アーティフィシャルフラワーをお祝いに!プレゼントするならどんなもの?
記事の監修
お祝いのシーンでよく贈られるものといえば、お花ですよね。花束やアレンジメントなどのフラワーギフトは、どんなお祝いにも適したプレゼントの定番。気持ちが伝わりやすく、贈られた側も嬉しいものです。生花やプリザーブドフラワーが選ばれやすいですが、アーティフィシャルフラワーをお祝いに贈るのはどうなの?と迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、アーティフィシャルフラワーをお祝いのプレゼントとして選ぶコツについて解説します。選び方だけでなく作り方についてもご紹介しますので、手作りに挑戦したい方もぜひ参考にしてくださいね。
- アーティフィシャルフラワーのメリットを知りたい方
- お祝いのプレゼントにふさわしいアーティフィシャルフラワーの選び方を知りたい方
- アーティフィシャルフラワーを使ったお祝い向けアイテムを手作りしてみたい方
目次
アーティフィシャルフラワーを選ぶメリットとは
アーティフィシャルフラワーとは、主にポリエステルなどの化学繊維を使用して、生花に近い質感や色合いを表現した造花のことを指します。造花=偽物の花と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、最近の製品は非常にクオリティが高く、本物の花と見間違えてしまうものも少なくありません。
また、生花ではなくあえてアーティフィシャルフラワーを選ぶ人もいるのですよ。その理由は、見た目のよさだけではありません。
例えば生花の花束を受け取った場合、花瓶に生けたり水を取り替えたりする必要がありますよね。フラワーアレンジメントなら、オアシスが乾かないように水をかけたり、弱った花を取り除いたりといったお世話をしないといけません。そして、残念ながら、生花で作られたものはどんなにお手入れをしてもやがて枯れてしまいます。
一方、アーティフィシャルフラワーならそのまま飾っておくだけでお手入れ要らず。さらに、いつまでも枯れることなくキレイなままです。そのため、最近では生花の扱いが苦手な方へのプレゼントとしても人気なのです。
- 生花に劣らない美しさでインテリアにも取り入れやすい
- お手入れが不要なため、生花の扱いが苦手な人でも管理が簡単
- 化繊などで作られているため、しおれたり枯れたりすることがなく長持ちする
お祝いのプレゼントにふさわしいアーティフィシャルフラワーとは
アーティフィシャルフラワーをプレゼントに選ぶ場合、生花の代用品として考えることはおすすめできません。精巧な作りとはいえ、やはり造花にマイナスなイメージを持つ方も少なくないからです。特にお祝いのシーンでは、選び方を間違えるとチープな印象を与え相手をガッカリさせてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
では、アーティフィシャルフラワーをお祝いのプレゼントにする場合、どのようなものを選べばいいのでしょうか。ここで、選び方のコツを押さえておきましょう。
お祝いのプレゼントにふさわしいアイテムを、具体的にご紹介していきます。
フラワーアレンジメントやブーケ
生花のフラワーギフトでも定番のフラワーアレンジメントとブーケ(花束)は、アーティフィシャルフラワーで作ることももちろん可能です。お手入れが不要でいつまでも飾り続けることができますので、定番のフラワーギフトを長く楽しみたいという方にはぴったりですね。
特にブーケの場合は、花瓶など水の入った容器に生ける必要がないというメリットを生かし、そのまま立てた状態で飾っておけるユニークな商品もおすすめです。
お祝いのプレゼントには、アーティフィシャルフラワーとプリザーブドフラワーを組み合わせて作られたアレンジメントがよく選ばれています。高級感があり人気も高いため、商品も豊富です。
ただ、プリザーブドフラワーは生花を特殊加工したもののため比較的高価ですので、予算と相談しながら選ぶといいでしょう。
アレンジメントをプレゼントするなら、生花では実現できないようなユニークな形状のものを選んではいかがでしょう。
リースやスワッグ
ドアや壁にかけて飾るリースやスワッグも、アーティフィシャルフラワーで作られたものなら長く楽しめるでしょう。リースやスワッグで使われる代表的な素材には、他にもプリザーブドフラワーやドライフラワーがありますが、どちらも繊細で傷みやすいため、飾る場所を選ぶ必要があります。
また、生花よりは長持ちしますが、耐久性はアーティフィシャルフラワーにはかないません。
リースやスワッグは手作りギフトのアイテムにもよく選ばれていますが、特に手作りのような思いが込められたものは、長持ちさせたいと願うもの。アーティフィシャルフラワーのリースなら、管理も簡単で長持ちさせることができますよ。
こまめなメンテナンスは不要ですが、飾る場所に配慮が必要な点は他のお花と同様です。
アクセサリーや小物
アーティフィシャルフラワーはサイズや色、形が豊富で、自由自在にアレンジできるというメリットもあります。そのメリットを生かしたアイテムが、アクセサリーや小物です。茎を取り除き、花蕾部分のみを使用することも簡単にできるため、コサージュやブレスレット、ピアス、バッグチャームなどのアイテムに活用されています。
また、フォトフレームやアクセサリーボックスなど実用性のある小物も華やかに演出してくれますよ。プレゼントされたものをいつでも身に着けていたい、大切に使いたいと考える方は少なくありません。
アーティフィシャルフラワーが施されたアクセサリーや小物も、お祝いのプレゼントにおすすめなのです。
お祝いの気持ちを手作りアイテムに込めて
上品な印象を重視して選べば、お祝いのプレゼントにもぴったりなアーティフィシャルフラワー。さらに気持ちを込めて贈りたい場合は、手作りがおすすめです。あえてアーティフィシャルフラワーを使う意味も、手作りならプラスに伝わるはず。
アーティフィシャルフラワーを花材として使用する場合には、「ワイヤリング」という技法を覚えておくと便利です。
花材をアレンジメントの土台に挿し込みやすくなるうえ、ワイヤーにより茎が補強されしっかり固定されるため、作品も壊れにくくなるというメリットがあります。
基本のワイヤリングは、アーティフィシャルフラワーの茎にワイヤーを巻き付けるようにします。花の形状によってもその具体的な方法は異なります。また、必要に応じてテーピング(ワイヤリングした箇所にフローラルテープを巻き付ける)も行うといいでしょう。
下記の動画は、ワイヤリングの様々な方法が紹介されています。参考にしてみてください。
アーティフィシャルフラワーを使ったアクセサリーの作り方
ワイヤリングをしたアーティフィシャルフラワーを使用して、アクセサリーを作ってみましょう。ここでは、例としてコサージュの作り方をご紹介します。
- 好みのアーティフィシャルフラワー(メインの花一つ、小花やグリーン適量)
- ワイヤー
- フローラルテープ(茎と同系色のもの)
- ブローチピン
- リボン、レースなど
- ニッパー、はさみ
基本のコサージュの作り方
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STEP. 1
アーティフィシャルフラワーにワイヤリングとテーピングをする
ニッパーで適度な長さにカットしたワイヤーを花材につけ、フローラルテープを巻きつけます。
ワイヤー部分を持ったときに花がぐらぐらしないようしっかり固定しましょう。
葉物など、このあと束ねない材料は、ブローチピンに接着剤で固定しておきます。
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STEP. 2
花材を束ねる
メインとなる花は、花首下1cmほどの部分を垂直に折り曲げます。
折り曲げた部分を焦点として指で固定しながら、他の花材をバランスよく束ねていきます。
焦点の部分にワイヤーを巻き付け固定し、茎を仕上がりの長さ(6㎝程度)にカットしテーピングします。
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STEP. 3
リボンなどで装飾する
テーピングした茎部分にリボンを巻き付けていきます。
花の近くでリボンを結んでも、レースなどをつけても素敵です。
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STEP. 4
ブローチピンを取り付ける
裏側に接着剤でブローチピンを固定します。
バランスが悪いと、洋服などにつけたときに花材の重さで前に傾いてしまうことがあるので、中心より上の方の位置に接着することをおすすめします。
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STEP. 5
完成
下記の動画は、コサージュの作り方、またヘアアクセサリーの作り方が紹介されています。参考にしてみて下さい。
まとめ
アーティフィシャルフラワーには生花とは違うメリットや魅力があることをお伝えしてきました。特に、手作りのプレゼントに挑戦したいなら、扱いやすいアーティフィシャルフラワーを活用するのがおすすめです。心のこもったプレゼントですから、気持ちがしっかりと伝わるはずですよ。
世界でたった一つの手作りの花のプレゼントを大切な人に贈って、お祝いの気持ちを伝えましょう。
- アーティフィシャルフラワーはクオリティが高いものが多く、生花の美しさに劣らない
- 管理が簡単で長持ちする花材のため、花の扱いに慣れていない方へのプレゼントにもおすすめ
- 飾れるアイテムやアクセサリー、小物がお祝いにぴったり。手作りに挑戦してみよう
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