エアプランツの生態とは?基礎知識を学んで楽しく育てよう

インテリアにグリーンを好む人々から人気を集めているエアプランツ。おしゃれな見た目と管理のしやすさで、植物を育てるのが苦手な人でも気軽にインテリアに取り入れることができます。そんなエアプランツの生態について、実はあまりよく知らないまま使っている…という人もいるのではないでしょうか。今回は、エアプランツの生態をはじめ基礎知識について学んでいきましょう。

エアプランツの生息地

そもそもエアプランツとはパイナップル科チランジア属の植物の総称・チランジアに属しています。というのも、チランジアの中から市場に出回るようになった一部がエアプランツと呼ばれるようになったそうです。エアプランツはどこから来たの?と不思議に感じるような個性的な植物ですよね。

その生息地は様々ですが、代表的なのは2つの地域。アメリカ南部からメキシコの砂漠地域に生息している銀葉系と、ブラジル・コロンビアなどの熱帯雨林地域に生息している緑葉系に分けられます。銀葉系のエアプランツは強い日光と乾燥という厳しい環境で生き抜くために、トリコームと呼ばれる無数の毛で覆われており白っぽい見た目なのが特徴的です。一方、緑葉系は銀葉系ほど厳しい環境ではないのでトリコームは少なくつるんとしており緑色なのが特徴的です。

エアプランツは500種類以上ある

生息地によって特徴や生態の異なるエアプランツですが、実際は非常に種類が多い植物でもあります。先ほどもお伝えしましたが、エアプランツはチランジアの一部の通称です。チランジアの中のどこまでをエアプランツと呼ぶかという明確な線引きもありません。そう考えると、チランジア自体は500種類以上存在するため、エアプランツも相当な種類になるでしょう。

実際市場に出回っているエアプランツはほんの一部であり、生息地ではもっと様々な生態や形のエアプランツが育っているのです。管理がしやすいということで人気のエアプランツですが、やはり日本の気候と生息地の気候では育ちやすさが異なりますので、すべてのエアプランツを日本に持ち込むことは難しいのかもしれませんね。

エアプランツは「着生植物」

エアプランツの生態とは?基礎知識を学んで楽しく育てよう

エアプランツの基礎知識としてあまり知られていないのが、エアプランツが「着生植物」であるということです。生息地では、エアプランツの多くは樹木などに種が着生することで育ちます。サボテンや岩などに着生するものもあるのですが、しっかりと根っこで固定されているのが特徴的です。

この根っこは、「気根」と呼ばれ空気中で伸びて樹木などに着生します。一般的な植物の根は土の中で伸び、栄養や水分を吸収する働きをしますが、エアプランツの「気根」はそのような働きはしません。ただ単に他の自然物にくっつくためだけの役割と言われています。そのため、自然界では気根がありますが、私たちが手に取る時には気根はついていない状態のことがほとんどです。

空気中の水分で育つってどういうこと?

エアプランツは空気中の水分を吸って育つ植物と言われ、それがこの通称の由来でもあります。でも、本当に空気中の水分だけで育てることができるのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか?実は、エアプランツが「空気中の水分で育つ」というのは、空気中の水分が結露となった状態のときに水分として吸収されるという意味なのです。つまり、昼間温かかった空気が夜の気温低下で冷やされ、結露が発生する必要があるということ。

でも、実際日本では年中結露ができるわけではないですよね。エアプランツは夜に気孔が開き水分を吸収しますが、湿気がない時はそのタイミングで霧吹きで水やりをしてあげましょう。基礎知識として、エアプランツは日本の気候では水やりは必要と覚えておいてくださいね。

エアプランツが育てやすい理由

エアプランツは放ったらかしでも育つから育てやすいと思われがちですが、それは誤解であることがわかりました。でも、他の植物に比べればやはり育てやすいと言えるでしょう。育てやすさは、管理のしやすさによるものです。その大きな理由が「土が要らないこと」ですね。観葉植物などは土から栄養を吸収して育ちますが、土が必要な植物のデメリットは土を室内に置くことによる衛生面の心配とインテリアとしての自由度のなさがあげられます。

一方、エアプランツは適度な水やりは必要なものの、置いても吊るしても貼り付けても飾れるので、様々な飾り方を楽しめるのが大きなメリットです。グリーンを使った遊び心のある部屋づくりを楽しみたい人には、ぴったりな植物だと言えるでしょう。

まとめ

エアプランツの生態や基礎知識を押さえておくと、エアプランツをインテリアに上手に取り入れることができそうですね。非常にユニークな植物ですので、生態を踏まえて長持ちさせられるよう楽しみながら育てていきましょう。たくさんの種類のエアプランツがありますので、好みの形や色のものを探してみてください

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