ガーベラをプレゼントする前に知っておきたい。色別の花言葉と素敵な贈り方
形が可愛らしくポップな雰囲気のガーベラは、飾っているだけでその場がパッと明るくなる人気の花です。フラワーアレンジメントや花束に入れてプレゼントしても素敵ですし、一輪だけでも存在感があるのが魅力ですね。ガーベラは色の種類も豊富で、色によって花言葉も違います。
そこで今回は、ガーベラの色別の花言葉やプレゼントする際のおすすめの贈り方をご紹介します。
- ガーベラの花言葉を知らない、花言葉が色によって違うことを知らなかったという方
- プレゼントにふさわしいガーベラの選び方や贈り方を学びたい方
- ガーベラが好きで、もっとガーベラについての知識を深めたいという方
目次
ガーベラの特徴とは
茎が太めで長く、大きな花が特徴的なガーベラは花屋に行けば一年中目にする花で、フラワーギフトに使う定番の花でもあります。色の種類が豊富なため、フラワーギフトの他、結婚式場の装花などにもよく使われていますよね。開花時期は4月から10月ですが、切り花としていつでも市場に出回っています。
鉢植えや地植えのガーベラは、開花期が終わって冬になると一度枯れたように見えますが、多年草のため温暖な地域なら翌年の春再び発芽します。
扱いやすく日持ちのする花
ガーベラは葉が少なく、切り花の場合は茎と花だけの状態で販売されていますよね。そのため、扱いが簡単で飾りやすいのも人気の理由でしょう。水揚げしやすい花でもあり、切り花にしても新鮮な水をしっかりと吸わせ続ければ、一週間以上鑑賞を楽しむこともできます。
水は毎日入れ替え、花瓶も清潔に保つのが長持ちさせるポイントです。日が経つと水揚げしにくくなりますので、時々茎をカットして水揚げを促しましょう。
2000種類以上もの品種がある
ガーベラはキク科の花で、品種はなんと約2000種類もあるのだとか。熱帯アジアやアフリカなど温暖な場所で育ち、日本の花屋さんなどで取り扱われているものはほとんどが輸入された品種です。花が直径10㎝以上にもなる大輪の品種や3㎝程度の小さな花を咲かせるミニガーベラなど、改良種も多く様々なタイプのガーベラが存在します。
また、花の中心部分にも違いがあります。中心部分が黒っぽいものは「芯黒」といい、「黒目のガーベラ」と呼ばれるそうです。逆に中心部分が白っぽいものは「芯白」「白目」となります。花の色や形だけでなく、中心部分が違うだけでも印象は変わりますので、ガーベラは本当にバラエティ豊かですよね。
- 一重咲き…同じ大きさの花びらが中心から放射状に広がる咲き方。ガーベラといえばこれ!という定番なタイプ。
- 半八重咲き(セミダブル)…小さな花びらが中心に近い部分に重なりながら密集している咲き方。比較的よく見かける。
- 八重咲き(フルダブル)…中心に近い部分は花びらが小さく、外に向けて徐々に花びらが大きくなり密集。半八重咲きよりもボリュームがある。
- ポンポン咲き…キクっぽい見た目。八重咲きよりもさらに花びらが多く、中心部分が盛り上がっている。
- スパイダー咲き…花びらがつんつんと尖っているさまがスパイダー(蜘蛛)のよう。シャープな印象のガーベラ。
- カール咲き…花びらの先端がくるんと丸まっている個性的な咲き方。パスタという品種が有名。
- その他…中心部がマリモのような品種「ポコロコ」などガーベラらしからぬ変わったタイプも存在する。
ガーベラがプレゼントにおすすめな理由
ガーベラは見た目が華やかで存在感がありますし、色も鮮やかできれいですよね。それだけでなく、花言葉もプレゼントにぴったりなのです。ガーベラ全体の花言葉は、「希望」「常に前進」です。この花言葉の由来は、ガーベラの姿そのものから来ていると言われています。まっすぐに伸びた茎、パッと開いた明るく元気な印象の花は、まさに希望や前進の象徴ですね。
カジュアルな雰囲気もあるため、ちょっとした手土産などにも活躍しますね。
花によっては「愛情」など恋人や旦那さんに贈るにはいいけれど上司にはちょっと…というものや、ネガティブな意味の花言葉を持つものもあります。ガーベラは誰にでもどんな場面でも贈りやすいですし、季節を選ばず年中手に入ります。さらに他の花との相性も抜群。
このように、プレゼントに選ばれやすい理由がガーベラにはたくさんあるのです。豪華なフラワーアレンジメントにすることも、一輪だけプレゼントすることもガーベラだからこそできるのではないでしょうか。
ガーベラの花言葉
ガーベラの花言葉は色によって変わります。その色別の花言葉もポジティブな内容ばかり。全体の花言葉はもちろん、色別の花言葉にもネガティブなものがないという花は、実はそう多くはないのです。
また、希望全体的には「思いやり」という花言葉のチューリップも、黄色は「望みのない恋」、白は「失われた愛」という悲しい花言葉を持つのです。
このように、色によってはプレゼントする際に配慮が必要な花も少なくありません。そういう意味では、ネガティブな花言葉を持たないガーベラは安心して選ぶことができますね。では、ガーベラは色によって花言葉がどのように変わるのか見ていきましょう。
赤
まずは、赤いガーベラです。赤は情熱や愛というイメージの強い色ですが、ガーベラの場合も「燃える神秘の愛」という情熱的でロマンチックな花言葉がつけられています。そのため恋人や旦那さんなどに贈るのにふさわしい花といえるでしょう。プロポーズなどにもぴったりですね。
また、ロマンチックな意味だけでなく「チャレンジ」という花言葉もありますので、パートナー以外に贈っても問題はなさそうです。
ピンク
ピンクのガーベラの花言葉は、「熱愛」「崇高な美」などです。よく結婚式場の装花や花嫁が持つブーケ、ヘアアクセサリーなどにも使われますが、人気を集めることもうなずけますね。ピンクのガーベラはとても可愛らしく、女性の可憐さを引き立ててくれます。花言葉にもやはり愛や美を思わせる意味合いが含まれていて、女性らしさを感じさせる花といえるでしょう。
また、「感謝」という花言葉もありますので、ありがとうを伝えたい人へのプレゼントにもおすすめです。
オレンジ
ポップな印象の強いオレンジのガーベラには、「神秘」「冒険心」「我慢強さ」という花言葉があります。まさに元気で逞しいイメージそのままではないでしょうか。
カボチャをイメージさせるオレンジ色ということでハロウィンのアレンジメントにもよく使われますが、神秘や冒険心などは、ハロウィンの雰囲気にも合っていますよね。
黄色
黄色いガーベラの花言葉は、「究極の美」「究極の愛」「親しみやすい」です。黄色のガーベラは向日葵にも似て明るい印象が強いですが、意外と甘い花言葉を持つため、恋人へのプレゼントにもおすすめですね。
バラやチューリップなど、黄色い花にはネガティブな花言葉を持つものも多いですが、ガーベラはまったく問題なし。黄色い花をプレゼントしたいという場合は、ガーベラを選べば安心です。
白
白のガーベラには、「希望」「律儀」という花言葉があります。形は可愛らしいですが、白が落ち着いた清楚な印象を与えますよね。ピンクや赤は可愛らしい印象が強く女性向けのイメージがありますが、白なら花言葉も含め男性にも贈りやすいのではないでしょうか。
感謝の気持ちを伝えるプレゼントとしてもおすすめです。
青、紫
ガーベラには寒色系の色もあります。ただ、これらは自然に咲いたものではなく、白など淡い色の花に特殊な薬剤で着色して作られるタイプのため、あまり見かけることはないかもしれません。青いガーベラは、「神秘」「若き貴婦人」という花言葉を持ち、気持ちを落ち着かせる効果があります。本来は存在しない色の花ですので、「神秘」はぴったりな花言葉でしょう。人工的な花に関しては好みが分かれますが、珍しいもの好きな人にプレゼントすると喜ばれるでしょう。
ちなみに、青色と同様に人工的に作られた紫色のガーベラには明確な花言葉がないようです。
組み合わせてプレゼントしても素敵
ガーベラの花言葉は色によってもかなり違いがありましたね。特にプレゼントする場合は、複数の色を組み合わせるのがおすすめです。異なる花言葉を組み合わせることで意味を深めたり、より思いを込めたりすることができますよ。ガーベラ同士の色の組み合わせ方や、他の種類の花との組み合わせ方について見ていきましょう。
おすすめな色の組み合わせ方
例えば、赤とピンク、黄色のガーベラはいずれも愛や美の意味合いが強いため、これらを組み合わせてブーケなどにして恋人にプレゼントすると素敵です。さらに、白いガーベラをプラスすることで、全体の色のなじみがよくなります。白いガーベラの「希望」や「律儀」といった花言葉から、誠実な心を伝えることもできますね。「赤・ピンク・白」「ピンク・黄色・白」などはバランスもよく特におすすめです。
また、甘さを抑えたい場合は「黄色・オレンジ・白」という組み合わせはいかがでしょう。明るく元気なイメージを与えますよ。
色や本数の組み合わせ方で、花言葉が新しく生まれるということを知っているだけで、プレゼントの作り方・選び方も変わってくるのではないでしょうか。
他の種類の花と組み合わせてもOK
様々な色のガーベラを組み合わせたブーケやアレンジメントも素敵ですが、他の種類の花との相性もよいのがガーベラの魅力です。小さなアレンジメントやグラスブーケにする場合は、ガーベラとバラ、ガーベラとカーネーションなどメインとなる花を2種類に抑えてカスミソウやスイートピー、グリーンなどを添えるとまとまりがよくなります。
大きなものにする場合は、さらにもう1種類メインの花を加えてもいいですし、種類はそのままで本数を増やす、色を増やすといった広げ方もいいでしょう。
- 赤いガーベラ+ピンクのバラ…「熱愛、感謝」+「愛、感謝」。パートナーへの愛情表現に。
- ピンクのガーベラ+カスミソウ…「感謝」+「感謝」。ありがとうを伝えたいときに。
- ガーベラ+スイートピー…「希望」+「門出」。新生活を始める人への応援に。
まとめ
ガーベラの花言葉について詳しくお伝えしてきました。花によっては特定の色がプレゼントに不向きな場合がありますが、ガーベラにはそういった心配もないため、選びやすい花ともいえますね。見た目が華やかという理由だけでなく、色によって違う花言葉を踏まえてプレゼントするのにふさわしい花を選びましょう。
- ガーベラは扱いやすさや種類の豊富さ、そしてポジティブな花言葉を持つためプレゼントにぴったり
- ガーベラは色によって花言葉が異なるが、どれもポジティブな意味のものばかり。シーンや相手に合わせて選ぼう
- 複数の色や他の種類の花との組み合わせもおすすめ。花言葉の意味を踏まえてオリジナリティを出そう