花束を大切な人に贈ろう!お祝いや記念日にぴったりのプレゼント

記事の監修

荻野 かなえ

「Rspail Flowers Tokyo」Founder

「一輪の花で誰かを笑顔にしたい」

幼少期から花に囲まれ自然を愛し、成人後は会社員をしながら国内外のフローリストに師事。

出産を機に、ブライダルブーケを得意とするスクールにて本格的に花の基礎や花屋経営について学び、2006年に独立。

誕生日や結婚、卒業などのお祝いや記念日のシーンでは、よく花が贈られますよね。最近ではプリザーブドフラワーなどお手入れ要らずで長く楽しめるものも人気がありますが、やはり花のプレゼントと聞いて最初に思い浮かぶのは、みずみずしい生花で作った花束ではないでしょうか。

花束はどのようなポイントを踏まえて選ぶと、大切な人に喜んでもらえるでしょうか。今回は、お祝いの花束の選び方やおすすめの花についてご紹介します。プレゼントするときのマナーについてもお伝えしますので、参考になさってください。

この記事はこんな人におすすめ

  • 花束がお祝いのプレゼントによく選ばれる理由を知りたい方
  • どんな花を選べば相手の方に喜んでもらえるか知りたい方
  • 花束を贈るときのマナーに興味がある方

PICK UP

目次

花束の魅力とは

花束の魅力とは
そもそもどうしてお祝いのシーンではよく花束をプレゼントするのでしょうか。その理由の一つは、華やかな見た目にあります

鮮やかな色の美しい花は人の心を癒します。また、茎が長くてボリュームがある花束には華やいだ雰囲気があり、ラッピングペーパーや大きなリボンがかけられていると、一層豪華なプレゼントになりますね。

香りも魅力の一つ
甘く優雅な香りや、さわやかな香りなど、花や葉の持つ香りに癒されたことがある人は多いのではないでしょうか。
花束を抱えた時にやさしく漂う香りは、気持ちにもいい影響を与えることがあるようです。

ほかにも花束ならではの魅力があります。詳しく見ていきましょう。

日常とは違う特別感

日常とは違う特別感
自宅に飾るために数本の花を購入するのと、花束のプレゼントを受け取ることの間には大きな差があります。それは「特別感」。きれいにラッピングされた美しい花束を贈られるという、非日常的で特別扱いされている感じが、お祝いしてもらっている喜びを倍増させます

花束は、受け取ると自然に胸に抱える姿勢になります。そのときの感覚は、ほかのプレゼントをもらったときとは少し異なるもの。美しい見た目やいい香りに癒されると同時に、贈ってくれた人の想いが瞬時に伝わってくるのではないでしょうか。

抱えきれないほどの大きな花束でも、野の花を集めたような小さな花束でも、その点は同じ。普段なかなか言えない大切に想っている気持ちを花束が伝えてくれるのです。それこそが花束の持つ他にはない魅力といえます。

持ち帰る間も続く喜び
花束を入れる紙袋などのバッグは、花を潰さないために口が大きく開いています。
ですから、自宅まで持って帰る間も花束を眺めることができ、そのたびに嬉しさを感じられます。

手をかけながら飾っておける

手をかけながら飾っておける
花束が喜ばれるのには、飾っておくことができるという理由もあります。生花は残念ながら長くは持ちません。だからこそ、すぐに花瓶に生けたり、日々水を入れ替えたりと、花を愛でながら手を掛ける時間を持てます。そんな手間をかけることで、お祝いしてもらった喜びの余韻を楽しめるのです。

儚さを寂しくも感じますが、短い間だけしか楽しめないことで、より大切にする気持ちも生まれるのではないでしょうか。ずっと続くわけではない記念日だから、花を飾って楽しむことで、より想いが深まりそうですね。

長く飾っておける花束も
ドライフラワーやプリザーブドフラワーなど長持ちする花なら、思い出とともに長く飾っておくことができます。
手間がかからないこともあり、生花とはまた違った理由でお祝いのプレゼントとして人気があります。

記念日らしさを演出できる

記念日らしさを演出できる
花束は、記念日らしさを演出できるプレゼントだといえます。 大切な人の誕生日、恋人との交際記念日やプロポーズなどのシーンではもちろんのこと、還暦祝い、卒業祝いなど、花束を渡すことで少し改まって、お祝いの雰囲気を高めることができるのです。

相手のことを考えて一輪一輪選ぶ楽しさや花束を贈る特別なシチュエーション、その時に感じる特別な気持ちといったものが、お互いにとって忘れられない思い出になるでしょう。

サプライズ
相手の方に悟られないように準備するのはなかなか大変ですが、記念日だからこそサプライズで花束を渡すことも検討してみてはいかがでしょう。
花束と一緒に感動をプレゼントできそうです。
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花の選び方

花の選び方
大切な人のお祝いに喜んでもらえるような花束を贈りたい。そんなとき、どのような花を選べばいいでしょうか。

定番はバラやカーネーション、ガーベラなど人気のある数種類の花を織り交ぜた、明るく華やかな印象のものです。また、生花店でどんなお祝いなのかや受け取る方の年齢、性別、イメージ、予算などを伝えれば、お任せで作ってもらえます。

ですが、せっかくの機会なので少しこだわった花束にしてみませんか。選び方を工夫することで、ありきたりではないプレゼントと感じてもらえるでしょう

本数が多いときは予約を
生花店の仕入れの状況によって、希望の花が揃わない場合があります。
まとまった本数になる場合は、遅くとも3日前までには予約しておくといいでしょう。

ここからは、素敵な花束プレゼントのアイデアをご紹介します。

相手の好みに合わせる

相手の好みに合わせる
もし、お祝いする相手に特に好きな花があるなら、その花だけで作られた花束をプレゼントしてみてはいかがでしょう。その方のことを想って選んだことが伝わります。

例えば、カラーだけなら大人っぽくスタイリッシュな雰囲気ですし、たくさんの花びらが重なったラナンキュラスの花束ならかわいらしい感じになるでしょう。好みの花が複数あるなら、2、3種類の花を組み合わせてもいいですね。

また、相手好みの色で揃えるのもおしゃれです。同じ品種の同じ色の花であれば、とても印象的な花束ができあがりますし、別の品種のものを合わせれば自然とグラデーションができて、きれいな花束になるでしょう。

仕上げのラッピング
生花店にはカラフルなラッピングペーパーやリボンが揃っています。
通常はお任せすればきれいに仕上げてもらえますが、「和紙にしてほしい」「キャラクターの絵がついたペーパーにしてほしい」などの希望がある場合は、可能かどうか前もってお店に聞いておきましょう。
事前に伝えておけば、持ち込んだペーパーで包んでもらえることもあります。

季節やテーマに合わせる

季節やテーマに合わせる
旬の花からは、美しさだけでなく勢いや生気を感じることができます。春のチューリップ、夏ならひまわり、秋のダリアや冬のポインセチアなど、そのときどきの旬の花を取り入れた花束も素敵ですよ

花言葉で選ぶこともおすすめ。卒業祝いなら「門出」や「蝶のように飛躍する」という意味のあるスイートピーはいかがでしょう。「感謝」を伝えたいときには、かすみ草やレースフラワーを入れてみては。また、100本のバラは「100%の愛」、108本なら「結婚してください」という意味になります。プロポーズにぴったりですね。一生心に残るプレゼントになること間違いなしです。

ホームパーティに持っていくときは
生花の花束はすぐに花瓶に生ける必要があり、ホストの手を煩わせてしまいます。
ホームパーティのときには、そのまま飾れるアレンジメントの方がいいでしょう。また、香りの強すぎる花は、お食事の風味を邪魔することがあるので避けましょう。
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花束を贈るときのマナー

花束を贈るときのマナー
さまざまなお祝いのシーンで花束を贈る際には、受け取る相手の状況や立場を考慮する必要があります。相手の方を喜ばせたくて選んだ花束が、喜ばれるどころか迷惑をかけてしまうことも。そんなことにならないよう、花の選び方や渡し方を覚えておきたいものです。

花のアレルギー
バラやユリなど、生花にアレルギーのある人がいます。
せっかくのプレゼントで嫌な思いをさせてはいけないので、念の為確認しておくといいでしょう。

ここからは、花束にまつわるマナーや選び方など、注意点をお伝えしていきます。

サイズ

サイズ
花束は大きさによっても受ける印象が変わります。大きなものの方が豪華な感じがするのでついつい選びたくなりますが、サイズは相手の方の状況を考えて決めましょう

送別会など皆の前でプレゼントする場合や発表会のステージ上でプレゼントする際には、目立つよう大きな花束を贈りましょう。逆に、そうではない場面では、持ち帰りのことも考えて、あまり大きすぎないサイズのものを贈る方が無難です。

ちょっとした手土産としてお宅に持参する際にも、小さな花束なら花瓶でなくても空き瓶や大きめのグラスなどに生けることもできるため、お相手の負担になりにくいでしょう。

予算があるとき
予算が十分にあるけれど花束のサイズは抑えたい場合は、花のクオリティを上げましょう。
単価の高い花を選ぶと高級感のある花束ができあがります。
また、別にプレゼントを用意して花束と一緒に渡せば、かさばらないので持ち帰りやすいでしょう。

花束を渡すときに気をつけること

花束を渡すときに気をつけること
花束は、右手でリボンのある下の方を、左手で上の方を支えるようにして持ちましょう。そして、相手の方に渡すときに右と左を持ち替えてください。相手の方が受け取りやすいよう、自分の左手は下の方にずらして渡しましょう。お相手が左利きの場合は、左右逆に持ってください。

配慮を忘れずに
生花店から花束を持ち帰ってから相手の方に渡すまで保管する際は、相手の方の目に触れない涼しい場所を選びましょう。
持ち帰り用の袋を準備することもお忘れなく。

直接渡すのではなく配達を依頼する場合もあるでしょう。そのときは、あらかじめ相手の方に配達希望日時を確認しておいてください

生花店では、受け取る方の手元に花が届くときに一番きれいな状態になるよう計算して花束を作ります。タイミングがずれると、せっかくのプレゼントが台無しになってしまうので、確実に受け取ってもらえるときに届けてもらうようにしましょう。

お祝いの花束を配達してもらう時期については、以下を参考になさってください。

届ける時期の目安

  • 誕生日…前日から当日の午前中
  • 新築祝い…荷解きが落ち着いたころがいいので、引っ越しから半月〜1カ月ごろまで
  • 出産祝い…出産から1週間〜1カ月を目処に

基本的には、記念日やお祝い事の花束は当日の午前中までに届くように手配するといいでしょう。そのほかの場合は、受け取られる方の事情を考えて、迷惑にならないときを見計らって贈ります。

特に出産祝いの場合は配慮が必要です。出産後の生活は非常に慌ただしいので、赤ちゃんのお披露目パーティなどが計画されている場合を除き、相手の方の自宅に持参するのは控え、配達してもらいましょう。

花束を大切な人に贈ろう!お祝いや記念日にぴったりのプレゼント

出産祝いに喜ばれる花とは?押さえておきたいプレゼントの選び方

PICK UP

まとめ

お祝いの花束は、希望を伝えて生花店の方に任せて作ってもらうこともできます。ですが、受け取る方のイメージに合わせて選んだり、好きな花を入れたりすることで、さらに素敵なプレゼントになります。

いろいろな種類の花を織り交ぜてもよし、一種類の花をたくさん束ねてもよし。あえて飾る手間がかかる生花を選ぶことにも価値があります。サプライズで渡すのもおすすめです。

一番大切なのは、相手を想ってお祝いする気持ち。受け取る方にとっても贈る側にとっても、思い出に残るお祝いになるといいですね。

この記事のまとめ

  • 花束をプレゼントすると非日常を感じられ、記念日らしさを演出できる
  • 相手の好みに合わせて花を選ぶと、より特別感のあるプレゼントになる
  • マナーを守って、思い出に残る花束を贈ろう

記事の監修

荻野 かなえ

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幼少期から花に囲まれ自然を愛し、成人後は会社員をしながら国内外のフローリストに師事。

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