父の日に多肉植物を贈ろう!おすすめの理由と寄せ植えの作り方をご紹介
父の日のプレゼントには何を選んだらいいのか悩みますよね。毎年いろいろなものを贈ってきたけれど、もうネタ切れ…という方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが多肉植物です。鉢植えの植物をプレゼントされると受け取る側の負担が大きいのでは?と思われるかもしれませんが、多肉植物は例外。あまり手がかからず、育てる楽しみを味わえます。
そこで今回は、多肉植物がおすすめの理由や、豊富な種類、そして人気の寄せ植えについてご紹介します。
- 多肉植物の魅力や父の日ギフトにおすすめの理由を知りたい方
- 多肉植物にはどんな品種があるのか知りたい方
- 寄せ植えを手作りすることに興味がある方
目次
多肉植物がおすすめの理由
独特のフォルムで人気の多肉植物は、世界各地の砂漠や岩場のような乾燥地帯に生息しています。葉や茎が瑞々しくぷっくりと膨らんだ形になっているのは、自ら水分を蓄えるため。乾燥地帯で生長するための特性が、あの特徴的な見た目を生んでいるのですね。
日本で販売されている多肉植物はアフリカやメキシコなどからの輸入品が多いのですが、実は日本に自生している品種もあります。岩場や高山付近でよく探してみると、ベンケイソウ科の植物が見つかるかもしれません。ですが、中には絶滅危惧種に指定されているものもあるので、採らずに見るだけにしておきましょう。
実は、サボテン科の種類が非常に多いので、園芸業界ではサボテンは他の多肉植物とは分けて呼ばれることが多いのだそうです。
ユニークな見た目
多肉植物はさまざまな形をしていてとてもユニークで、どことなく愛嬌があります。その見た目に心癒され、見ているだけでなんだかほっこりとした気持ちになれると人気です。あまり自分から植物を購入したり育てたりすることのないお父さんも、多肉植物の珍しい見た目には思わず笑顔になってしまうのではないでしょうか。
また、緑だけでなく、赤やオレンジ、黄色、ピンク、紫、青など、色も豊富。組み合わせて飾る楽しみもあります。小さめのサイズのものなら卓上に置くこともできて、眺めるたびに癒されそうですね。多肉植物には非常にたくさんの種類がありますから、迷いながら選ぶのも楽しそうです。
種を植えて1週間ほどで芽を出し、2週間経つ頃にはかわいらしい「うさ耳」の形になると話題です。
お手入れがラク
多肉植物のもう一つのメリットは、お手入れが簡単だということ。基本的には日当たりと風通しのいい場所に置いて、土が乾燥したら水やりをする程度で日常のお世話は十分です。品種によっては、特定の季節は水やりさえしなくていいものもあります。丈夫な品種が多く、病気や害虫の被害が比較的少ないところもメリットです。
多肉植物の中には、美しく紅葉したり、花を咲かせる品種もあります。季節によって変わる姿を見られるのは嬉しいポイントですし、植物を育てている感覚を十分に味わえますね。一方で、生長はゆっくりなので、頻繁に植え替えをする必要はありません。多肉植物はあまり手がかからないので、植物の世話に慣れていないお父さんにもおすすめです。
多肉植物は種類が豊富
多肉植物は種類が非常に多く、どれを選べばいいか迷ってしまうほどです。ぷっくりと膨らんだ葉がかわいらしいもの、模様の入った細長い葉がシュッと伸びているもの、どっしりとしていながら鮮やかな色の花が咲くものなど、個性的なものばかり。どれもそれぞれの味があって魅力的です。
多肉植物は、生育する時期によって春秋型・夏型・冬型の3つのグループに分かれます。それぞれ栽培方法に違いがありますので、注意が必要です。なお、同じ科に属していても生育型が異なる場合がありますので、実際に購入するときにはよく確認して、適した環境で育てられるようにしましょう。生育型別の特徴をご紹介していきます。
穏やかな気候を好む春秋型
肉厚な葉が花のような形に広がっているエケベリアや日本原産の品種もあるセダム、丸い葉の先端が透き通っていることから「雫石」と和名がついているハオルチア・オブツーサなどが春秋型に属します。
春秋型のものは日当たりのいい場所で育てましょう。春と秋が生育期なので、この時期は土が乾いたらたっぷり水を与えてください。高温多湿が苦手なので、夏の水やりはかなり控えめに。葉と葉の間に水分が残っていると傷むので、風通しのいい場所に置きましょう。冬は休眠するので断水してください。
乾燥に強い夏型
テキーラの原料であるアガベ、「あなたを守る」という花言葉を持つカランコエ、サボテンのような見た目のユーフォルビアなどが夏に生育する多肉植物です。
日当たりがいい場所を好みますが、夏の強い直射日光が当たり続けると葉が日焼けしてしまうので、レースのカーテンなどで調整しましょう。高温と乾燥には強いですから、数日家を空けることがあっても水やりの点では心配ありません。春から秋にかけては土が乾いたら十分に水やりをし、冬は断水しましょう。
体質によっては、これに触れると皮膚がかぶれることがありますので注意してください。
秋に花が咲く冬型
茎の上に花が咲いたような形に葉が広がるアエオニウム、脱皮をする珍しい品種のリトープス、ギザギザで恐竜のような見た目のフォーカリアなどが冬型です。
冬型は秋から春にかけて生育し、夏は休眠します。日陰またはレースのカーテン越しの窓辺などに置き、水は土が乾いたらたっぷり与えてください。なお、冬型といっても寒さに強いわけではないので、真冬は温度の下がる窓際から離して育てましょう。夏の間は半日陰(日中の数時間だけ日が当たるような場所)に置いて断水してください。
ですが、その見た目からは想像できないような、かわいらしい花を咲かせますよ。
プレゼントには寄せ植えがおすすめ
単体で販売されている多肉植物もおしゃれですが、父の日に贈るのなら寄せ植えを選んでみてはいかがでしょう。見た目の異なる小さな多肉植物が一つの鉢に集まっているので、華やかさもありプレゼントにぴったりです。多肉植物は、かわいらしいものや大人っぽいもの、とても個性的なものなど、バラエティ豊か。あなたのお父さんは、どんなタイプがお好みでしょう。お父さんをイメージしながら楽しく選んでください。
また、寄せ植えは自分で作ることもできます。お子さんからの手作りのプレゼントなら、お父さんは多肉植物に一層愛着が湧くのではないでしょうか。ここからは、父の日ギフトにおすすめの寄せ植えについて詳しくご紹介していきます。
器にもこだわったおしゃれな商品
多肉植物の寄せ植えは、園芸店やホームセンター、ネットショップ、雑貨屋さんなどでも販売されています。サイズも雰囲気も色合いもさまざま。素敵な商品が数多くありますよ。寄せ植えの形もバラエティー豊富。丸い鉢のものもあれば、リース型、スクエア型もあります。木箱や缶などに入っているものもおしゃれですよ。中には、ハリネズミなどの動物の形をした植木鉢にアレンジされているものもあり、見るだけでほっこりします。
購入する際には、葉がふっくらしていてハリがあるものを選びましょう。株元がグラグラしたり、変色しているものは弱っている可能性が高いため避けた方が無難です。
その点、ハンギングなら風があらゆる方向から抜けていきますのでおすすめです。
手作りの寄せ植えをプレゼントしよう
寄せ植えを自分で作ると、多肉植物も植木鉢もお父さんの好みに合わせて準備できますね。手作りした完成品をプレゼントしてもいいですし、材料をプレゼントして、お父さんと一緒に寄せ植えを作るのもまた楽しそうです。
春秋型・夏型・冬型で、それぞれ水やりの仕方や置き場所など管理方法が変わりますので、一つの鉢に異なる生育型の植物は植えることは避けましょう。
デザインの点では、似ているものを集めるよりも、色や形、背の高さなどが異なる種類の多肉植物を合わせることをおすすめします。そうすることで、一つの作品として見ていて楽しめるものになりますよ。心のこもった手作りの寄せ植えをプレゼントしたら、お父さんへの感謝の気持ちが伝わりそうですね。作り方をご紹介していきます。
寄せ植えの作り方
- 植木鉢
- 鉢底ネット
- 多肉植物用培養土
- 多肉植物
- スコップ
- ピンセット
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STEP. 1
植木鉢の準備をする
植木鉢に鉢底ネットを敷いてから、多肉植物用の培養土を入れます。
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STEP. 2
レイアウトを決め、大きいものから植える
多肉植物の根から土を落としておきます。
メインになるもの、サイズの大きいものから土の上に仮置きし、大体のレイアウトを決めましょう。
場所が決まったらしっかり植えつけます。
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STEP. 3
小さい多肉植物を植える
隙間を埋めるように配置します。
あらかじめピンセットなどで植え穴を作っておき、そこへ根元を挿すようにしましょう。
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STEP. 4
完成
最後にバランスを整えて、完成です。
一週間ほど経ったら水やりをしましょう。
下記の動画は、多肉植物の寄せ植えの作り方をご紹介しています。参考にしてみて下さい。
まとめ
多肉植物は扱いやすさと見た目のユニークさが魅力で、父の日ギフトにおすすめの植物です。さまざまな個性的な品種の中から、お父さんが喜びそうなものを選んでくださいね。元気な株かどうか確認できるので、できれば実際に見て選ぶことをおすすめします。
手作りの寄せ植えに挑戦するなら、ぜひデザインにもこだわってみましょう。おしゃれな器に数種類の多肉植物を組み合わせて、素敵な多肉植物のプレゼントを作ってくださいね。父の日は、多肉植物で癒しと感謝の気持ちを一緒に贈りましょう。
- 個性豊かで育てやすい多肉植物は父の日のプレゼントにおすすめ
- 生育型による育て方の違いを理解したうえで選ぼう
- 多肉植物を組み合わせて、お父さんのための寄せ植えを作ろう