のポイント
花束を贈るとお手入れで負担をかけてしまうかも…という場合は、フラワーアレンジメントがおすすめです。花束のようにたくさんの花が美しくまとめられていますので、花束と並んでフラワーギフトの定番となっています。見た目が美しいというだけでなく、水切りや水替えなどのお手入れが不要でそのまま置いて飾れるという点が魅力です。
フラワーアレンジメントを選ぶ場合も、花束と同様に還暦のテーマカラーである赤いお花を中心に作られたものがおすすめです。または、贈る相手の雰囲気に合うような色合いでアレンジされたものもいいでしょう。
- 渋くなりすぎないよう、明るい色を意識的に取り入れる
- 和のテイストを取り入れて明るくもシックな印象に
センスのいい還暦祝いを選ぶポイントについて、詳しく見ていきましょう。
元気が出るような明るい色でまとめる
還暦ということで落ち着いた渋めの色の花をつい選びがちですが、60歳はまだまだ若いです。赤のような元気なイメージの色がふんだんに使われたアレンジメントが似合うくらいですから、あまり渋くなりすぎないように気を付けましょう。
特に、白や紫、青系ばかりでまとめてしまうと仏花のようになってしまいます。赤いバラを中心とし、白やピンク、黄色、ブルーなど相手好みの色合いを取り入れて明るい印象になるよう意識してみて下さい。
和のテイストを取り入れて
明るい色を意識すると、逆にポップになりすぎて還暦祝いとはちょっと違うかも…という雰囲気になることも。
そこでおすすめしたいのが、和のテイストを意識することです。例えば、アレンジメントの土台に籐のカゴや木箱、陶器などを使用するのも一つの方法です。葉ものや実、枝ものを織り交ぜても和風のアレンジメントになりやすいですね。日本の生け花をイメージしたようなフラワーアレンジメントを選ぶと、明るい色合いでも落ち着いた印象の還暦祝いらしいプレゼントになるでしょう。
フラワーケーキもおすすめ
お誕生日のお祝いにフラワーギフトを贈るなら、ケーキのようなデザインにアレンジされたフラワーケーキアレンジメントもおすすめです。まるでデコレーションケーキのような可愛らしく華やかな印象のフラワーケーキをプレゼントすれば、還暦祝いの場が盛り上がること間違いなしですね。ご家族でお祝いするなら、お孫さんなど小さいお子さんも一緒に楽しめますよ。
赤いお花や赤い実を使って、ベリーケーキのように飾ったものなら還暦にもぴったり。一般的なフラワーアレンジメントと扱い方は変わりませんので、そのまま置いて楽しむことができます。甘いものが苦手なお相手に、ケーキの代わりに贈るという方もいらっしゃるようです。
一般的なケーキと同様に挿して火をつけることもできますが、長時間そのままにするとお花が傷んでしまいます。
火をつけたらすぐに吹き消して、ろうそくは速やかに取り除いておきましょう。
手間いらずで長持ち!プリザーブドフラワー
お花のプレゼントといえば生花がイメージされがちですが、傷みやすいため飾って楽しめる期間が短いというデメリットも。期間限定で楽しんでもらうにはいいのですが、還暦という節目のプレゼントは形に残るものを…と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。長く楽しめるお花を贈りたい場合は、生花よりもプリザーブドフラワーを選ぶといいかもしれません。
プリザーブドフラワーは特殊加工により生花の水分を取り除いてあるため、保存期間が長いのです。生花の切り花が1~2週間しか持たないのに対し、プリザーブドフラワーは2~3年は色あせずに飾り続けられるので、長く楽しむことができますよ。
プリザーブドフラワーには還暦用のギフト商品も多いです。赤いバラのプリザーブドフラワーが敷き詰められたギフトボックスなどは保管もしやすく飾りやすく、特におすすめです。フラワーアレンジメントも、プリザーブドフラワーで作られたものならずっと飾っておくことができますね。水やりや水替えなどのお手入れがいらないのも人気の理由です。
- 高温多湿・直射日光は避ける
- 可燃性のため火気厳禁
- 水を与えない
- 色移りする場合があるため、直接触れない
- 小さなお子様が口に入れないように注意が必要
プレゼントにぴったり!様々なフラワーギフト
生花やプリザーブドフラワーで作られたフラワーギフトには、花束やアレンジメントの他にも様々なアイテムがあります。飾りやすくコンパクトなハーバリウムや、手作りリース、スワッグなどもおすすめ。ご両親など身近な方に贈るなら、手作りのプレゼントはとても喜ばれます。
また、小物入れにお花が入った飾り蓋がついているものや、お花のオルゴールなど、飾るだけでなく使える小物も人気です。ガーデニングなど、植物を育てるのが好きな方には切り花ではなくミニバラなどの鉢植えをプレゼントするのもいいですね。
赤という還暦のテーマカラーのお花や、上品でシックなお花を中心に、還暦を迎える人の好みや性格に合わせたプレゼントを贈りましょう。定番にあまりこだわりすぎず、相手が喜んでくれるようなものを心を込めて選ぶことが大切です。特におすすめの2つのアイテムについて、詳しくご紹介しましょう。
花時計
プリザーブドフラワーで装飾されたエレガントな花時計は、還暦祝いに人気の高いギフトアイテムの一つです。赤いバラを時計とともにケースに閉じ込めたものをはじめ、パステルカラーでまとめた優しい雰囲気のものなど、デザインも多様。赤い花を中心としたものが還暦祝いには定番ですが、お相手やお部屋の雰囲気に合ったものを選ぶと喜ばれるでしょう。
サイズも様々で、大きな壁掛けタイプのものもあれば、コンパクトな置時計もあります。プリザーブドフラワーもケースに入った状態のため、劣化しにくくお手入れも埃が気になったら布で拭く程度でOK。毎日眺める時計ですので、見るたびに華やかなお花が目に入り心も元気になれそうですね。
メモリアルフレーム
お祝いの言葉を形に残したい場合におすすめなのが、プリザーブドフラワーとメッセージが額に収まったメモリアルフレーム(記念額)です。ご自身で手書きしたものを入れてもいいですし、文面を決めてオーダーすることも可能。棚などに置いて飾れる見開きタイプや、壁掛けタイプがありますので、好みで選びましょう。メッセージとともに飾ることもできますし、写真を入れてフォトフレームとして楽しむ方も多いようです。
お花をバックにメッセージが浮かび上がったように見え、高級感のある仕上がりが魅力です。
お祝いの言葉が入っているギフトは特別感もありますので、節目である還暦祝いにぴったりのアイテムといえるでしょう。花時計もメモリアルフレームも還暦祝いの人気アイテムのため、取り扱いのあるお店は多いです。様々なネットショップを気軽にチェックしてみてくださいね。
例えば、花束+小物入れ、フラワーアレンジメント+フォトフレームなど、お花と長く使えるアイテムをセットにして贈るのはいかがでしょう。
お酒やお菓子などの嗜好品をセットにしてプレゼントしても素敵ですね。
おすすめの贈り方
還暦祝いにフラワーギフトをプレゼントするだけでなく、ご家族で団らんできる特別なひとときを設ける方も少なくありません。たとえば、レストランや料亭、ホテルでのお食事会や家族旅行などをプレゼントするのも、素敵な思い出になるでしょう。ご自宅で集まってゆっくりと食事するのも気張らずに過ごせていいかもしれませんね。
還暦を迎えられる方は、ギフトそのものよりも大切な人との時間を過ごせることを喜ばれるかもしれません。そのため、できればゆっくりできる時間を持ち、お祝いしながら直接ギフトを手渡しするのが理想的。お会いするのが難しい場合も、電話かテレビ電話でコミュニケーションをとれるといいですね。直接お会いできる場合は、記念になりますのでぜひ写真も撮りましょう。
特に旅行先でお渡しするなら、プリザーブドフラワーで作られたボックスアレンジやフレーム、花時計など、ケースに入っているものが傷みにくく持ち運びも簡単でおすすめです。
まとめ
還暦という節目を祝う際には、これまでご紹介してきたようなフラワーギフトを贈るのがおすすめ。食事会や旅行、あるいは実用性のあるギフトをプレゼントするのも素敵ですが、お花を添えることでその場を華やかに盛り上げてくれますよ。赤いバラをはじめとする定番花の他にも、心を込めて選んだお花を贈ってお祝いしてはいかがでしょう。
お相手の好きな色や好きな花を中心にアレンジしたものや、長く楽しめるタイプのアイテムを選ぶのも素敵です。大切な節目ですので、華やかで眺めているだけで元気をもらえそうなお花を選ぶといいでしょう。大切な方の還暦祝いにお花を贈って、ご一緒に楽しいひとときを過ごされますように。
- 還暦祝いの定番は赤いバラ。60本の花束だけでなくバラを中心に他のお花を織り交ぜたギフトもおすすめ
- 赤いバラの他にも還暦祝いにふさわしいお花はたくさんある。年齢にとらわれず元気が出る色合いを意識しよう
- 花束やフラワーアレンジメントの他、フラワーギフトはバラエティ豊か。相手の生活環境も考慮しながら選ぼう