父の日のギフトに選びたい花とは?花を贈る理由と選び方のポイント
父の日は母の日と比べるとやや認識が薄く、父の日に贈るギフトの定番というものもあまり広まっていません。でも、父の日も母の日同様に大切にしたいイベントです。ここでは、父の日に贈る花についてご説明していきます。父の日に花を贈る理由や由来に着目しながら、定番の花ギフトや他にふさわしい花にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
父の日に花を贈るのはどうして?
そもそも、父の日に花を贈るということは定着しているとはまだまだ言えません。それでも、母の日にカーネーションを贈るように父の日にも花をギフトに選ぶ人は多いです。父の日は、母の日と同様アメリカが起源ですが、母の日よりも50年ほども後にできたため、認識が薄かったり定着していないのも仕方ありません。
アメリカのジョン・ブルース・ドット夫人という女性が、若くして妻を亡くし男手一つで子どもたちを育て上げた父親を労う日を作りたいと考えたのが始まりです。そして、その父が亡くなった後、お墓に白いバラを備えたことから父の日には花を贈ることが広まっていきました。アメリカでは白いバラは亡き父に、健在な父には赤いバラを贈る風習が今でもあります。
父の日の定番・黄色いバラの花と花言葉
アメリカで設立された父の日が日本にも伝わり、6月の第3日曜日にはお父さんを労う習慣ができました。その際ギフトを贈る人も多く、花としてはアメリカ同様バラを選ぶものという考えも広まっています。ただ、アメリカと違って日本では黄色いバラが父の日のギフトとして定番の花とされています。それは、父の日イエローリボンキャンペーンというものが影響していると言われています。
黄色いものを身につけることには、身を守ってくれるという意味合いがあるとイギリスから伝わりました。そのことから、父の日には黄色いものを贈り、感謝の気持ちを伝えるとともにお父さんを守ろうというものです。それが黄色いバラが父の日の定番となった理由ですが、花言葉としては黄色いバラには「友情」「献身」などのいい意味だけではなく、「嫉妬」などマイナスの意味も含まれています。そのため、黄色いバラをギフトとして選ぶ際には、他の花と合わせて贈るといいでしょう。
父の日におすすめな他の花と花言葉
父の日の花は母の日ほど定番化していませんので、黄色いバラにこだわらず自由に選びやすいですね。先ほどもお伝えしたように、フラワーアレンジメントなど様々な花を合わせて作られたギフトなら、花言葉の意味合いもそこまで気にすることなく受け取ってもらえるでしょう。扱いやすさの面でも父の日には特におすすめです。
他の花でおすすめできるものとしては、「幸福」という花言葉を持ち高級感のある胡蝶蘭も人気です。また、素朴な雰囲気と季節感を感じられるのが魅力のアジサイもおすすめです。花言葉には「冷酷」という意味があり敬遠する人もいますが、「家族団らん」という意味もあるため、そちらを強調すれば父の日のギフトとしてはぴったりですね。
まとめ
父の日には黄色いバラが定番なこと、また季節感がありいい意味の花言葉を持つ花や、上品で高級感のある花など、定番にこだわらない選び方もお伝えしてきました。父の日のギフトに迷ったら、ここでご紹介したことを参考に、お父さんに合う花を選んで贈りましょう。感謝の気持ちが伝わることが一番大切なので、あまり悩み過ぎないで楽しく選んで下さいね。