タニクリスマスツリーって何?多肉植物でクリスマスを楽しもう
記事の監修
古川 まさ美
インテリアコーディネーター
プラン数1200件以上の豊富な実績で、インテリアのお悩みやお好みを引き出すコンサルティングが好評。あなたが主役になる住空間をつくる、リノベーションのプラン、内装コーディネートが得意。
令和4年度 キッチン空間アイデアコンテスト入賞。
クリスマスと言えば、モミの木や柊、ポインセチアといった植物が定番ですよね。もちろんクリスマスの雰囲気づくりに新たに育ててみてもいいのですが、ちょっと変わった植物でクリスマスのインテリアを楽しんでみてはいかがでしょう。
そこでおすすめなのが多肉植物です。普段から多肉植物を育てている方も、ぜひこれからご紹介するクリスマスアレンジでお部屋の雰囲気づくりをしてみて下さい。
- ナチュラルな雰囲気が好みで、多肉植物を使ったクリスマスらしいインテリアを楽しみたい方
- タニクリスマスツリーが気になる!作ってみたいと興味をお持ちの方
- クリスマスが終わってからのことも含めて多肉植物の様々な飾り方を知りたい方
目次
「タニクリスマスツリー」とは
一般的なクリスマスツリーはモミの木がベースとなっていますが、多肉植物を組み合わせてツリー型にアレンジした装飾がひそかに人気を集めています。それが、いわゆる「タニクリスマスツリー」というもの。その名の通り、多肉植物(タニク)とクリスマスツリーをかけたものですね。様々な種類のミニ多肉植物をツリー型の土台に埋め込みながら作るタニクリスマスツリーは、いつものツリーとは異なる個性的な姿が魅力です。
オーナメントや実などで飾り付けすることもでき、トップスターをつければクリスマスらしさが一気に出せます。一風変わっていますがとてもおしゃれでインテリアにもぴったりなのですよ。クリスマスが終わったらは装飾だけ外してもいいですし、多肉植物を土台から外して別の容器で育てるなど、違った飾り方を楽しめます。
- 様々な多肉植物を組み合わせてツリー型に仕上げた装飾
- 多肉植物以外の実や花、オーナメントをつけてさらに華やかにすることもできる
- クリスマスシーズン以外も飾りやすい!ツリー型から取り外して育てることも可能
クリスマスに多肉植物を飾るメリット
タニクリスマスツリーのほかにも、多肉植物は意外とクリスマスに使えるアイテムなのです。クリスマスの飾りがマンネリ化してきた…という方も、多肉植物を飾ることで一味違ったインテリアを楽しむことができますよ。多肉植物ならではの独特の存在感が簡単に雰囲気を出してくれますし、アレンジがしやすいというメリットもあります。また、多肉植物にはクリスマスにぴったりな品種もあるのです。詳しく見ていきましょう。
独特の存在感とアレンジのしやすさ
多肉植物は水分をたっぷり含んでいるため、一つひとつにボリュームがあるのが特徴的です。小さなものでも、そのまま置いておくだけで存在感を放ちますよね。様々な形や色があり、組み合わせのアレンジで個性を出すことができます。
クリスマスらしいアレンジをするには、多肉植物にクリスマスカラーやクリスマス仕様の鉢カバーをつけるだけでも可愛いですよ。シンプルな茶色い鉢カバーに緑の多肉植物といった組み合わせなら、一つだけでもクリスマスツリーのようにも見えます。ところどころに、クリスマスのミニオーナメントつけたり、トップに星型オーナメントや黄色い多肉植物を持ってきたりすると、クリスマスツリーらしくなります。表面が白っぽい多肉植物を選べば、ツリーに雪が積もったり、霜が降りている雰囲気を演出できますね。
リトープスのような神秘的なフォルムの多肉植物なら、置いておくだけで個性が光りますのでオブジェのように使うこともできます。
- 定番で飾りやすい品種…セダム、エケベリア、パキフィツム、ダドレア、オロスタキスなど
- 天井や壁から吊るす垂れ下がりタイプの品種…セネシオ、グリーンネックレスなど
- まるでオブジェのよう!変わった外観の品種…リトープス、ハオルチア、ユーフォルビア、コノフィツムなど
種類が豊富なためクリスマスに合う物が見つかりやすい
多肉植物は非常に種類が多く、見た目もそれぞれとても個性的ですよね。クリスマスに飾る多肉植物として特におすすめなのが、ベンケイソウ科エケベリア属のエケベリアという種類。放射状についた葉がバラの花のように見えるのが特徴で、その華やかさから人気が高く、多肉植物の中でも定番といわれています。
エケベリアだけでも1000種類以上あるといわれていますので、多肉植物を見たり触れたりしたことのある人は一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
エケベリアを含め、クリスマスらしさを感じる多肉植物をご自身の感性で見つけるのも楽しいのではないでしょうか。
クリスマスシーズン以外にもインテリアとして飾れる
クリスマスの飾りには様々なものがありますが、いかにもクリスマスらしい装飾は他のイベントやシーズンでは使えないですよね。クリスマスらしさ全開!というものよりも、さりげないアイテムでクリスマスを楽しみたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような方にも多肉植物はおすすめなのです。
例えばタニクリスマスツリーならトップスターなど飾りを外しツリー型のシンプルな状態にするだけでもクリスマス感は薄れるため、ずっと飾っておいても違和感がありません。単体で多肉植物を飾る場合も普段のインテリアとして使えますよね。クリスマスの時期は少し飾り方をアレンジして、時期が過ぎたらまた違う置き方・飾り方でインテリアを楽しめるのも、多肉植物ならではのメリットといえるでしょう。
ナチュラルな雰囲気を楽しむ多肉植物の飾り方
クリスマスらしさ全開の定番飾りではなく、あえて多肉植物を選ぶことでナチュラルなクリスマスインテリアが実現します。ぷっくりとしたフォルムには可愛らしさもあり、自然のグリーンが部屋に溶け込むためちょっと人とは違ったおしゃれな空間を作り出すことができますよ。いつもの多肉植物をクリスマス仕様にアレンジして飾るコツをお伝えします。
小物や装飾と組み合わせて
例えば普段は窓際やテーブルにそのまま置いているミニ多肉植物を、赤い布やコースターなどの上に並べて飾るだけでも、クリスマスらしい雰囲気が楽しめます。また、まつぼっくりや木の実などを多肉植物の周りに置いたり、サンタクロースや雪だるまの人形と一緒に飾ったりしても雰囲気が出ますね。このように小物や布、オーナメントなどを上手に組み合わせることでちょっとしたクリスマスコーナーが簡単に作れます。
また、おすすめなのがキャンドルとの組み合わせ。大きめのアロマキャンドルの周りに輪を描くように小さな多肉植物を並べると、まるでリースのような飾りになります。キャンドルの灯りと優しい香りで幻想的な雰囲気が出てとてもロマンチックですよ。
多肉植物は丈夫ですが、高温にさらされ続けると傷みやすくなるのは他の植物と同じです。キャンドルの灯に長時間さらされないよう、高低差を出すといいでしょう。脚付きのキャンドル台を使うか、高さのあるキャンドルを選ぶことで多肉植物が高温になることを防げます。
タニクリスマスツリーの作り方
タニクリスマスツリーは作るのが難しそう…というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、材料さえ揃えればあっという間にできてしまいます。
ツリー型の土台は市販のものを用意してしまえば、初心者でも簡単に作れますよ。タニクリスマスツリーなど多肉植物を使った装飾を手作りする際に便利なのが「カット苗」です。多肉植物の根っこがカットされた状態で販売されていますので、そのままツリー型に差し込んでいくだけでタニクリスマスツリーができてしまうのです。差し込みづらい部分にはワイヤーを使いましょう。
下記の動画は、初心者向けのタニクリスマスツリーの作り方をご紹介しています。参考にしてみて下さい。
また、ワイヤーとプリザーブドグリーンを使って土台から作成するという上級者向けの方法もあります。本格的に作りたいという方は、多肉植物の根っこを切り落としてカット苗を作るところを含め、下記の動画を参考にしてみて下さい。
まとめ
多肉植物をクリスマスのインテリアに使うというのは、意外と簡単でマッチするものです。特に、クリスマスの温かい雰囲気と多肉植物の丸っこいユニークな形は相性抜群なのです。
アイディア次第で、とてもおしゃれで独特の雰囲気の空間を作ることができますよ。クリスマスには、ぜひ多肉植物のアレンジを楽しんで下さいね。
- タニクリスマスツリーは様々な多肉植物を組み合わせて作る新感覚クリスマスツリー
- 多肉植物を上手に飾れば、クリスマスらしさも演出しつつナチュラルなインテリアを楽しむことができる
- タニクリスマスツリーはクリスマス以外でも飾れる!多肉植物の様々な飾り方を楽しもう
記事の監修
古川 まさ美
インテリアコーディネーター
プラン数1200件以上の豊富な実績で、インテリアのお悩みやお好みを引き出すコンサルティングが好評。あなたが主役になる住空間をつくる、リノベーションのプラン、内装コーディネートが得意。
令和4年度 キッチン空間アイデアコンテスト入賞。