ハロウィンにスワッグを飾ろう!ハロウィンらしさを出すポイント
記事の監修
2005年
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会講師免許取得
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ハロウィンは日本でも人気のあるイベントです。特に、部屋の中にハロウィンらしいアイテムを飾って雰囲気を作る人は多いですよね。
そんな時に簡単に飾れるアイテムとしておすすめなのが「スワッグ」です。スワッグは、使う素材によって印象を簡単に変えることができるのでインテリアにもぴったりですよ。本記事では、ハロウィンに飾りたいスワッグの選び方や作り方をご紹介していきます。
- ハロウィンらしい手作りのフラワーアイテムをインテリアに取り入れたい方
- インテリアになじむようなスワッグの選び方がわからない、上手にスワッグを選んでハロウィンを演出したい方
- 自分でスワッグ作りに挑戦してみたいけれど、作り方を知らない・上手に作る自信がないという方
目次
ハロウィン向けのスワッグの選び方
スワッグとは、ドイツを中心にヨーロッパから伝わった壁飾りのことです。リースのように輪形ではなく、ざっくりと束ねたようなラフな外観が特徴で、ナチュラルな雰囲気が魅力のアイテムとして密かに人気を集めています。スワッグは、同じく壁飾りとしてポピュラーな輪形のリースとともにクリスマスの飾りの定番ですが、花材を変えることで一年中楽しむことができますよ。
ハロウィンシーズンである10月を中心とした秋が旬の植物を取り入れたり、ハロウィンカラーやモチーフを使って作られたスワッグなら壁に掛けて飾るだけで簡単にお部屋をハロウィンの雰囲気に演出することができます。
スワッグは植物で作るのが一般的ですが、最近はオーナメントなどの装飾を増やしたタイプのものもあります。特にハロウィンにはオバケやコウモリなどのイメージがあるため、人形や小物を使った賑やかなスワッグも面白いですよ。
個性的なタイプと秋の植物を使ったナチュラルなタイプと2つのパターンから部屋のテイストに合わせて選んでみてくださいね。
それでは、遊び心の詰まったユニークなスワッグとナチュラルタイプのおしゃれなスワッグとの2タイプについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
ハロウィンらしい!ユニークなスワッグ
ハロウィンと言えば、どのようなイメージが浮かびますか?カボチャ?それともゴースト?コウモリや黒猫などもいますね。そんなハロウィンと言えばこれ!というモチーフを元に作られたスワッグは、一目見ただけでハロウィンの飾りとわかります。
スワッグには花など植物だけで作らなければならないという決まりなどありません。ハロウィンというお祭りにふさわしい遊び心いっぱいのスワッグを選んでみてはいかがでしょう。カボチャやゴーストなどのマスコットを一緒に束ねたり、キャンディーなどのお菓子も入れたり、子どもが喜びそうなユニークでポップなスワッグもありますよ。
飾っただけでワクワクするような、賑やかで明るいスワッグを選ぶと、部屋の雰囲気が明るくなります。
70~80年代のアメリカの女の子の部屋のような、色味の多いポップな雰囲気の部屋、逆にモノトーンで無機質な部屋など、自然なアイテムが少ないイメージの部屋によりなじみます。また、小さなお子さんがいる場合も、子どもが喜ぶ飾りとしてユニークなタイプのスワッグをおすすめします。
秋色で飾るおしゃれなスワッグ
ハロウィンは楽しみたいけれど、あまりごちゃごちゃしたのはちょっと…という人におすすめなのが、秋色の素材で作られたスワッグです。カボチャのオバケが入ると、いかにもハロウィンの飾りらしくなりますが、あえてハロウィンらしさを抑えることで、違和感なく部屋になじみます。ススキや稲穂などをベースに、秋の花や実を組み合わせて作ったナチュラルなスワッグは、ハロウィンが終わってからも飾り続けることができ、長い間楽しめるのもメリットです。
ポップさは押さえつつ、オレンジやブラック、パープルなどハロウィンカラーを差し色としてを使えば、ハロウィンらしさを自然に表現することができます。オレンジ色のガーベラやバラなど大きめで存在感のある花をメインに、パープルの小花を添えて、ブラックベリーなどの実も一緒に束ねると秋らしくてとても素敵なスワッグになるでしょう。
木製の家具で統一されたナチュラルテイストの部屋、アンティーク調の部屋、アジアンテイストの部屋など、植物がなじみやすい部屋には断然植物で作られたスワッグが似合います。ちなみに白を基調としたシンプルな部屋にはユニークタイプもおしゃれタイプ、両方合うでしょう。
ハロウィンらしいスワッグを手作りしてみよう
リースは知っているけど、スワッグは知らない…、見たことはあるけど名前を知らない…、または、雑貨屋さんや花屋さんでもあまり見かけたことがない…という人も多いのではないでしょうか。販売されてもいますが、まだまだ数や種類は十分とはいえないのが現状です。特にハロウィンの飾りともなれば、イメージに合うものがなかなか見つからないかもしれませんね。
しかし、スワッグは自分で簡単に手作りすることができるのです。お店で既製品を探すよりも、材料を入手して自分で作ってしまった方がイメージ通りのものを飾れますよ。
- 花材はドライフラワーやアーティフィシャルフラワー(造花)がおすすめ。花屋や手芸用品店にあります。
- 土台となるような長めの植物と、飾りにする短めの植物をバランスよく組み合わせて用意するのがコツ。
- オバケなどのマスコットを使う場合は、スティックやワイヤー付きのものが便利。ない場合はグルーガンで接着しましょう。
スワッグ作りの基本は、丈が長めの植物が後ろ、短い植物が前に来るように重ねながら配置することです。壁飾りですので飾りは片面だけに施せばOK。配置が決まったらまとめて麻ひもなどで束ねて形を整えます。その上からリボンを結べば完成。たったこれだけですので、誰でも簡単に作ることができますよ。
初心者でも簡単!ミニほうきを使ったスワッグの作り方
さらに簡単に作れて完成度の高いスワッグに仕上げる方法もあります。それが、既製品をベースにするというもの。特に初心者におすすめなのが、ミニほうきを土台にしてドライフラワーやミニカボチャ、実など好みの装飾を一緒に束ねる方法です。ポップな雰囲気のスワッグを作る場合も、ミニほうきを使えばまとまりやすくなりますよ。
「フォーム」と呼ばれる土台をミニほうきにつけてから花材を挿し込んでいく方法なら、かなり手早くスムーズに作業ができます。また、ミニほうきは整ったタイプのものもいいですが、先が不ぞろいのボサボサのものを選ぶのもおすすめです。自分でカットしたり削いだりしてわざとボサボサにアレンジしてもいいですね。そうすることで、まるで魔女のほうきのようなイメージとなり、植物のなじみもよくなります。よりハロウィンっぽさを感じられるスワッグに仕上がりますよ。ほうきがすすきのようにも見えて、スワッグをまとめてくれる効果も期待できます。
フォームを使わずに直接アイテムを接着していく方法はより簡単です。木工用ボンドよりも速乾性があり手も汚れませんので、ストレスなく接着できますよ。ワイヤーやスティックがついていない花材や飾りを接着する際に便利です。フラワーアイテムを手作りする機会が増えそうなら、グルーガンはぜひ持っておきたい道具です。
下記の動画は、ミニほうきを使ったスワッグの作り方をご紹介しています。参考にしてみてください。
ハロウィンを盛り上げる!遊び心のあるスワッグの飾り方
基本の飾り方は、壁やドアにスワッグを吊るすというシンプルな方法です。大きめのスワッグなら一つでも存在感が出ますので、よく目が行く場所に飾るといいでしょう。小さめのスワッグの場合は、麻紐を横に伸ばして壁に留めて、ガーランド風に複数吊るして飾ると可愛いです。ミニほうきスワッグなら3~5つほど飾るとかなり目を引く飾りになるでしょう。
一つひとつのスワッグを、少しずつ違うデザインにすると楽しいです。メイン植物の色を変えたりマスコットの種類を変えたりするだけでも、変化が出て飽きません。あらかじめ並べて飾った時のバランスを考えながら作るようにするといいでしょう。
スワッグを飾った壁面にバルーンやペーパークラフトでさらに飾り付けをするのもおすすめです。特にハロウィンパーティーを行う場合は雰囲気づくりが重要ですので、壁一面を使ってハロウィンらしい装飾を施すというのも楽しそうですね。
装飾に凝りだすと、スワッグとのバランスを忘れて統一感のないちぐはぐなインテリアになってしまうことも。ハロウィンらしさも重要ですが、テイストはあらかじめ決めてぶれないようにすることも大切です。ナチュラルなスワッグの場合は装飾も色味を押さえてシックにするなど、トータルでデザインするようにして下さいね。
まとめ
ハロウィンらしい部屋づくりに挑戦する際には、これまでご紹介した情報を参考にぜひスワッグを飾ってみて下さい。ポップでユニークなもの、またはシックでおしゃれなものを自分の好みや部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。
スワッグは手作りも簡単ですので気軽に作ってみて下さい。シンプルなアイテムですが飾り方を工夫すればハロウィンらしさを演出するのは難しくありません。ハロウィンがより楽しい一日となるよう、スワッグをぜひお役立て下さい。
- ハロウィンのスワッグは部屋のテイストに合わせて選ぶことで効果的に使える
- ハロウィン用のスワッグはあまり販売されていないため、材料を入手して自分だけのオリジナルを手作りするのがおすすめ
- 大きなものは目立つ場所に掛けるシンプルな飾り方、小さなものは複数遣いでハロウィンインテリアを演出しよう
記事の監修
2005年
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会講師免許取得
皆さんと一緒に、和気藹々と楽しくワークショップを開催しています。
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