プリザーブドフラワーなら間違いなし!お祝いに喜ばれるプレゼントを選ぼう
記事の監修
以前から興味を持っていたお花の勉強を始め、寛げるフラワーサロン「HANARA-ハナラ」を2016年9月にオープン。 資格取得のための教室や、単発レッスンを開催し、お花の持つ魅力を伝えるために活動しています。
大切な人をお祝いするシーンで、スマートに花をプレゼントできたら素敵ですよね。しかし、どんな花をプレゼントすればいいんだろう?と悩む方におすすめなのが、プリザーブドフラワーです。プリザーブドフラワーは生花の良さも残しつつ、長く飾れる特殊な花。生花やアートフラワーなどと比較しても、ちょっと高価で特別感があるところもお祝いにぴったりなポイント。
そこで今回は、お祝いのプレゼント向きのプリザーブドフラワーについて、選び方のコツをご紹介します。
- お祝いに花を贈りたいけれど、花はすぐに枯れてしまうのが気がかりという方
- プリザーブドフラワーについてあまりよく知らない、お祝いにふさわしいのか不安という方
- お祝いにぴったりなプリザーブドフラワーにはどのようなものがあるのか、選び方を知りたい方
目次
プリザーブドフラワーは、ずっと飾れる本物の花
プリザーブドフラワー(preserved flower)は、preserve(保存する)が語源の、特殊加工された花です。加工された花というと、アーティフィシャルフラワーというものもありますが、こちらは化学繊維など人工的な素材で作られているため、いわゆる造花にあたります。一方プリザーブドフラワーは生花が原料ですので、造花ではなく本物の花といえるでしょう。本物の花でありながら、保存することが可能という不思議な花なのです。
まずは、生花を原料にプリザーブドフラワーがどのように加工されているのか、またなぜプリザーブドフラワーがプレゼントに人気なのかということから、見ていきましょう。
生花の鑑賞期間は長くて1週間ほどですが、プリザーブドフラワーの場合は2~3年は色鮮やかな状態を保てるといわれています。本物の花でありながら長期に渡り鑑賞を楽しめるというのがプリザーブドフラワーの特徴であり最大の魅力なのです。
プリザーブドフラワーの原料は生花
プリザーブドフラワーは、本物の生花から作られたもの。特殊加工することにより水分が抜かれ、新しく色素が入れられています。そのため、色鮮やかな状態のまま長い間鑑賞することができるのです。その製造工程は、ヘアカラーの工程に似ているといわれることも多いです。
大まかな流れとしては、まず生花をアルコール成分の溶液に浸して元の色を脱色。その後、好みの色素で作られた着色液に脱色した花を浸し、しっかり浸透するまで着色します。着色が終わったら洗浄、乾燥させれば完成です。
乾燥させると質感が変わりそうですが、花を浸す液に柔軟成分が含まれているため、質感も生花とほとんど変わりません。色鮮やかで柔らかい質感な上に、しおれない、枯れないということで、まさに花のいいとこ取りなのですね。
生花なら何でもプリザーブドフラワーに加工できるというわけではありません。弱い髪質がヘアカラーに耐えられないように、丈夫な花でなければ脱色も着色も難しいのです。そのため原料となる花は、肉厚で傷がなく、水揚げがしっかりと行われた新鮮なものが厳選されています。
- 高温多湿・直射日光は避ける
- 可燃性のため火気厳禁
- 水を与えない
- 色移りする場合があるため、壁やカーテンに直接触れないようにする
- 食用ではないので、小さなお子様やペットが口に入れないように注意が必要
プレゼントに選ばれる理由
プリザーブドフラワーがプレゼントとしても選ばれやすいのは、やはり長期保存が可能で長く楽しんでもらえるから。
しかし、選ばれる理由はそれだけではありません。生花の場合は鑑賞を楽しみながら傷んだ花を取り除いたり、花束の場合は花瓶の水替えや水切りを行ったりする必要があります。そのようなお手入れが人によっては負担に感じることも。
プリザーブドフラワーならお手入れが一切不要です。花の扱い方を知らなくても忙しくても、どんな相手に贈っても負担をかけることがありません。また、お祝い向きアイテムが豊富で選びやすいことも理由の一つでしょう。生花のフラワーギフトよりもやや高価であることも、大切な人へのプレゼントという特別感が出やすく選ばれる理由になっていると考えられます。
- お手入れ不要で長期保存しながらの鑑賞が可能
- 高級感があり、お祝いのプレゼントにふさわしいギフト用商品が豊富
- コンパクトで置き場に困らない、花粉やカビの心配もなく衛生面でも安心
プリザーブドフラワーでできたお祝い向けのアイテム
ではここからは、お祝いのプレゼントにふさわしいプリザーブドフラワーの選び方について見ていきましょう。プリザーブドフラワーで作られたフラワーギフトには様々な種類のものがあります。一輪のバラをガラスケースなどに入れて宝石のように見せたものなどは、恋人への贈り物にも人気です。お祝いということで、複数の花を使った華やかさの感じられるアイテムを選ぶのもいいでしょう。
特におすすめなのは、お部屋にそのまま置いて飾れるフラワーアレンジメント。また、壁掛けタイプのリースや、小瓶に入ったハーバリウム、実用性も兼ね備えた小物なども注目を集めています。それぞれの魅力や選び方のコツについて詳しくご紹介していきます。
- フラワーアレンジメント…花の種類や色合い、土台の形状などバラエティ豊か。最も定番のフラワーギフト
- リース…壁掛けタイプのインテリア性の高いアイテム。永遠の象徴である輪形が優しい印象を与えてくれる
- ハーバリウム…色合いが美しい植物標本。瓶の形状や花の種類によって個性が出る。コンパクトさも魅力
- 小物…花で装飾されたフォトフレームやアクセサリーボックスなど。飾れるだけでなく使って楽しめる
一番人気!フラワーアレンジメント
プリザーブドフラワーのお祝いに選びたいアイテムはいろいろありますが、定番といえばフラワーアレンジメント。生花で作られたものも人気ですが、プリザーブドフラワーなら霧吹きなども不要でずっと飾っておけますね。
生花と同じようなサイズのものをプリザーブドフラワーだけで作ると高額になってしまうので、一般的にアーティフィシャルフラワーも使ってボリュームを出している商品が多いです。ただし、お祝いなど特別なシーンで贈る場合はプリザーブドフラワー100%で作られたものの方が、高級感があり喜ばれるでしょう。予算と相談しながら、サイズを調整するという方法もあります。
水分を必要としないプリザーブドフラワーだから、フラワーアレンジメントの形状もより個性豊かに。一般的なバスケットタイプやボックスタイプの他にもガラスや木製素材のベースを使ったアレンジメントも人気です。
飾って楽しめるリースやハーバリウム
プリザーブドフラワーならではの魅力が生かされているのが、リースとハーバリウムです。リースは、ワイヤーや蔓でできた輪形の土台に、プリザーブドフラワーを差し込み接着させたもの。クリスマスリースが有名ですが、花材を変えることで様々な季節感を楽しめるリースになります。プリザーブドフラワーをふんだんに使用することにより、生花のような瑞々しさを感じられる華やかなリースに仕上がり、お祝いにぴったりです。
ハーバリウムは小ぶりなプリザーブドフラワーを専用オイルとともに瓶に入れて鑑賞するため、コンパクトでありながら存在感のあるアイテムです。こちらも使用する花の形や色によって印象が異なり、管理のしやすさも魅力。小さなものを複数組み合わせてプレゼントするというのもいいかもしれませんね。
旬の花を使ったり、春ならパステルカラー、夏には海を思わせるブルーなどを基調にしたりと、季節感を表現したリースやハーバリウムを選ぶのも素敵ですよ。種類豊富なため選び方に迷ったら、相手の好みとともに季節感を意識してみるといいでしょう。
使っても楽しめる!花の小物
プリザーブドフラワーを小物の装飾として使用したアイテムもあります。
例えば花で縁取られたオルゴールや小物入れ、時計などは見たことのある人も多いのではないでしょうか。プリザーブドフラワーは柔らかく壊れやすいため、小物など触れる機会の多いアイテムにする場合は、ガラス板などで覆われていることがほとんど。そのため安心して使うことができるようになっています。本物の花が飾りに使用された小物は珍しさもあるため、特別感のあるプレゼントになるでしょう。
受け取る側も、小物なら見るたび使うたびにお祝いしてもらった記念として思い返せますよね。このようなプリザーブドフラワーと小物が組み合わさったアイテムは、花屋だけでなく雑貨屋などでも取り扱われています。
小さなプリザーブドフラワーをブローチやペンダントなどに閉じ込めたような、アクセサリーもあります。女性の方へのお祝いには、このようなアクセサリータイプのプリザーブドフラワーもおすすめですよ。
お祝い向きのプリザーブドフラワーギフトはどこで買えるの?
プリザーブドフラワーに絞ってお祝いのギフトを探す場合は、花屋の実店舗よりもネットショップがおすすめです。実店舗でも取り扱いはありますが、生花が中心のため品揃えはあまり充実していないかもしれません。
一方、ネットショップの場合は逆にカジュアルな生花の取り扱いよりも、お祝いなど特別なシーン向けに作られたギフトタイプの花がメインとなっています。プリザーブドフラワーで作られたアレンジメントを始め、リースやハーバリウム、小物なども見つかるでしょう。画像で比較しながらゆっくり選ぶことができますので、ぜひ活用してみて下さいね。
種類が豊富でゆっくり選べる、購入や受け取りがラクというメリットのある通販(ネットショップ)ですが、購入前に実物を手に取ることができないというデメリットがあります。特に、思っていたよりサイズが小さかったというトラブルを避けるために、寸法や使用素材などの情報は細かくチェックし、口コミなども参考にするといいでしょう。
まとめ
華やかさよりも、儚げで可愛らしいふんいきが魅力のプリザーブドフラワー。お祝いのプレゼントとしての選び方は様々ですが、プリザーブドフラワーの良さが伝わるようなものを選ぶと喜ばれやすいです。
アレンジメントにするか、小物にするか。まずは、どんなアイテムがあるか実際に見て手に取って下さいね。お祝いする相手のことをイメージしながら選ぶといいでしょう。
- プリザーブドフラワーはお手入れ要らずで長持ちするため、どんな相手にも贈りやすい
- フラワーアレンジメントやリース、ハーバリウム、小物などがお祝い向けのアイテムとしておすすめ
- ギフト向けフラワーアレンジメントを探すなら、ネットショップが便利。情報を細かくチェックして選ぼう
記事の監修
以前から興味を持っていたお花の勉強を始め、寛げるフラワーサロン「HANARA-ハナラ」を2016年9月にオープン。 資格取得のための教室や、単発レッスンを開催し、お花の持つ魅力を伝えるために活動しています。