プリザーブドフラワーは風水的に良いもの?運気アップにつながる飾り方もご紹介
記事の監修
戸林 沙弥香
快適おうち空間アドバイザー さぁやん
一級建築士×宅建士×インテリアコーディネーターの資格と経験を持ち、「おうち=土地+住宅+インテリア」、トータルで快適なおうち空間を創る一児のママ。
ハウスメーカーでの注文戸建住宅のインテリアコーディネート、不動産会社での設計・設計監理等の経験を活かし、「おうちのこと、誰に相談したらいいか分からない」方の相談窓口となり、フラットな第三者目線で多角的な視点からのアドバイス、お客さまと一緒に解決に歩むことを心がけています。
【その他資格】
照明コンサルタント
アロマテラピー1級
FP3級など
色鮮やかな花を生花よりも長い期間飾ることができるプリザーブドフラワー。カラフルで華やかな印象を与えてくれるため、花束やリースなどのアレンジに使われる花材として人気があり、室内の様々な場所で飾られています。しかし、このプリザーブドフラワーは風水的に良いものなのでしょうか?
今回は、プリザーブドフラワーの風水的な意味合いや運気との関わりについて、詳しくご紹介します。実は様々な捉え方があるプリザーブドフラワーと風水の関係。上手に取り入れると、風水的に運気アップにも繋がりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
- プリザーブドフラワーを上手に空間に取り入れたい方
- プリザーブドフラワーの風水的な意味や効果が知りたい方
- 風水的にポジティブなものになるプリザーブドフラワーの飾り方を知りたい方
目次
プリザーブドフラワーの魅力
ヨーロッパで誕生したプリザーブドフラワーは、生花で一番美しいとされる時期に一度色素を抜き、新たに染料を加えるという特殊な加工を施した花のこと。華やかな色彩の花をより長い期間飾ることができるので、インテリア雑貨としても人気があります。また、室内での装飾に用いられるだけでなく、ウェディングブーケなどにもよく利用されています。プリザーブドフラワーは、普段の暮らしやお祝いの席を華やかに彩ってくれるアイテムです。
保存期間が長い
プリザーブドフラワーの大きな特徴の一つは、保存期間が長いこと。生花のような質感のプリザーブドフラワーですが、生花に比べて長い期間美しい状態を保つことができます。プリザーブドフラワーが誕生したヨーロッパでの保存期間は、約5年〜10年。とても長いです。日本はヨーロッパに比べて湿気が多いため、少し期間は短くなるものの2年〜3年ほどは保存可能とされています。
直射日光や高温多湿な環境は劣化の原因となるため、保管する際の湿度や気温、日当たりには十分に注意しましょう。
カラフルな花を楽しめる
プリザーブドフラワーは、一度脱色して着色するという特殊な方法を用いて加工する花のため、生花にはない色の花を作り出せることも魅力の一つです。例えば、レインボーカラーの花など、生花では出会えない花もプリザーブドフラワーであれば作ることができますよ。特別なイベントに合わせて、カラフルなプリザーブドフラワーを作ってみるのも面白いですね。
プリザーブドフラワーと同じく保存期間が長い花材にドライフラワーがありますが、花を乾燥させて作るためアンティークな印象が強くなります。それに対しプリザーブドフラワーは、カラフルなものから落ち着いた色の花まで幅広い色彩を楽しむことができる点が魅力といえるでしょう。
プリザーブドフラワーを飾る際には、カラフルな色の花を意識して選ぶとポジティブな意味合いのものになるでしょう。
プリザーブドフラワーと風水の歴史
中国発祥の風水は歴史が非常に古く、中国で伝えられてきた様々な解釈から成り立っています。一方、プリザーブドフラワーは1970年代後半にフランスの企業と大学で研究が進められ、正式に誕生したのは1987年と歴史がまだ浅いです。誕生した当初は特に、風水的な意味合いがネガティブなものが多数見受けられました。
しかし最近では、プリザーブドフラワー自体の人気が高まってきており、誕生した頃に比べて風水とプリザーブドフラワーの関係性も深まってきています。その変化に伴い、風水的な意味合いもポジティブなものが増えてきているようです。
国産のプリザーブドフラワーが誕生したのは2000年を過ぎてからのため、まだ流通し始めたばかりです。
プリザーブドフラワーの風水での意味合い
プリザーブドフラワーには風水での意味合いがいくつかあります。風水において、プリザーブドフラワーは、ポジティブな意味もネガティブな意味も存在します。つまり、プリザーブドフラワーの取り入れ方次第で、風水的に良いものにも悪いものにもなり得ることを覚えておきましょう。
プリザーブドフラワーは「時が止まった花」
まずは、プリザーブドフラワーのネガティブな意味合いからお伝えしましょう。プリザーブドフラワーは美しい状態の生花を加工した花ですが、加工した時点で「花」としての生命は終わっているとみなされます。そのため、風水ではプリザーブドフラワーは「時が止まった花」や「死んだ花」といわれ、ネガティブな意味を持ちます。
同じように「死んだ花」といわれ、風水的にあまりよくないものしてはドライフラワーも挙げられますね。乾燥してくすんだ色味が特徴のドライフラワーに比べ、プリザーブドフラワーは色鮮やかな花が多く存在します。同じようにネガティブな意味合いをもつ花ではありますが、プリザーブドフラワーは色合いの面から比較的風水にも取り入れやすいものと位置付けられているようです。
プリザーブドフラワーは実は運気が上がるもの
上記でお伝えしたように、風水ではネガティブな意味合いを持つプリザーブドフラワーですが、鮮やかな色のプリザーブドフラワーは「運気アップにつながる効果を持つもの」としても認識されています。それは、風水では「色」が重要視されているから。風水で扱われるアイテムは、色によって様々な意味をもたらすともいわれています。
着色によって様々な色の花を作り出せるのが、プリザーブドフラワーの特色です。風水的にもプラスに働くアイテムとなり得るため、空間の中にうまく取り入れることで、運気を上げる役割を果たしてくれるでしょう。
- 赤・・・仕事運アップ
- 黄色・・・金運アップ
- ピンク・・・恋愛運アップ
- ブルー・・・仕事運アップ
運気アップにつながるプリザーブドフラワーの種類とは?
プリザーブドフラワーの中には、花の色だけでなく花の種類によっても運気アップにつながるものがいくつかあります。それらの花を上手に空間に取り入れることで、風水の効果をうまく活用することができますよ。
バラ
バラは、風水的に恋愛運や結婚運に効果的です。また、バラのトゲが邪気を跳ね返してくれるため、バラを飾ることで家が明るくなり、運気が上がるともいわれています。
情熱的な印象を持つバラはプリザーブドフラワーとしても人気の高い花の一つです。たくさんのバラを使用したブーケなど、恋愛運アップにも効果的ですよ。スタンドタイプのブーケにすれば、そのまま立てて飾ることもできます。赤色のバラであれば活気、ピンク色のバラであれば恋愛運や結婚運、黄色やオレンジ色のバラであれば金運に効くなど、バラの色によっても風水の効果が変わるので覚えておくといいでしょう。
ひまわり
大きな黄色の花を咲かせるひまわりは、元気な印象を与えてくれる花ですよね。風水でも、ひまわりは縁起の良い植物だといわれています。ひまわりは太陽に向かって咲く花のため、「陽」の気をたくさん持っており、金運アップにもつながるとされています。
サイズの大きなひまわりはプリザーブドフラワーにすることができるの?と思われる方もいるかもしれませんね。もちろんひまわりも、プリザーブドフラワーに加工することが可能です。一般的にプリザーブドフラワーとして流通しているものは、手の平サイズの小ぶりなものが多いですが、ブーケやアレンジメントにも大活躍しています!ボックスフラワーやバスケットアレンジのアクセントにひまわりを用いるのもおすすめです。
ガーベラ
ガーベラも邪気を払ってくれる花とされ、風水では縁起の良い植物といわれています。また、ガーベラのような茎の長い植物は、「縁を結ぶパワー」を持つため恋愛運にも良いとされています。ピンク色のガーベラを選ぶとより効果的ですよ。
ガーベラのプリザーブドフラワーを使ったドームアレンジやボックスフラワーなどは、インテリア性が高く空間にも取り入れやすいと人気です。ガーベラはプリザーブドフラワーでもカラフルな色が多いので、空間を華やかにしてくれますよ。プリザーブドフラワーだからこそ楽しめるレインボーカラーのガーベラも、目を惹くアイテムでおすすめです。
風水的に方位は大切
風水において、方位はとても重要です。そのため、方位と相性の良い色のプリザーブドフラワーを選ぶことで、ネガティブな要素が取り除かれ、ポジティブな意味合いが強くなり運気アップにも繋がります。
室内にプリザーブドフラワーを飾る際に、風水の効果や意味がどうしても気になるという方は「方位」と「花の色」を意識してみると良いでしょう。
ここからは、それぞれの方位(方角)と相性の良い花の色をご紹介します。
東の方位
風水では、東は春や蕾など、若いエネルギーや発展を象徴する方位です。東の方位に青色の花を飾ると、仕事運アップにつながるそうですよ。成長や成功を意識したいという方は、東の方位に青色の花を飾ると良いでしょう。
生花では青色の花は種類が限られてしまいますが、プリザーブドフラワーであれば、様々な花の種類の中から青色の花を選ぶことができます。空間に合ったサイズ感のものや、インスピレーションなどで好みの花を選んでみると良いでしょう。
また、東の方位は恋愛運との関係も深いとされています。恋愛運を良くしたい場合には、東に赤やピンクの花を飾るのがおすすめですよ。
- 青色の花・・・仕事運(成長、成功)
- 赤色やピンク色の花・・・恋愛運
西の方位
風水では、西は「収穫の秋」や「実りの秋」など豊作を象徴する方位です。西の方位に黄色の花を飾ると、金運アップにつながります。また、白色の花も一緒に飾るとより効果的だといわれていますよ。黄色のガーベラやバラ、カーネーションなどと共に、白色のかすみ草やレースフラワーを組み合わせると、可愛らしさも演出できておすすめです。
欲張らずに「適度な量の花」を飾ることで、ちょうどよい風水効果を得ることができます。
南の方位
風水では、南は知性や芸術を象徴する方位です。さらに、人気運も南の方位が関係しています。日当たりの良い南の方位にはリビングが配置されているお宅も多いでしょう。リビングに白色や紫色・赤色のプリザーブドフラワーを飾ると運気アップにつながります。
また、玄関やキッチンは南の方位に青色の花を飾るのがおすすめです。花だけでなく、観葉植物やハーブなどを南に飾るのも良いでしょう。芸術や知性を向上させたい方は、プリザーブドフラワーと共に観葉植物などのグリーンも取り入れてみてくださいね。
北の方位
風水では、北は寒さを象徴する方位です。そのため、明るい色の花を飾ることで寒さを払拭し運気も上昇するといわれています。また、オレンジやピンク、アイボリーの色の花を飾ると、恋愛運や愛情運にも効果的です。暖色系のカラーのガーベラやバラ、カーネーションなどを使ったプリザーブドフラワーのアレンジを北の方位に飾ることで、空間も華やかになり運気アップにもつながります。
風水的にも明るい色を取り入れることで、運気アップにもなります。
より運気を上げるためには?
ここまでは、風水的に運気アップにつながる花の種類や、方位と花の色の関係についてお伝えしてきました。他にも、プリザーブドフラワーの扱い方において、風水効果を上げることができるポイントがいくつかあります。風水を意識するかどうかに関わらず、プリザーブドフラワーを飾るための環境を整える上でも、ぜひ知っておきたいコツをご紹介します。
ほこりを溜めない(清潔を保つ)
常に大切にしたいのが、プリザーブドフラワーにほこりを溜めない・汚さないということ。風水では、汚れている場所やものは運気を下げてしまい、風水の効果が出ないといわれています。プリザーブドフラワーは生花のように水替えが必要ないため、ついついお手入れが怠りがちになってしまいますよね。ですが、定期的にほこりを取り払うなどの簡単なお手入れを行い、清潔を保てるよう意識しましょう。
これは、風水の運気アップのためだけでなく、プリザーブドフラワーを綺麗な状態で長い期間飾るためにも必要なこととなります。ほこりが溜まってしまうと、プリザーブドフラワーの劣化にもつながります。1週間に一度程度、メイクブラシなどで優しくほこりを取り除いたり、花びらの状態を確認したりして、清潔で健やかな状態を保つようにしましょう。
透明な箱や瓶に入れる
風水では、「時が止まった花」とネガティブな意味合いを持つプリザーブドフラワーですが、透明な箱やガラス製の瓶などに入れて飾ることで運気アップにつながるといわれています。透明なものに入れることで、プリザーブドフラワーが良い気を吸い込む力を封じ込めると考えられているからです。箱などに入れて飾ることで、ほこりが溜まるのを防ぐので一石二鳥ですね。
- ドームフラワー
- ハーバリウム
- ボックスフラワー
風水的にもおすすめ!上手なプリザーブドフラワーの取り入れ方とは?
ここからは、風水的におすすめなプリザーブドフラワーの取り入れ方や飾り方を部屋別にご紹介しましょう。風水的には、プリザーブドフラワーを飾る場所としてあまりふさわしくない場所もあります。そのような空間にも飾りやすい、おすすめの取り入れ方を中心にお伝えします。風水を意識した飾り方に迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
玄関
風水的にネガティブな意味合いをもつプリザーブドフラワーやドライフラワーを玄関に飾ることは、あまりよくありません。しかし、風水では色鮮やかなものは運気アップにつながるともいわれています。そのため、華やかな色合いのプリザーブドフラワーなら、風水でも運気アップにつなげることができます。
家の顔である玄関にプリザーブドフラワーを飾る場合は、鮮やかな色の花を選ぶと良いでしょう。玄関を華やかに彩ることで、明るく運気の上がる場所となります。
寝室
1日の疲れをとるための場所である寝室は、良い気を溜めることがおすすめです。風水の上では「生命が止まっている」とされるプリザーブドフラワーを寝室に飾る場合は、組み合わせを工夫するといいでしょう。単体で飾るのではなく、良い気を呼び込むとされるアロマキャンドルなど香りのあるものや、観葉植物などを一緒に飾るのがおすすめです。花と共に香りもプラスすることで、寝室でのリラックス効果も高めることができますよ。
トイレ
トイレは風水は悪い気(陰の気)が溜まりやすい場所です。本来なら生花を飾るのが一番良いですが、生花の場合すぐに枯れ、毎日の水替えが必要でお手入れが大変というデメリットもあります。
毎日のお手入れをしっかりと行うのが難しい場合は、生花の代わりに鮮やかな色のプリザーブドフラワーを飾るのがおすすめですよ。生花ほどの風水的な効果は発揮できませんが、色鮮やかなプリザーブドフラワーを選べば運気アップも期待できます。
まとめ
今回は、プリザーブドフラワーと風水の関係について詳しくご紹介しました。プリザーブドフラワーの風水的な効果や意味合いは取り入れ方次第でポジティブなものにもネガティブなものにもなります。方位と花の色や種類との関係を理解して、ポジティブなものになるような取り入れ方を工夫してみてくださいね。
風水的にも良いものであれば安心してプリザーブドフラワーを室内に飾ることができます。プリザーブドフラワーは、生花のような質感の花を長く飾ることができるというメリットも持っています。風水的な意味合いが気になっているという方はぜひ本記事を参考にしながら、プリザーブドフラワーを上手に空間に取り入れてみましょう。
- プリザーブドフラワーの魅力は、生花のような鮮やかな色の花を長い期間美しい状態で飾ることができる
- プリザーブドフラワーは風水では「時が止まった花」ともいわれネガティブな意味合いを持つが、取り入れ方次第でポジティブな意味合いに変化させることもできる
- 風水的に運気アップに役立てたいなら、方位と花の色を意識することが重要。方位と相性の良い色のプリザーブドフラワーを飾ることでポジティブなものになる
記事の監修
戸林 沙弥香
快適おうち空間アドバイザー さぁやん
一級建築士×宅建士×インテリアコーディネーターの資格と経験を持ち、「おうち=土地+住宅+インテリア」、トータルで快適なおうち空間を創る一児のママ。
ハウスメーカーでの注文戸建住宅のインテリアコーディネート、不動産会社での設計・設計監理等の経験を活かし、「おうちのこと、誰に相談したらいいか分からない」方の相談窓口となり、フラットな第三者目線で多角的な視点からのアドバイス、お客さまと一緒に解決に歩むことを心がけています。
【その他資格】
照明コンサルタント
アロマテラピー1級
FP3級など