花にはどんな効果があるの?部屋に飾るメリットを解説
記事の監修
齋藤 由理佳
インテリアコーディネーター ・DIYアドバイザー・整理収納アドバイザー
DIYを取り入れたインテリアコーディネートや収納、雑貨アレンジを得意としてます。
花が部屋にあると、なんとなく気分が落ち着いたり、明るくなったり、自然と笑顔になったりするものです。実は、花を飾ることで人々の暮らしに様々な良い効果をもたらす役割があるのです。そこで今回は、ただ美しいだけではない花の持つ効果について、そして花を部屋に飾るメリットを解説をしていきます。
まずは一輪から、気軽に花を暮らしに取り入れてみてはいかがでしょう。
- 花にどのような効果があるのか気になる方
- 最近ストレスが溜まっていると感じる方
- 花を飾ってリラックスできる空間を作りたい方
目次
部屋に花を飾ることで得られるリラックス効果
冒頭でも触れましたが花には人の心を落ち着かせたり明るくさせたりする効果があります。また、花は、色や香り、触感などで人の感性や感覚を刺激します。花にも様々な種類があり、それによって色も香りも触感も異なりますよね。
まずは、花を美しい、可愛らしいと思うこと自体がもう既に心が癒されている状態です。そして花だけでなくグリーンなど様々な植物を見て触れることで、心が癒されるものです。いつでも目が届く場所に花があることで、ストレスを溜め込まず心が浄化されるという効果があるということです。
花を暮らしの中に取り入れることで、無意識のうちに心が癒され続けます。春にはチューリップ、夏にはひまわり、秋にはコスモス、冬にはシクラメンなど、特に季節を感じる花を取り入れることで気持ちが豊かになり、よりリラックスした時間を過ごすことができます。
花は五感を刺激することでストレス解消に繋がる
花にはさまざまな色や香り、触り心地などがありますよね。花の視覚的な美しさや優しい香り、葉の揺れる音や花びらの柔らかさなどを感じることにより、人間の五感が刺激されます。ですが日々忙しくしていると、五感を研ぎ澄ませるような時間もなかなかありません。
そこで、いつでも目が届く場所に花を置いてみましょう。少しでも花を見て触れる時間を設けるだけでも効果的です。また、五感を刺激する効果のある花がそばにあると、自然とストレスが和らぎ心が浄化されますよ。部屋に飾ることはもちろん、ベランダやお庭で花を育てることも、ストレス解消に大きな効果をもたらします。
まずは、一輪だけでもいいので無理をしないことから始めましょう。花でストレスを溜めてしまったら本末転倒です。
アクセントや雰囲気を変えるインテリア効果
花を部屋に飾ることで、空間が明るくなる・色味がアクセントになるというインテリア効果が期待できます。先ほどご紹介した癒し効果を発揮しつつ、お部屋のアクセントとしても使えるので一石二鳥ですね。部屋に合う種類や色は、その部屋のタイプによって異なります。
同じグレーの壁の部屋でも、観葉植物やエアプランツを飾るとインダストリアルインテリアや西海岸風インテリアになり、白やピンクの薔薇の花を飾るとフレンチ風のインテリアになるように、同じ部屋でも飾る花の種類で印象を変える事ができます。
また、花には様々な種類やアイテムがあり、インテリアにぴったりな飾りやすいものに出会えることも簡単になってきました。
生花を花瓶に生けて飾ることだけでなく、リースやスワッグなどの壁掛けにしたり、フラワーアレンジメントを置いたり、ハーバリウムを並べたりする飾り方もあります。アーティフィシャルフラワー(造花)やプリザーブドフラワー、ドライフラワーなどを使ったフラワーアイテムならお手入れも比較的簡単ですので、抵抗無く花を飾れるのではないでしょうか。
それでは、効果的な飾り方について詳しく見ていきましょう。
アクセントとしての効果的な飾り方
インテリアのアクセントとして花を飾る場合は、部屋の中にあまりものを置かずに花が埋もれないようにするのがポイントです。シンプル過ぎるくらいの部屋ほど、明るい色の花が一輪あるだけでもグンと雰囲気が変わり花の存在感が出るものです。フラワーアレンジメントを目立つ場所に一つ飾るというのも簡単で効果的な方法ですね。
最近では、春なら桜、初夏ならドウダンツツジといったような迫力のある枝ものを絵画のように飾るのも流行っています。
アクセントとして飾る花は好みのもので構いませんが、特に赤や黄色、オレンジ、ブルーなど色味がはっきりしているものがおすすめです。
- 家具やファブリックの色とは対照的な捕色関係の色を選ぶことで、花の存在感がはっきりとする
- 収納を上手に使って物を減らし、花を目立たせましょう
- 花瓶の色選びも重要。色味のある花瓶を選ぶ場合は花が負けてしまわないようデザインがシンプルな花瓶を選ぶのがおすすめ
部屋の雰囲気を変える効果的な飾り方
花を使って部屋の雰囲気をガラッと変えたい場合は、部屋の中の様々な場所を使って複数のアイテムを飾るといいでしょう。花瓶に活けた花やフラワーアレンジメント、グリーンなどを複数箇所に置いたり、壁にフラワーアイテムを飾ったりして空間をコーディネートします。
この時、カーテンやテーブルクロスといったファブリックの色と花の色を統一すると、家具などを変えなくても、ガラッと印象を変えることができます。
花の種類や色などをすべて同じものにする必要はありませんが、ある程度テーマを決めた方が統一感が出ますよ。温かい雰囲気の部屋にしたい場合はオレンジや黄色などの暖色系を。グリーンとブルー、ホワイトなどを組み合わせると爽やかな印象の部屋になります。好きな色、好きな花を中心に選んでみて下さい。
季節感やその時の気分に視点をあわせて選んでみるのもいいですね。雑貨などと違い、手軽にお部屋のイメージを変えることができるのでお勧めです。
花の色がもたらす効果とは
花にはリラックス効果があること、またインテリアの役割を持つことをお伝えしましたが、まず視覚から入る際に花の色というものがとても重要です。ここで花の持つ色について少し解説していきます。
花は自然界のものながら、非常に色のバリエーションが豊富ですよね。例えば同じ赤でも真っ赤なものもあればくすんだ赤、黄みがかった赤など、微妙に色合いが違うものがいくつもあります。私たちがこれらの花を選ぶ時、実はどのような色の花を選ぶかということから、自分の心が映し鏡のように見えてくるのです。これを花の色によるカラーセラピー効果といいます。
冷静になりたい時にはブルー系、温かさが欲しいときには赤やオレンジといった暖色系を求めがちです。元気になりたい時や人を元気付けたい時には黄色を選ぶ人も多いのではないでしょうか。選ぶ色によって心の状態がわかるカラーセラピー効果を知ることで、その時々で自分が求める心の状態に合わせて色を選ぶことも可能です。
花を部屋に飾る場合は、自分の気持ちや直感を大切にしながら選ぶことで、心の状態を良好に保つことができるでしょう。
まとめ
花はただ美しいだけでなく、リラックス効果やインテリア効果など人々の暮らしに役立つことをお伝えしました。気分が落ち込んだり、なんとなくしんどいなと思ったりしたら部屋に花を飾ってみて下さい。
花の持つ美しさや生命力を見ているうちに、だんだんと心が癒されストレスが解消され、元気になれますよ。ぜひ気軽に花を暮らしに取り入れてみて下さいね。
- 花を見たり触れたりすることでストレス解消につながり、リラックス効果が得られる
- インテリアに花を取り入れると、アクセントとしての効果や雰囲気を変えることができる
- 花にはカラーセラピー効果があり、暮らしに取り入れることで自分の心と向き合いやすくなる
記事の監修
齋藤 由理佳
インテリアコーディネーター ・DIYアドバイザー・整理収納アドバイザー
DIYを取り入れたインテリアコーディネートや収納、雑貨アレンジを得意としてます。