記念日にはフラワーアレンジメントを贈ろう!気軽に飾れる相手思いのプレゼント

記事の監修

片岡 泉

「心花」オーナー

学生時代にデザインを学び、その後、子供服のデザイナーをしていました。

子育て中に始めたガーデニングがきっかけで、お花にはまり花屋に転向。ブライダルやフラワーショップ、花教室、葬儀装花など、さまざまな経験を積みながら、2012年「心花」として独立しました。

お花の予約注文や、花教室、リースやプリザーブドフラワー などの花作品の販売など、お花屋として活動しています。

お花で心が伝わるように、みなさまに真心込めてお届けしています。

フラワーアレンジメントは花のギフトの定番の一つ。器の中にカラフルな花が配置された華やかなアイテムです。見た目のよさに加え、さまざまなタイプの商品があることから、誕生日や記念日などお祝いのシーンで多くの方に選ばれています。実際にプレゼントされたことがある方も多いのではないでしょうか。

フラワーアレンジメントには、美しい見た目以外にもプレゼントにおすすめする理由があります。同様に人気がある花束との使い分けのポイントや選び方を含め、記念日に贈るフラワーアレンジメントについて詳しくお伝えします。

この記事はこんな人におすすめ

  • フラワーアレンジメントについて詳しく知りたい方
  • プレゼントを選ぶのに、花束にするかフラワーアレンジメントにするか悩んだことがある方
  • フラワーアレンジメントのお手入れ方法を知りたい方

PICK UP

目次

フラワーアレンジメントとは

フラワーアレンジメントとは
フラワーアレンジメントは、花器の中に吸水フォーム(オアシス、アクアフォームなど)をセットし、それにさまざまな花材などを挿して飾り付けたものです。 使用するのは花や蔓、枝もののほか、姫リンゴやシナモン、松ぼっくりなど花材以外のものが加えられることも。季節やテーマが感じられるオーソドックスなものから個性豊かなデザインの作品まで、あらゆるテイストのものが作られています。

生花店の店頭に並んでいるものの中から選ぶだけでなく、オーダーメイドで購入することも可能。記念日のプレゼントとして依頼する場合は、予算を伝えたうえで、受け取る方の好きな花や色をメインに、希望する雰囲気なども伝えて作ってもらうといいでしょう。

ボックスフラワー
紙製の箱を使ったアレンジメントも人気です。
蓋を開けると一面に花が詰められているものや、箱から花が溢れ出ているようなデザインのものなどがあります。

花束とフラワーアレンジメントの違い

花束とフラワーアレンジメントの違い
どちらも人気の高い花束とフラワーアレンジメント。この2つはどのように使い分ければいいでしょうか。それぞれの特性を中心に見ていきましょう。

花束は、飾る手間はかかるものの、花の扱いに慣れている人にとっては嬉しいプレゼントです。1輪ずつばらばらになるので、センスを生かしていくつかの花瓶に分けて飾ることもできます。また、茎が長いのも特長の一つ。時間が経って花が少し弱ってきたときに、茎の先を切って生け直すことが数回できます。茎が短くなると水が上がりやすくなり花が元気を取り戻すので、飾って楽しめる期間が長くなります。

一方、フラワーアレンジメントは受け取った時点でデザインが完成されています。このため、飾るのに手をかける必要はありません。ですが、もともと茎が短いため、花を長く持たせるために茎を切れる回数は、必然的に花束の花よりも少なくなります。

このような違いがありますので、どちらを贈るか迷ったときは、お相手が花を飾るのに手間をいとわない方なら花束を、そうでない場合はフラワーアレンジメントを贈るといいでしょう

こんなときにはフラワーアレンジメントを
花が好きな方であっても、毎日花の世話をすることが難しいときには花束のプレゼントはかえって負担になるかもしれません。
退院祝いや出産祝い、新築祝いなどで贈る場合は、手間のかからないフラワーアレンジメントの方がいいでしょう。

PICK UP

プレゼントにおすすめの理由

プレゼントにおすすめの理由
フラワーアレンジメントは花の種類や色合いはもちろん、雰囲気、価格帯もさまざまで、数え切れないほどの選択肢があります。ですから、受け取る方のイメージや予算に合わせて選びやすい花ギフトといえるのではないでしょうか。

花で形作る
カーネーションなどで、犬やクマの形に仕上げたアレンジメントもあります。
動物好きな方に贈ると喜ばれそうですね。

ほかにもプレゼントに向いている理由があります。いくつかご紹介しましょう。

華やかな見た目

華やかな見た目
フラワーアレンジメントが記念日のプレゼントに人気の一番の理由は、見た瞬間に感じる華やかさです。さまざまな花が器いっぱいに咲きこぼれる様子に、思わず笑顔になる方は多いのではないでしょうか。また、受け取る方の好きな花が入っていれば、自分のために作ってもらえたということが伝わって、より喜んでもらえるでしょう。

花の種類を変えれば、豪華、かわいらしい、クール、ナチュラルなど、印象も大きく変わります。また、作る人によっても作品のテイストが異なるので、生花店のホームページなどを見比べて、お気に入りのお店を探すのも楽しそうです。

色使い
カラフルな花で作られたものも素敵ですが、1色だけ、あるいはグラデーションになっている商品も印象的なプレゼントになるでしょう。

置くだけで飾れる

置くだけで飾れる
フラワーアレンジメントの大きなメリットは、手間をかけずに飾れること。花束は受け取ったらできるだけ早く花瓶に生け、数日おきに水を替える必要があります。一方、フラワーアレンジメントはラッピングを外すだけで飾れます。花瓶を用意しなくて済みますし、吸水フォームが乾かない程度に水を加えれば、数日間きれいな状態を保てるでしょう。

美しさは花束もフラワーアレンジメントも互角ですが、利便性を考えるとフラワーアレンジメントを選ぶメリットは大きいです。フラワーアレンジメントは相手の方の負担にならないプレゼントといえるでしょう。

ときには向きを変えて
フラワーアレンジメントは、少し角度を変えると見える花が変わります。
ときどき器を回すことで印象が変わるので、飽きずに楽しめるのではないでしょうか。
記念日にはフラワーアレンジメントを贈ろう!気軽に飾れる相手思いのプレゼント

ホームパーティーで大活躍!フラワーアレンジメントの使い方

PICK UP

フラワーアレンジメントにはどんなのものがあるの?

フラワーアレンジメントにはどんなのものがあるの?
美しくて簡単に飾れるフラワーアレンジメント。さまざまなタイプのものが販売されていますので、きっと受け取る方にぴったりの商品を選ぶことができます。色合いや雰囲気、花の種類など、相手の方を思い浮かべて楽しみながら選んでください。

生花で作られているものの場合は、花束と同様、お相手に渡す直前に購入することをおすすめします。なお、事前にオーダーする事により、希望に合わせた仕入れをしてもらう事が可能になりますので、早めのオーダーがおすすめです

大きさには配慮を
こぢんまりとしたものから豪華なボリュームのあるものまで選択肢は多いです。
外出先で手渡す際、あまり大きいと相手の方の負担になるかもしれません。大きいサイズのものを贈る場合は、都合を聞いたうえでご自宅に届ける方がいいでしょう。

デザイン

デザイン
フラワーアレンジメントは、どの角度から見ても美しい四方見(しほうみ)のデザインのものが多いです。丸い形のラウンドアレンジや楕円形のオーバル、横に広がるホリゾンタルなど、左右対称の形が基本です。

ほかには、中央がすっと高くなった三角形や、背の高い花を横一列に並べて長方形のような形にした個性的なものも。また、枝物をつかって伸びやかなイメージを作るなど、デザインは無限にあります

花以外のものを使って
小鳥や看板、果物などを模した小さなピックやぬいぐるみが入ったものもあります。
リボンでデコレーションしたり、きらきら光るオーナメントを使って華やかな雰囲気に仕上げることもできますよ。

花器の種類

花器の種類
生花店の店頭でよく見かけるバスケットに入ったもののほかにも、陶器やブリキ、木箱などさまざまなタイプがあります。器によって雰囲気がガラリと変わるので、お相手のイメージやお祝いの内容に合わせて選びましょう。

バスケットなどの天然素材の器だと、あまりかしこまらず、少しカジュアルな雰囲気を出せます。野の花や花壇に咲いているような花を使ったナチュラルな雰囲気が好きな方におすすめです。また、陶器の場合は色のバリエーションが豊富なので、花との色遊びができるのがポイント。明るい雰囲気やシックな感じなど、あらゆるテイストのものに対応できます。

花器の再利用
どの花器も繰り返し使うことが可能です。
新しいセロファンと吸水フォームをセットして、自分でアレンジメントを作って楽しんでみてはいかがでしょう。
また、小さな植木鉢の鉢カバーや小物入れとして使うこともできますよ。

花の種類

花の種類
生花だけでなく、プリザーブドフラワーやドライフラワー、アーティフィシャルフラワーで作られたものも人気があります。生花以外の花を使うメリットの一つは、長く飾れること。プリザーブドフラワーなら通常2年前後、ドライフラワーは1年ほど、アーティフィシャルフラワーは何年にもわたってきれいな状態を保ちます。特に記念日やお祝いにプレゼントされたものなら、思い出とともに長く飾れるので喜ばれるのではないでしょうか。

また、お手入れがいらないのも大きなポイント。水を替えたり、弱った花を取り除いたりといった手間がかかりません。埃がたまらないように気をつける程度でいいのは、忙しい人や花の扱いに慣れていない人にとって大きなメリットといえます。

ケース入りのものも
プリザーブドフラワーやドライフラワーは繊細なため、埃を取り除くときにも傷つけないようにしなければいけません。
プレゼントに選ぶなら、花に直接埃がつくことがないケースに入っているものがおすすめです。手間がかからないうえに長持ちします。
記念日にはフラワーアレンジメントを贈ろう!気軽に飾れる相手思いのプレゼント

可愛くて長持ち!プレゼントにもおすすめなプリザーブドフラワーのアレンジメント

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フラワーアレンジメントのお手入れ

フラワーアレンジメントのお手入れ
美しいフラワーアレンジメントをプレゼントされたら、できるだけ長く楽しみたいですよね。フラワーアレンジメントは基本的にはあまり手がかかりませんが、花にとって良好な状態を保つため、飾る場所を選ぶのが大事なポイントです

生花は日当たりがよくて温度が上がるところは苦手です。そのため、直射日光の当たらない風通しのよい場所に置いてください。また、エアコンや扇風機の風が直接当たると、花にダメージを与えることになります。このような場所も避けて飾りましょう。

ラッピングペーパーは外す
届けられたときには、装飾と花を保護する目的でラッピングされています。
そのままにしておくと通気が悪く蒸れてしまうので、すぐに外しましょう。

続いて、きれいな状態を長く保つためのケアについてご紹介します。

水やり

水やり
花は吸水フォームから水を吸い上げています。その吸水フォームは一度乾いてしまうと、それ以降は水を吸収できなくなります。そのため、吸水フォームが乾かないように、毎日、あるいは1日おきに水をたっぷり与えましょう。できれば器の底に溜まっている水を捨ててから新しい水を注ぐようにすると、雑菌の繁殖をある程度抑えられます。

急須が便利
水を加えるときには、花に水がかからないように気をつけてください。
吸水フォームに直に水を注ぐには、「急須」がおすすめ。花をよけて、何箇所かに分けて水をかけましょう。

花が弱ってきたら

花が弱ってきたら
花がどのくらい持つかは、1輪1輪差があります。少し弱ってきたなと感じる花は吸水フォームから抜き、水切りをしてから挿し直すといいでしょう。その際、元の穴に戻すと水が茎の切り口にしっかり触れなくなるので、新しい場所に挿してください。

水切りの仕方
水中で茎の下の方を切ります。
このとき切れ味のいいハサミを使ってください。スパッと切れないと、水を吸い上げる管の入り口が潰れ、水が上がりにくくなります。

また、別の花瓶などに生けるのもおすすめです。お皿やボウルに水を張って、茎を短く切った花の部分だけを浮かべるのも素敵ですよ。

記念日にはフラワーアレンジメントを贈ろう!気軽に飾れる相手思いのプレゼント

フラワーアレンジメントの癒し効果。自分でもできるフラワーアレンジメントの世界

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まとめ

フラワーアレンジメントは見た目の豪華さ、扱いの手軽さが特長で、記念日はもちろんさまざまなお祝いのシーンで選べる魅力的なアイテムです。お手入れが簡単なため、相手の方が花の扱いに慣れていなかったり、忙しくてあまり手をかけられなくても、花のある暮らしを楽しむことができます。

オーダーする際には、メインの花や色、プレゼントするお相手の性別や年齢を伝えて、イメージに合うフラワーアレンジメントを作ってもらうといいでしょう。制作にはやや時間がかかるため、事前に予約しておくと安心です。

受け取ったあと、花瓶の準備や日々の細かなケアが不要で気軽に飾れる点で、相手思いのプレゼントといえるフラワーアレンジメント。大切な人に贈って一緒に記念日をお祝いできるといいですね。

この記事のまとめ

  • フラワーアレンジメントは置くだけで飾れる華やかなプレゼントになるため、記念日にぴったり
  • フラワーアレンジメントはサイズやデザインにも多くの種類があるので、贈る相手に合わせて選びやすい
  • 長く飾りたい場合は、プリザーブドフラワーなど生花以外の花も選択肢に入れよう

記事の監修

片岡 泉

「心花」オーナー

学生時代にデザインを学び、その後、子供服のデザイナーをしていました。

子育て中に始めたガーデニングがきっかけで、お花にはまり花屋に転向。ブライダルやフラワーショップ、花教室、葬儀装花など、さまざまな経験を積みながら、2012年「心花」として独立しました。

お花の予約注文や、花教室、リースやプリザーブドフラワー などの花作品の販売など、お花屋として活動しています。

お花で心が伝わるように、みなさまに真心込めてお届けしています。

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