父の日には花束をプレゼントしよう!花の選び方ときれいな状態を保つ方法をご紹介
花のプレゼントの定番として長く親しまれてきた花束。花の種類や色合いを変えることでさまざまな印象に変化するアイテムのため、父の日ギフトにもおすすめです。日頃の感謝の気持ちを込めて、お父さんにプレゼントしてはいかがでしょう。
残念ながら母の日のカーネーションほどには定着していませんが、父の日にも定番の花があります。また、お父さんを想って選んだ花なら、定番に限らずどの花でもきっと喜んでもらえるでしょう。家の中に飾られている花を見るたびに、お父さんも嬉しくなるのではないでしょうか。
今回は、父の日に花束を贈るメリットや、父の日らしい花束の選び方についてご紹介します。後半では切り花を長く持たせる方法もお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
- 父の日のプレゼントにどんな花を選べばいいか迷っている方
- 生花だけでなくドライフラワーにも興味がある方
- 切り花を長く持たせる方法を知りたい方
目次
父の日におすすめの花束
花束は色鮮やかな花が集まっていて、見た目が美しいのはいうまでもありません。また、こぢんまりとしたものから茎が長くボリュームのあるものまで、さまざまなタイプがあるので、色合いやサイズ、価格帯など、希望に合うものを選びやすいというメリットがあります。加えて、花は水分を多く含んでいるため、意外と見た目より重いもの。持つと重みが感じられることから、存在感があるプレゼントともいえるでしょう。
また、お父さんが花束をもらう機会は、おそらく滅多にありませんよね。子どもからの花束はとても新鮮に感じてもらえるのでは。お父さんにちょっとした驚きと喜びをプレゼントできるという意味でも、花束はおすすめです。
ここからは父の日におすすめの花束をご紹介します。お父さんにぴったりのものを選ぶ参考になさってくださいね。
父の日のテーマカラーの花を選ぶ
父の日のテーマカラーは黄色。日本ファーザーズ・デイ委員会によると、黄色は「嬉しさ」や「幸せ」「向上」「希望」といった意味を持っているそうです。お父さんに贈る花束は、黄色い花をメインにするのもよさそうですね。
父の日の定番の花は黄色いバラですが、他にひまわりやガーベラなどもよく選ばれています。黄色に合わせて、オレンジやグリーン、白の花も入れると、見ただけで気分が明るくなるような花束ができあがります。また、黄色1色で作られた花束も、特別感があって素敵です。部屋に飾ると見るたびに元気が出そうですね。
お父さんがネガティブな意味の花言葉を気にする方なら避けた方がいいかもしれませんが、黄色は人を元気づける色。あまり神経質にならずに選んでもいいのではないでしょうか。
あえて定番を外す
「黄色はお父さんの雰囲気に合わない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは、お父さんのイメージに合う色の花を選びましょう。
例えば、青や紫の花束ならクールで都会的な印象。また、深い赤は年齢を問わずおしゃれなお父さんに似合いそうです。グリーンを多めにして白い花を数本入れると爽やかに。枝物を使って個性的な雰囲気にするのも素敵です。お父さんの好きな花がある場合は、それを中心にして作ってもらうのもいいですね。
ラッピングによってもガラッと印象が変わります。深緑や紺などのダークな色合いのペーパーやリボンを使うと、すっきりとした印象になります。英字新聞やストライプなど特徴的な柄のものもおしゃれですね。また、和紙を使うなど、全体的に落ち着いた雰囲気にまとめられた花束は、品があって重厚な感じがするので、年配の方にも似合います。
お父さんの年齢や雰囲気などを伝えて相談しながら花材を選んでいけば、イメージに合う花束を作ってくれます。
手間がかからずおしゃれなドライフラワー
生花の花束は、受け取ったあとすぐに花瓶に生けなければなりません。また、水を入れ替え弱った花を取り除くなど、日々お世話をする必要があります。そのようなことが苦手な方にとっては、負担になってしまいますね。ですが、ドライフラワーなら手間をかけずにすぐに飾れます。その点では相手思いのギフトといえるでしょう。
また、ドライフラワーはくすんだ色が特徴。派手すぎず、シックな雰囲気が漂います。飾る環境にもよりますが、数ヶ月から1年ほど持つので、父の日の思い出とともに長く飾れる点でもおすすめです。
また、直射日光も避けた方が、色合いを長く楽しめます。
おしゃれな柄のペーパーで包まれている花束や、麻ひもやラフィアでまとめられたラフな雰囲気の花束なら、そのまま横たえた状態で飾っても素敵です。また、逆さに吊るしてスワッグとして飾ることもできます。
生花を長く持たせる方法
せっかくのプレゼントの花束ですから、できれば長く飾っておきたいものですね。ところが、父の日のある6月は気温も湿度も高くなってくるため、生花にとっては少し負担が大きい時期。花の状態によっては、早ければ翌日から弱り始めるものが出てくるかもしれません。きちんとケアをして、できるだけ長くきれいな状態を保ちましょう。
もしお父さんが花の世話に慣れていないのであれば、お手入れも家族みんなで協力して楽しんでみては。また、お父さんが一人暮らしの場合は、これからご紹介する切り花を長く持たせる方法を教えてあげてください。少しの手間で長持ちしますよ。
水切り
花が水をしっかり吸い上げられるように、まずは水切りをしましょう。茎の先を水につけたまま、茎の端から数センチのところを斜めに切ります。こうすると、水圧で早く吸水できます。ポイントは、よく切れるハサミを使うこと。スパッと切れないと、茎の中の導管をつぶしてしまい、うまく水を吸い上げられません。また、斜めに切ることで、水を吸う面積が広がります。
水切りが済んだら花瓶に生けてください。花の種類によっては、水に浸かっている部分が弱り、時間が経つにつれ変色してきます。水は断面から吸い上げますので、水の量は茎の先が3㎝ほど浸かる程度で充分です。
水切りを繰り返して茎が随分短くなったら、鉢状の器に花の部分だけ浮かべるのも素敵です。
水をきれいに保つ
花瓶の中の水を替えずにいると、雑菌が繁殖し、花が弱ってしまいます。水はできれば毎日替えましょう。その際、花瓶の内部もきれいに洗うと、一層雑菌を抑えられます。また、葉は水に触れると傷みます。見た目にもよくありませんし、水が汚れる原因にもなるので、下の方の葉は取っておきましょう。
頻繁に生花を購入するのであれば、ボトルタイプやプッシュタイプの大容量のものを持っておくと便利ですが、そうでない場合は使い切りタイプのものがおすすめです。
ドライフラワーにする
生花の花束は、花瓶に生けるだけでなく、ドライフラワーにして長く楽しむこともできます。ただ、花が弱ってからだと色がきれいに出なかったり、ぽろぽろと崩れてしまうことがあるので、まだ花がきれいなうちに乾燥させ始めましょう。
ドライフラワーにするときは、花を束ねて風通しのいい場所に吊るします。父の日の時期は空気が乾燥していないため、ドライフラワーになりにくいことがあります。できるだけ乾燥しやすくするために、花束は小分けにして吊るすことをおすすめします。
ひもを使う場合は、茎が枝分かれしている部分に通して、落ちないようにしましょう。または、輪ゴムでしっかりまとめると、抜けにくくなります。
まとめ
花束は選ぶ花材によって雰囲気が大きく変わるもの。父の日のテーマカラーである黄色を選んだり、お父さん好みの花にしたり、おしゃれなラッピングにしたりと、こだわれるポイントはいろいろとあります。生花店で自分で花を選ぶことも、おまかせで作ってもらうこともできますが、お父さんによく似合う花束を贈れるといいですね。
自宅に飾ったあと、花が長く持つように少し手間をかけたり、ドライフラワーにしたりといった過程も家族で協力して行えば、父の日のいい思い出として心に残るのではないでしょうか。今度の父の日のプレゼントには、花束も選択肢に加えてみてくださいね。
- 花束はお父さんのイメージに合わせてコーディネートできる
- 手間をかけずに飾れ、長持ちするドライフラワーもおすすめ
- 少し手間をかけることで、父の日の花束を長く持たせることができる