母の日に多肉植物を贈ろう!個性豊かなプレゼントでお母さんを笑顔に

母の日にはカーネーションやバラをプレゼントするのが定番。ですが、毎年似たようなものだと、贈る方も受け取る方も、少し面白みに欠けると感じるかもしれません。そこでおすすめするのが人気の多肉植物です。見た目に愛嬌があり、プレゼントとしては目新しいので、ちょっとした驚きとともにお母さんに喜んでもらえるのではないでしょうか。

多肉植物はとても種類が豊富。その中から人気の品種やユニークな見た目のものを選んで作られたギフト商品が、数多く販売されています。また、好きな株を集めて、自分で寄せ植えを作ることもできますよ。そこで今回は、今度の母の日のプレゼントにおすすめの多肉植物についてご紹介します。後半では育て方のポイントもお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事はこんな人におすすめ

  • 母の日のプレゼントに何を贈るか迷っている方
  • 多肉植物に興味がある方
  • あまり手をかけずに育てられる植物を探している方

PICK UP

目次

育てやすい多肉植物はプレゼントにぴったり

育てやすい多肉植物はプレゼントにぴったり
肉厚な葉が特徴的な多肉植物。その独特の見た目からインテリアとしても人気があります。可愛らしいものやスタイリッシュなものだけでなく、「これが植物なの?」と驚くような不思議な形状のものや、ふだんの姿からは想像できない可憐な花が咲く品種も。知れば知るほど興味が湧く植物です。

驚くほど種類が豊富
多肉植物は一説には2万種を超えるといわれています。
インターネットで調べたり、実際に園芸店に足を運んだりと、あれこれ悩んで見つけたものは特別なプレゼントになるはず。その労力も気持ちも、お母さんにはとても嬉しいのではないでしょうか。

また、葉や茎に水分をたっぷりと蓄えているので、頻繁な水やりが必要ないのも特長のひとつ。ギフトとして選ぶものは、受け取る方の負担にならないよう、扱いが面倒でないという点も重要ですね。そのような意味でも、育てやすい多肉植物は母の日のギフトにふさわしいといえます。

それでは、定番から個性的なものまで、比較的手に入りやすく、プレゼントとして喜ばれる品種をご紹介しましょう。

人気のある定番の品種

人気のある定番の品種
近年人気を集めているハオルチアオブツーサ。膨らんだ丸い形の葉が可愛らしく、透明感があり、初心者でも育てやすい品種です。ハオルチアにはほかにもシュッと細長い葉のタイプや、まるで花のような形のものもあり、印象的なインテリアになります。

セダムの一種ニジノタマはぷっくりとした緑の葉が印象的。寒い時期には赤く色づきますよ。また、コンパクトなサイズで可愛らしいコノフィツムも、見て楽しめる多肉植物。丸いものや足袋のような形のもの、あるいは表面にドット柄があるものなど、さまざまな品種があります。

サボテンもインテリアグリーンとして高い人気を誇っています。ボール状のものや、細長いもの、平たいもの、花のついたタイプなど、バラエティ豊かです。

サイズも豊富
ギフト用の商品には、鉢の直径が5cmほどのものから両手で抱えるような大きさまで、さまざまなサイズのものがあります。
母の日に贈るなら、直径20cm前後の大きさがおすすめ。バリエーションも豊富で選びやすいです。

きれいな花に癒される

きれいな花に癒される
バラのような形で人気のエケベリア。中でも「花うらら」という品種は、レモン色の小さな花がすずなりに連なって咲きます。また、セダムの「乙女心」はまるでポンポンのように小さな黄色い花が密集して開花しますよ。

あまり手をかけなくてもどんどん伸びるメキシコマンネングサは、屋上緑化などでも重宝されている植物。夏はきれいな緑色で、春には黄色い花が咲きます。

また、カランコエ・ブロスフェルディアナは、春の2カ月の間、4弁のたくさんの花を咲かせます。カラーバリエーションは赤・ピンク・黄色・オレンジ・白など豊富。見ているだけでウキウキしそうですね。

きれいな花を咲かせるには休眠期の過ごし方が大事
多肉植物には生育期と休眠期があります。
ほとんど活動しない休眠期には水やりを止め、生育期に比べて少し過酷な環境で育てましょう。そうすることで生育期とのメリハリがつき、美しい花を咲かせます。

特にユニークな見た目のもの

特にユニークな見た目のもの
定番もいいですが、せっかく多肉植物をプレゼントするのですから、一風変わったものも選択肢に入れてみてはいかがでしょう。

モニラリアは、ウサギの耳のような形の葉がぴょこんと伸びてきます。また、石のようなユニークなフォルムのリトープスは、とてもカラフルで「生きる宝石」と呼ばれることも。1年に1度、外側にある葉がしおれて中から新しい葉が出てくる「脱皮」をする点も興味深いですね。

グリーンピースのような丸い葉が連なるグリーンネックレスは、蔓性の多肉植物。プラントハンガーなどを使って吊るして飾るとおしゃれです。

ユーフォルビア属について
なんと2,000種類もあるといわれていて、丸いもの、ゴツゴツしたもの、トゲがあるもの、棒状のものなど、どれも個性的で面白い形をしています。
なお、切り口などから出る白い粘着質の液体には、わずかながら毒性があります。かぶれることもあるので、もし手についたらすぐに流水で洗い流してください。
母の日に多肉植物を贈ろう!個性豊かなプレゼントでお母さんを笑顔に

お祝い用ギフトにも使える!便利な多肉植物を贈ろう

PICK UP

人気の寄せ植えも母の日ギフトにおすすめ

人気の寄せ植えも母の日ギフトにおすすめ
多肉植物は1株でも存在感がありますが、小ぶりなものを集めた寄せ植えも人気があります。おしゃれな植木鉢に数種類の多肉植物を植えると、華やかで素敵なインテリアになりますね。お手入れも比較的簡単で、長く楽しめるところも魅力です。

母の日のギフトのために作られた寄せ植えは数多く販売されています。ショップによってはメッセージカードや母の日らしいギフトラッピングを無料でしてくれることもあります。また、株や器を自分で選んで寄せ植えを作って、お母さんに贈るのもいいですね。ここからは選ぶときの注意点も含めて、寄せ植えについてご紹介します。

バラエティ豊かな商品

バラエティ豊かな商品
多肉植物の寄せ植えは、園芸店だけでなく、ホームセンター、雑貨店、またネットショップなどでも販売されています。器は素焼きの植木鉢をはじめ、陶器やブリキ、木箱などさまざま。ハートをかたどったものやリース型など、凝ったデザインの商品もあります。

多肉植物だけでなく小さな動物の人形も入れた商品や、家や看板、フェンスなどで箱庭風に作られているものも。小さな鉢の中にストーリー性が感じられ、見るだけで癒されます。

一風変わったところでは、寄せ植えキットも販売されています。鉢や土、株が揃っているので、気軽に始められそうですね。お母さんと一緒に作るのも、母の日のいい思い出になりそうです。

元気な多肉植物を見分けるポイント
まず、葉全体にハリがあるかどうかを見ましょう。加えて、株元がしっかりつまっているか、そして変色していないかをチェックしてください。鉢を持ち上げたときに、株がぐらぐらして安定していないものは避けることをおすすめします。

自分で作ってみる

自分で作ってみる
多肉植物の寄せ植えは、ポイントさえ押さえれば、作ること自体はそう難しくありません。心のこもった世界にひとつのプレゼントになりますね。

寄せ植え作りの注意点

  • 土が蒸れないよう、鉢は底穴の空いているものを準備
  • 水はけを考えて、土だけでなく軽石や砂も併せて使用する
  • 多肉植物を植え付けるときはピンセットを使用し、優しく扱う

似た感じの植物で揃えるとまとまりが出ますし、大きさや高さの違うものを合わせると、面白みのあるデザインになります。また、器の色やデザインにこだわるのもおすすめ。飾られる場所のインテリアとの統一感も考えながら作ると、一層おしゃれなプレゼントになるでしょう。

なお、寄せ植えを作るときは、生育型を合わせることが大事です。多肉植物には春秋型・夏型・冬型の3パターンがあります。それぞれに水やりの方法や置き場所など、生育の仕方が異なるので、ひとつの鉢の中には同じ生育型の植物を植えてください。

母の日に多肉植物を贈ろう!個性豊かなプレゼントでお母さんを笑顔に

お祝いに多肉植物をプレゼントしよう!おすすめの選び方とは?

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お手入れの仕方を知って上手に育てよう

お手入れの仕方を知って上手に育てよう
お母さんへの気持ちのこもった、子どもからのプレゼント。きっとお母さんも大切に長く育てたいと思うのではないでしょうか。多肉植物は一般的な植物とはお手入れの仕方が異なるので、鉢植えを渡すときにはお母さんに育て方のポイントを伝えておきましょう。また、同居している場合は、一緒にお世話するのもいいですね。

多肉植物は日当たりと風通しのいい場所を好みます。室内で育てる場合は、ときどき日光浴をさせるなど、太陽の光に当てるようにしてください。ただ、真夏の直射日光は葉焼けを起こす可能性があるので避けましょう。

日照不足になると
太陽の光が十分に当たらない環境で育つと、茎が細くひょろひょろと伸びる「徒長」という状態になってしまいます。

一方、水やりの仕方は生育型によって違いがあります。季節によって与える水の量や頻度が変わりますので、注意して栽培しましょう。できるだけ水が葉にかからないように気をつけながら、土が乾燥したタイミングでたっぷりあげてください。ここからは主に水の与え方について、生育型ごとにご紹介します。

春秋型

春秋型
春や秋の暖かい時期に生長するタイプです。フラワーアレンジメントにもよく使われるエケベリアやセダムもこの型です。春と秋は土が乾いたらたっぷり水を与えてください。夏は風通しのいい半日陰に置き、水やりは週に1回程度に減らしましょう。冬は室内の日当たりのいい場所に移動させ、断水または月に1回程度水を与えます。

真夏は注意
春秋型の多肉植物は、気温が30℃を超えると一気に弱ってしまうことがあります。
夏場は育てる場所をよく選び、必要であれば室内に移しましょう。

夏型

夏型
サボテンに似た見た目のユーフォルビアや熊の手のような形をしたコチレドンなどが夏型の多肉植物です。水やりは、春と秋にはたっぷりと。夏の日中は蒸れてしまう可能性があるので、夕方以降に与えましょう。冬は休眠期のため断水してください。乾燥に強い型です。土の表面が乾いてから2、3日してから水やりをするといいでしょう。

サボテン
サボテンも多肉植物の一種。冬型の品種もありますが、多くは夏型です。
冬に暖かい室内にずっと置いておくと、花つきが悪くなることがあります。5℃程度までは耐えられるので、場所を選んで置きましょう。

冬型

冬型
ギザギザの葉が怪獣のようにも見えるフォーカリアや、葉の形からは想像もできないような美しい花が咲くチタノプシスなど、冬型の多肉植物は個性的な見た目のものが多いです。

秋から春の間はたっぷり水を与えてください。夏は休眠するので、ほとんど水分は必要ありません。なお、蒸し暑い日本の夏は、冬型の植物にとっては過酷です。また、冬も5℃以下になると弱ってしまうので、季節に合わせて移動させながら育てるといいでしょう。

ほかの型の多肉植物と組み合わせて
冬型の多肉植物は、一般的に花が少ない冬に花を咲かせます。
ほかの型の多肉植物とは開花の時期がずれるので、一緒にうまく育てれば1年中花を楽しめることになりますね。
小石に似た葉の上に可憐な花を咲かせるメセンの仲間だけでも何種類もあるので、好みのものを探してみるのも楽しそうです。
母の日に多肉植物を贈ろう!個性豊かなプレゼントでお母さんを笑顔に

多肉植物の育て方とは?知っておきたい水やりのタイミングとカビや害虫の対処法

PICK UP

まとめ

多肉植物にはぷっくりとした可愛らしいものやゴツゴツした葉を持つユニークなものなど、さまざまな種類があります。手頃な大きさの鉢に1株だけ植えられたものもいいですし、数種類を集めて作られた寄せ植えも魅力的です。インテリアグリーンとして飾れることはもちろん、あまりこまめにお世話をする必要がない点でもプレゼント向きといえるでしょう。

母の日のプレゼントですから、お母さんの好みを考えて手作りの寄せ植えを贈るのもおすすめ。生育型を揃えた株で作れば、その後の栽培もしやすいです。今度の母の日には、ずっと大切に育ててもらえる多肉植物もプレゼントの選択肢に入れてみてくださいね。

この記事のまとめ

  • 多肉植物は目で楽しめるうえ育てやすいので、母の日のプレゼントにぴったり
  • 寄せ植えも人気があり、おしゃれなインテリアになる
  • 育て方も伝えて、お母さんに多肉植物のある暮らしをプレゼントしよう

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