フリーのフラワーデザイナーとして安定して収入を得る方法とは
フラワーデザイナーとして正社員で働ける人は数少なく、フラワーデザイナーとしての仕事をするために雇用される場合は、パートやアルバイトという働き方にとどまる人も多く見られます。そこで、ある程度経験を積んで独立し、フリーランスのフラワーデザイナーとして働くという選択もできます。その場合、気になるのが収入。フリーのフラワーデザイナーの年収についてご説明します。
安定して収入を得るためには兼業を考えて
フリーのフラワーデザイナーの年収は、約260万円といわれています。ただし、非常に幅が大きく100万円台の人もいれば1000万円以上稼ぐ人もいるので、平均年収を知ったところであまり参考にはならないのが現状です。 なぜそこまで幅があるかというと、フリーのフラワーデザイナーとしての働き方が様々だからです。
フリーランスの仕事内容は、主にフラワーアレンジメントの製作と、スクールの講師です。この二つを兼業することで、ある程度安定した収入を得られます。 フラワーアレンジメントはブライダル用の製作で一つあたり15000円から20000円の収入が相場と言われています。また、スクール講師としての収入は1時間あたり5000円から10000円が相場です。どちらも数をこなすことで、より多くの収入につながりますし、単価が上がれば当然収入も増えます。フリーランスには当然ボーナスや手当がありませんので、仕事をしたぶんだけの収入がそのまま年収となります。
専業で収入を得るためには
フラワーデザイナーとしてアレンジメント製作だけ、スクール講師だけなど一つの仕事に専念する場合は、それなりの数をこなさなければ収入は得られません。専業で名前も売れていないようなデザイナーの場合、年収が100万円にも満たないこともあります。
専業のフラワーデザイナーとしての平均年収の統計はなく、約260万円という数値に含まれ、やはり幅があると考えてください。専業で収入を得ている人の多くは、フラワーアレンジメント教室を開業しています。自分の教室で講師をすれば、400万円から600万円ほどの年収を得ることも可能です。
高収入を目指すなら数をこなし、いい仕事を取ろう
1000万円以上の年収を得ているフラワーデザイナーもいます。かなり名前の売れたデザイナーだと、大手企業のイベントやテレビCMや番組、雑誌などで使用される装花の仕事を任されます。そうすると、年収が数千万円に及ぶ人もいますが、もちろん一握りです。
でも、フラワーアレンジメント講師などの仕事を数多く経験し、著名になることで、より高単価な仕事に巡り合えるチャンスは増えます。1000万円ほどの年収なら可能性は誰にでもあるのです。
まとめ
このように、フリーのフラワーデザイナーの年収は幅が大きく、平均年収はあてになりません。でも、仕事をすればするほど、経験を増やしていけば高収入を得られる可能性はあります。最初からある程度の収入を得たい場合は、兼業から始めるといいでしょう。仕事が安定したら、好きなことにしぼってみるのもいいかもしれませんね。