いつまでも楽しめる!鉢物のカーネーションを長持ちさせるコツ

記事の監修

平塚 洋子

「Dee’s Flower」店主

とにかくお花が大好き!
お客様の人生に花をつなぐお手伝いをしたい。これからも記憶に花を刻んでいってほしい。
そんな思いで小さな花屋をオープンしました。お客様の思いをお花に込めてお作りします。

【資格】
一級フラワー装飾技能士
NFD講師

カーネーションといえば、母の日の定番のお花ですよね。鉢物のカーネーションをお母さんにプレゼントする方も多いのではないでしょうか。またお子さんからカーネーションを贈られたことのある方もいらっしゃるでしょう。せっかくもらったカーネーションは、できるだけ長い期間、大切に育てたいですよね。

鉢物のカーネーションは、上手に育てるためのコツを知っていれば長持ちさせることができます。そこで今回は、鉢物のカーネーションを長持ちさせるコツをご紹介します。いつもすぐ枯らしてしまう…という方も、これからご紹介する内容をぜひ押さえておきましょう。

この記事はこんな人におすすめ

  • 母の日にプレゼントされるカーネーションをいつも枯らしてしまうと悩んでいる方
  • できるだけ長くカーネーションを楽しみたい・育て方を知りたいという方
  • カーネーションの育て方をマスターして花のある暮らしを楽しみたい方

プレゼントされた直後に行うべきこと

プレゼントされた直後に行うべきこと

カーネーションはご自身で購入するよりも母の日にプレゼントされることの方が多いという声がよく聞かれます。そこで、カーネーションをプレゼントされた時に行うことについてもご紹介しておきます。

実は、カーネーションは受け取った直後から寿命が左右されてしまうのです。せっかくのきれいな花をできるだけ長持ちさせるためにも、押さえておくべきポイントをお伝えします。

いつまでも楽しめる!鉢物のカーネーションを長持ちさせるコツ

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ラッピングのビニールを外す

母の日などでプレゼントされた鉢物の場合、きれいにラッピングされていることが多いですよね。そのラッピングごと飾っておきたい気もしますが、長持ちさせるためにはすぐにラッピングを取り外すことが大切です

カーネーションは湿気に弱いため、ビニールに包まれた状態で時間が経つと、蒸れて根腐れしたりカビが生えたりしてしまうことがあります。ラッピングは受け取ったらできるだけ早く取り外し、通気性をよくしてあげることが長持ちさせるためのポイントです

鉢皿があるかチェック
ラッピングを取り外すと、ギフトのタイプによっては鉢皿がセットされていない可能性があります。うっかりそのまま水やりをして部屋が泥水で汚れる…なんて経験談もありますので、鉢皿がついていなかったら受け皿の上に鉢を置きましょう。もし受け皿がなければひとまず、お家にある浅い器を代用しましょう。

カーネーションが育ちやすい環境とは

カーネーションが育ちやすい環境とは

カーネーションは本来多年草で、毎年春と秋に咲くかわいい花です。そしてカーネーションは、水がとても好きです。

カーネーションにとって快適な環境に置いて育てることが最も大事です。カーネーションを育てるために必要なのは、「日光」と「風通し」と「水分」です。日当たりと風通しの良い場所に鉢を置くとなると、適切なのは基本的には屋外ということになります。プレゼントされた大切なカーネーションを長く育てるためにも、必ず屋外で管理するようにしましょう。

それでは環境に関してもう少し詳しく見ていきましょう。

日当たりと風通しのよい場所

カーネーションは日光が当たることでよく育ちます。特にプレゼントされたものは近くに置いて鑑賞したいという気持ちから、室内で育てる方が多いのではないでしょうか。ところが、室内ではどうしても日照不足になってしまうのです。そのため、屋外で育てるようにするといいでしょう。

カーネーションは乾燥気味に育てるのがコツ
日当たりと風通しがよい場所を好むカーネーションは自然と乾燥気味になります。特に花が付いている間は乾燥しやすいのでたっぷりと水をあげましょう。この乾燥気味というのが、意外にもカーネーションにとっては育ちやすい環境なのですね。
水やりをしても根腐れすることがないようなカラッとした場所なら、どんどん大きくなりますよ。

鉢植えのまま管理して気候に合わせて移動させよう

カーネーションは鉢から外して、直接花壇などお庭に植える「地植え」で育てることもできます。カーネーションにとって環境が合えば、大きく立派に育ちます。

しかし、カーネーションを地植えする場合は、育てる環境がとても大事です。冬の時期に霜が下りるような場所、夏の時期に直射日光が当たり暑すぎる場所では、上手く育てることができません。そのような場合は、鉢植えの状態で育てる方が良いでしょう。

鉢植えの最大のメリットは「お引越し」ができること!
鉢植えなら雨や日当たり具合を考慮してその都度移動が可能です。気温に合わせて場所を簡単に移動させることができるのは、カーネーションにとって大きなメリットなのです。

カーネーションの水やりの仕方

カーネーションの水やりの仕方

カーネーションを上手に育てるために水やりのコツも知っておく必要があります。カーネーションは湿気に弱い植物です。そのため、水やりのタイミングや量、水のかけ方に気をつけないと水やりが原因で傷めてしまうことも少なくありません。水やりの仕方のコツを解説します。

水やりの一番のポイント
湿気に弱いカーネーションは、水やりによって水分過多にならないようにするのがポイントです。適切なタイミングと水の量、水をかけてはならない部分などを押さえておきましょう。また、置き場所もとても大事です。日当たり、風通しの良い場所に置きましょう。

適切なタイミングと量

カーネーションの水やりを行うにあたり、湿っている状態で水やりをするのは根腐れを起こしてしまう原因になりますので絶対に避けて下さい。また、水やりはカーネーションの根元に向けてたっぷりと行います。水が鉢底から流れ出る程度が目安です。

この時、受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。水が溜まったままになっていると、湿気が逃げていけずに根腐れを起こしやすくなります。水やりは、適切なタイミングでたっぷりと行うとともに、水を溜めた状態にしないということが重要なのです

雨ざらしにするのもNG
梅雨時など雨が続く日は水やりもお休みです。カーネーションは雨に当たり続けると傷んでしまうため、軒下で管理するなど雨ざらしにならないようにすることが大切です。もし鉢皿に雨水が溜まってしまったら、必ず捨てるようにして下さい。

花と蕾は水に弱い

もう一点気を付けたいのが、花と蕾は水がかかるとカビやすいということ。そのため、水やりをする際にも上からシャワーで全体にかけるやり方はおすすめできません。葉にかかるのも株を傷めたり病気にかかりやすくなったりする原因となる可能性があるため、根元と土に向けて水やりを行うのが原則です。

もし花や蕾、葉にまで水がかかってしまったら、風通しのよい場所に移してなるべく早く乾かしましょう。雨の日も、軒下で管理するなど雨ざらしにしないことが大切です。水やりは花や蕾にかからないよう根元に向けて行うのが長持ちさせるコツです

水やりは根元に向けて
花や蕾、葉ではなく根元にたっぷりと水やりを行いましょう。ちなみに地植えのカーネーションは水やりがほとんど必要ありません。
いつまでも楽しめる!鉢物のカーネーションを長持ちさせるコツ

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花がら摘みと切り戻しで新しい花を咲かせよう

花がら摘みと切り戻しで新しい花を咲かせよう

これまでご説明してきたポイントを押さえながら管理すれば、カーネーションはたくさん花を咲かせるはずです。花を咲かせてからのお手入れも重要で、咲かせっぱなしにしていると次の花が咲きにくくなってしまいます。そのため、咲き終わった花はこまめにカットすることが大切です

花がら摘みと切り戻しとは

  • 花がら摘み…花の部分のみをカットすること
  • 切り戻し…茎や枝ごと切り落とすこと

花がら摘みとは

花がら摘みは、カーネーションに限らず鉢植えや地植えでお花を育てるうえでの基本のお手入れです。咲き終わった花をカットすることで、次に咲こうとしている花に必要な水分や栄養分がいきわたりやすくなることを目的に行います。花がら摘みを行うことで花が咲きやすくなるだけでなく、枯れたりしおれたりした花が取り除かれるることで見栄えがよくなるというメリットもありますね。

花がら摘みの方法
ガクの下あたりをハサミでカットします。摘んだ花がらは土の上に落としたままにしておくとカビや病気の原因となるため、取り除いて処分しましょう。ガクが残っていると種子ができて養分が取られて花が育ちにくくなってしまいますので、必ずガクから切るのがポイントです。
カーネーションの蕾を触った時に、ふかふかで中身のない蕾はカットしましょう。

下記の動画は、カーネーションではありませんがペチュニアの花がら摘みの方法をご紹介しています。参考にしてみてください。

切り戻しとは

花が一通り咲き終わり、もう新しい蕾もできそうにないという状態になったら、茎ごとバツッと切ってしまいます。この時、新しく芽が出そうな節目は残しながら切るようにしましょう。切り戻しを行うことで、翌年の生育期になればまたわき目が出て、花を咲かせることができます。

切り戻しのやり方については、下記の「カーネーションの植え替えの手順」の動画内でご紹介しています。参考にしてみて下さい。

夏越しについて
花が一度咲き終わる頃(夏前、6月頃)に、上部を切り戻し、鉢替え(植え替え)を行い、日陰において過ごさせます。秋になったらまた日向へ徐々に移動させることで花を咲かせることができます(西日は避ける)。
長雨の時は、雨があたらない軒下に避難させましょう。

季節に合わせたお手入れの方法

季節に合わせたお手入れの方法

カーネーションは春から秋にかけてが生育期です。この時期は、肥料を与えることでより元気に育ち長持ちします。冬と真夏は生育が弱る時期ですので、肥料は与えず水やりと日光浴、風通しと温度管理を心がけながら乗り切ります。

また、一年間枯れずに育てることができたら、涼しくなってきた秋ごろ土を入れ替えて植え直します。この時、根っこが窮屈そうだったら一回り大きな鉢に植え替えを行います。鉢物は根詰まりさせないようにするために定期的な植え替えをすることで、長持ちさせることができます。

夏と冬の温度管理

  • 基本的に屋外で管理(日当たり、風通しの良いところで、水はたっぷりあげる)
  • 年間通して日当たりや換気、水やりが不足しないよう注意
  • 夏は外の日陰、梅雨時期は雨のあたらない場所、そして冬、霜の下りるような時は室内か玄関などの軒下で管理

必要に応じて大きな鉢に植え替えを

必要に応じて大きな鉢に植え替えを

鉢底から根っこが出るくらい鉢が小さすぎる場合は、大きめの鉢に植え替えましょう。一般的な鉢植えは育てていくうちに少しずつ根が詰まってくるため、しばらく育ててから植え替えを行います。根っこを傷つけないようそっと土ごと鉢から取り出し、一回り大きな鉢に植え替えます。この時、土もたっぷりと補充しておきましょう。

カーネーションの植え替えの手順

  • STEP. 1

    カーネーションの切り戻しをする

     

    草丈の半分〜3分の1くらいを目安に、上の茎をすべて切ります(切り戻し)。

    切り戻しを行い不要な葉や枝を取り除くことで、風通しが良くなり、新しい芽の生長を促すことができます。

  • STEP. 2

    新しい鉢に鉢底石を敷き土を入れる

     

    株よりもひと回り〜2回り大きな鉢に鉢底石と土を入れていきましょう。この時、土は鉢の3分の1くらい入れます。

    次に、株を取り出して、根に付いている土をなぞるように、少しだけほぐします。

    しかし、カーネーションの根っこは細く、デリケートなのであまりいじらない方が良いです。

  • STEP. 3

    鉢の中心にカーネーションを置き、土を周りに入れる

     

    鉢の中心に株を置き、周りに土を入れていきます。

    鉢の縁から下2〜3cm(ウォータースペース)ほどを残して、土を入れましょう。

  • STEP. 4

    水やりをする

     

    葉っぱや花に水がかかると株が傷むうえ、蒸れて病気にかかりやすくなります。

    水は、葉っぱを持ち上げて株元へ注ぐようにをしましょう。

    しっかり鉢底から出てくるくらいたっぷりと注ぎます。(2回くらい)

  • STEP. 5

    植え替え完了

植え替え後の注意点
植え替え後は1週間ほど養生させるのが安心です。鉢を日陰、または半日陰の風通しの良い場所に置き、水切れさせないように気を付けましょう。徐々に日向へと慣らしていきます。

下記の動画は、カーネーションの植え替えをご紹介しています。参考にしてみてください。

いつまでも楽しめる!鉢物のカーネーションを長持ちさせるコツ

季節の花で作る寄せ植えのポイント!花の選び方と作り方のコツとは

まとめ

カーネーションは繊細な花で管理が大変そうに感じられたかもしれませんが、本来は毎年、春と秋にかわいい花を咲かせてくれる、とても良いお花です。基本的に外で管理し、日当たりと水やりをしっかり意識して育てれば、それほど難しくないでしょう。

特にプレゼントされたカーネーションを長持ちさせることができたら嬉しいですよね。プレゼントされたカーネーションを秋にも咲かせてあげたら、贈ったお子様達との会話も楽しく、盛り上がりそうですね。

本記事でご説明したコツを踏まえて、ぜひカーネーションを楽しんでくださいね。

この記事のまとめ

  • カーネーションは秋も咲く!満開の秋を迎えるためには屋外で管理しお水をたっぷりあげること
  • 夏前に切り戻して植え替えし、暑い夏は日陰で風通し良く乗り越えよう
  • カーネーションは毎年咲く! 霜が降りる時は室内へ長雨時は軒下へ 少しの手間で長生きします

記事の監修

平塚 洋子

「Dee’s Flower」店主

とにかくお花が大好き!
お客様の人生に花をつなぐお手伝いをしたい。これからも記憶に花を刻んでいってほしい。
そんな思いで小さな花屋をオープンしました。お客様の思いをお花に込めてお作りします。

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