いつまでも楽しめる!鉢物のカーネーションを長持ちさせるコツ

カーネーションといえば、母の日の定番のお花ですよね。鉢物のカーネーションをお母さんにプレゼントする方も多いのではないでしょうか。またお子さんからカーネーションを贈られたことのある方もいらっしゃるでしょう。せっかくもらったカーネーションは、できるだけ長い期間、大切に育てたいですよね。

鉢物のカーネーションは、上手に育てるためのコツを知っていれば長持ちさせることができます。そこで今回は、鉢物のカーネーションを長持ちさせるコツをご紹介します。いつもすぐ枯らしてしまう…という方も、これからご紹介する内容をぜひ押さえておきましょう。

この記事はこんな人におすすめ

  • 母の日にプレゼントされるカーネーションをいつも枯らしてしまうと悩んでいる方
  • できるだけ長くカーネーションを楽しみたい・育て方を知りたいという方
  • カーネーションの育て方をマスターして花のある暮らしを楽しみたい方

プレゼントされた直後に行うべきこと

プレゼントされた直後に行うべきこと

カーネーションはご自身で購入するよりも母の日にプレゼントされることの方が多いという声がよく聞かれます。そこで、カーネーションをプレゼントされた時に行うことについてもご紹介しておきます。実は、カーネーションは受け取った直後から寿命が左右されてしまうのです。せっかくのきれいな花をできるだけ長持ちさせるためにも、押さえておくべきポイントをお伝えします。

いつまでも楽しめる!鉢物のカーネーションを長持ちさせるコツ

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ラッピングのビニールを外す

母の日などでプレゼントされた鉢物の場合、きれいにラッピングされていることが多いですよね。そのラッピングごと飾っておきたい気もしますが、長持ちさせるためにはすぐにラッピングを取り外すことが大切です

カーネーションは湿気に弱いため、ビニールに包まれた状態で時間が経つと、蒸れて根腐れしたりカビが生えたりしてしまうことがあります。ラッピングは受け取ったらできるだけ早く取り外し、通気性をよくしてあげることが長持ちさせるためのポイントです

鉢皿があるかチェック
ラッピングを取り外すと、ギフトのタイプによっては鉢皿がセットされていない可能性があります。うっかりそのまま水やりをして部屋が泥水で汚れる…なんて経験談もありますので、鉢皿がついていなかったら受け皿の上に鉢を置きましょう。もし受け皿がなければひとまず、お家にある浅い器を代用しましょう。

鉢が窮屈かも!?根っこをチェック

鉢が窮屈かも!?根っこをチェック

ギフト用に作られた鉢物は、一般的な鉢植えと比較して小さな鉢にぎっしりと植えられていることが多いです。その方が花がぎっしりと詰まっているように見えるので、見栄えがするということですね。小さな鉢にたくさんの花がひしめきあっていると華やかで豪華な印象ですが、花にとってはあまりいい環境とはいえません。そのため、カーネーションにとって鉢が窮屈かもしれないという前提でチェックすることが大切なのです。

窮屈な状態のままにしておくと、それぞれの根っこが十分に水分や栄養分を吸収することができません。チェックポイントは根っこです。鉢底から根っこが出ていたらカーネーションにとって鉢が窮屈ということがわかります。カーネーションのラッピングを外したら鉢底も必ず見るようにして下さい

鉢のサイズの重要性
鉢植えの植物にとって、鉢のサイズは生命にかかわるといっても過言ではありません。小さな鉢に対して大きな植物、大量の植物が植えられていると、土が足りず栄養不足になってしまいます。
土から栄養を摂る鉢植えのカーネーションも、サイズの合っていない鉢では根っこ同士が養分の奪い合いをしてしまうのですね。たっぷりの土が入るゆとりのある鉢は、植物にとって快適な環境なのです。

必要に応じて大きな鉢に植え替えを

必要に応じて大きな鉢に植え替えを

鉢底から根っこが出るくらい鉢が小さすぎる場合は、できるだけ早く大きめの鉢に植え替えましょう。一般的な鉢植えは育てていくうちに少しずつ根が詰まってくるため、しばらく育ててから植え替えを行いますが、ギフト用は購入後、受け取ってすぐのタイミングで植え替えをしてもいいくらいです。

根っこを傷つけないようそっと土ごと鉢から取り出し、一回り大きな鉢に植え替えます。この時、土もたっぷりと補充しておきましょう。

カーネーションの植え替えの手順

  • STEP. 1

    新しい鉢に鉢底石を敷き土を1/3ほど入れる


    株よりもひと回り大きな鉢に鉢底石と土を入れていきましょう。このとき、土は鉢の3分の1くらい入れます。

    次に、株を取り出して、根に付いている土をなぞるように丁寧にもみほぐします。

    カーネーショんの根っこは細く、デリケートなので優しくほぐしてください。

  • STEP. 2

    鉢の中心にカーネーションを置き、土を周りに入れる


    鉢の中心に株を置き、周りに土を入れていきます。

    鉢の縁から下2〜3cmほどを残して、土を入れましょう。

  • STEP. 3

    水やりをする


    葉っぱや花に水がかかると株が傷むうえ、蒸れて病気にかかりやすくなります。

    水やりは、葉っぱを持ち上げて株元へ注ぐようにをしましょう。

  • STEP. 4

    植え替え完了

下記の動画は、カーネーションの植え替えをご紹介しています。参考にしてみてください。

カーネーションの水やりの仕方

カーネーションの水やりの仕方

植え替えが無事にできたら、カーネーションを上手に育てるために水やりのコツも知っておく必要があります。ラッピングをすぐに外す必要があることからも想像できるように、カーネーションは湿気に弱い植物です。そのため、水やりのタイミングや量、水のかけ方に気をつけないと水やりが原因で傷めてしまうことも少なくありません。水やりの仕方のコツを解説します。

水やりの一番のポイント
湿気に弱いカーネーションは、水やりによって水分過多にならないようにするのがポイントです。適切なタイミングと水の量、水をかけてはならない部分などを押さえておきましょう。

適切なタイミングと量

カーネーションの水やりを行うにあたり、適切なタイミングは土の表面が乾いて白っぽくなっているときです。湿っている状態で水やりをするのは根腐れを起こしてしまう原因になりますので絶対に避けて下さい。また、水やりはカーネーションの根元に向けてたっぷりと行います。水が鉢底から流れ出る程度が目安です。

このとき、受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。水が溜まったままになっていると、湿気が逃げていけずに根腐れを起こしやすくなります。水やりは、適切なタイミングでたっぷりと行うとともに、水を溜めた状態にしないということが重要なのです

雨ざらしにするのもNG
梅雨時など雨が続く日は水やりもお休みです。カーネーションは雨に当たり続けると傷んでしまうため、軒下で管理するなど雨ざらしにならないようにすることが大切です。もし鉢皿に雨水が溜まってしまったら、必ず捨てるようにして下さい。

花と蕾は水に弱い

もう一点気を付けたいのが、花と蕾は水がかかるとカビやすいということ。そのため、水やりをする際にも上からシャワーで全体にかけるやり方はおすすめできません。葉にかかるのも株を傷めたり病気にかかりやすくなったりする原因となる可能性があるため、根元と土に向けて水やりを行うのが原則です。

もし花や蕾、葉にまで水がかかってしまったら、風通しのよい場所に移してなるべく早く乾かしましょう。雨の日も、軒下で管理するなど雨ざらしにしないことが大切です。水やりは花や蕾にかからないよう根元に向けて行うのが長持ちさせるコツです

水やりは根元に向けて
花や蕾、葉ではなく根元にたっぷりと水やりを行いましょう。ちなみに地植えのカーネーションは水やりがほとんど必要ありません。
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カーネーションが育ちやすい環境とは

カーネーションが育ちやすい環境とは

たっぷりの土と適切な水やりはカーネーションを育てるために重要ですが、それだけでは長持ちさせることはできません。さらに、カーネーションにとって快適な環境に置いてやることが欠かせないのです。カーネーションを育てるために必要なのは、「日光」と「風通し」です。日当たりと風通しのよい場所に鉢を置くとなると、適切なのは基本的には屋外ということになりますね。

環境に関してもう少し詳しく見ていきましょう。

暑すぎず寒すぎない風通しのよい場所

カーネーションは日光が当たることでよく育ちます。特にプレゼントされたものは近くに置いて鑑賞したいという気持ちから、室内で育てる方が多いのではないでしょうか。ところが、室内ではどうしても日照不足になってしまうのです。そのため、植え替えを行ってからは屋外で育てるようにするといいでしょう。

ただし、カーネーションは高温多湿な環境が苦手なため、25℃を超える日は風通しがよく涼しい場所に移して下さい。いくら日光が好きでも真夏の直射日光は枯れてしまう原因になりますので、日陰で管理するなど気温と日当たりのバランスを考えながら育てることが大切です

カーネーションは乾燥気味に育てるのがコツ
日当たりと風通しがよい場所を好むカーネーションは自然と乾燥気味になります。この乾燥気味というのが、意外にもカーネーションにとっては育ちやすい環境なのですね。水やりをしても根腐れすることがないようなカラッとした場所なら、どんどん大きくなりますよ。

ちなみに冬の寒さに関しては、気温が高すぎることに比べれば耐えられますが、10℃を下回ると花が咲かなくなります。夜間は室内に入れるなど工夫しながら、10℃以上のできるだけ温かい場所で管理するといいでしょう。

鉢植えのまま管理して気候に合わせて移動させよう

カーネーションは鉢を外して直接花壇などお庭に植える「地植え」で育てることもできます。しかし、長持ちさせたいなら鉢植えの状態で育てるのがおすすめです。なぜなら、カーネーションは暑すぎても寒すぎても弱ってしまうから。

地植えでは植えた場所から移動させることができないため、梅雨は雨ざらしに、夏は直射日光がガンガン当たり、冬は霜が降りる…といった過酷な環境を生き延びなければなりません。

鉢植えの最大のメリットは「お引越し」ができること!
鉢植えなら雨や日当たり具合を考慮してその都度移動が可能です。気温に合わせて場所を簡単に移動させることができるのは、カーネーションにとって大きなメリットなのです。

季節に合わせたお手入れの方法

季節に合わせたお手入れの方法

カーネーションは春から秋にかけてが生育期です。この時期は、肥料を与えることでより元気に育ち長持ちします。冬と真夏は生育が弱る時期ですので、肥料は与えず水やりと日光浴、風通しと温度管理を心がけながら乗り切ります。

また、一年間枯れずに育てることができたら、涼しくなってきた秋ごろ土を入れ替えて植え直します。この時、根っこが窮屈そうだったら一回り大きな鉢に植え替えを行います。鉢物は根詰まりさせないようにするために定期的な植え替えをすることで、長持ちさせることができます。

夏と冬の温度管理

  • 暑すぎる・寒すぎる環境に放置さえしなければ耐えられる
  • 年間通して日当たりや換気が不足しないよう、季節に合わせて室内に入れたり外に出したりしながら育てる

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花がら摘みと切り戻しで新しい花を咲かせよう

花がら摘みと切り戻しで新しい花を咲かせよう

これまでご説明してきたポイントを押さえながら管理すれば、カーネーションはたくさん花を咲かせるはずです。花を咲かせてからのお手入れも重要で、咲かせっぱなしにしていると次の花が咲きにくくなってしまいます。そのため、咲き終わった花はこまめにカットすることが大切です

花がら摘みと切り戻しとは

  • 花がら摘み…花の部分のみをカットすること
  • 切り戻し…茎や枝ごと切り落とすこと

花がら摘みとは

花がら摘みは、カーネーションに限らず鉢植えや地植えでお花を育てるうえでの基本のお手入れです。咲き終わった花をカットすることで、次に咲こうとしている花に必要な水分や栄養分がいきわたりやすくなることを目的に行います。花がら摘みを行うことで花が咲きやすくなるだけでなく、枯れたりしおれたりした花が取り除かれるることで見栄えがよくなるというメリットもありますね。

花がら摘みの方法
ガクの下あたりをハサミでカットします。摘んだ花がらは土の上に落としたままにしておくとカビや病気の原因となるため、取り除いて処分しましょう。ガクが残っていると種子ができて養分が取られて花が育ちにくくなってしまいますので、必ずガクから切るのがポイントです。

下記の動画は、カーネーションではありませんがペチュニアの花がら摘みの方法をご紹介しています。参考にしてみてください。

切り戻しとは

花が一通り咲き終わり、もう新しい蕾もできそうにないという状態になったら、茎ごとバツッと切ってしまいます。この時、新しく芽が出そうな節目は残しながら切るようにしましょう。切り戻しを行うことで、翌年の生育期になればまたわき目が出て、花を咲かせることができます。

切り戻しのやり方については、上記の「カーネーションの植え替えの手順」の動画内でご紹介しています。参考にしてみて下さい。

まとめ

カーネーションは繊細な花で管理が大変そうに感じられたかもしれませんが、鉢物の状態でやや乾燥気味に、日当たりと風通し、適切な水やりを心がけていれば枯らす心配はないでしょう。特にプレゼントされたカーネーションを長持ちさせることができたら嬉しいですよね。

本記事でご説明したコツを踏まえて、ぜひカーネーションを大切に育ててみて下さい。

この記事のまとめ

  • ギフト用カーネーションは根が詰まっていることが多い!ラッピングを外して植え替えを
  • カーネーションは湿気に弱い!温度管理に注意しつつ日当たりと風通しのよい環境で乾燥気味に育てるのがコツ
  • 花がら摘みや切り戻しなどのこまめなメンテナンスでカーネーションを毎年咲かせよう

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