ドライフラワーの花言葉とは?シーンに合わせたおすすめの選び方もご紹介
記事の監修
風を纏う自然スタイルを取り入れた動きのある作品作りにこだわり、朽ちてもなお美しいドライフラワーに命を吹き込みます。
全ての作品に、オリジナルのスピリチュアルアロマスプレーにて香り付けをして、視覚嗅覚を通して癒しと、新感覚で楽しむお花のある暮らしをご提案致します。
フラワーアート作品の各種オーダーメイド、ブライダルフラワーアートの受注制作、フラワーとアロマを用いた空間プロデュース、ワークショップやオンラインレッスンも各種開催しております。
ボタニカルデザイナーとして、アロマテラピーとボタニカルデザインを融合させた新たな取り組みに力を入れております。
部屋のインテリア雑貨の一つとしても人気の高いドライフラワー。近年では特に需要も高く、スワッグやリースなどドライフラワーを使ったアイテムを花屋さんや雑貨店などのお店でもよく見かけますよね。長い期間楽しむことができるドライフラワーは、新築のお祝いや誕生日のプレゼントなどの贈り物としてもおすすめです!せっかくなら、花言葉も意識してみるとより魅力を感じることができますよ。
そこで今回は、ドライフラワーの花言葉について詳しくご紹介します。様々な花の中から、花言葉としておすすめのドライフラワーや、注意しておきたい点などもお伝えしていきます。ぜひ、参考になさってくださいね。
- ドライフラワーが好きな方
- ドライフラワーの花言葉について詳しく知りたい方
- ドライフラワーのアイテムを贈り物として検討している方
目次
ドライフラワーの花言葉にはどんな意味があるの?
ドライフラワーにはどんな意味の花言葉があるかご存知ですか?ヨーロッパでは歴史の古いドライフラワーですが、日本での歴史は海外に比べるとまだ浅く、日本ではドライフラワー自体には花言葉はつけられていません。
しかし、近年では日本でもドライフラワーが様々なシーンで用いられるようになってきており、インテリア雑貨やウェディングアイテムとしても定番となっています。注目度が高まっているアイテムといえますので、海外でのドライフラワーの花言葉を理解しておくこともおすすめです。
そこからフラワーアレンジメントの文化が世の中に多く広まったことで、一般家庭にもドライフラワーの文化がさらに浸透したといわれています。
海外ではいくつかの花言葉をもつ
では、海外ではドライフラワーにどのような花言葉がつけられているのでしょうか?実は、花言葉はそれぞれの国で独自につけられており、その背景には歴史や文化が深く関わっています。
例えば、イギリスでは「永遠」や「永久」などの意味をもちます。また、フランスでは「永遠」や「永久」の意味に加え、「終わりのない友情」や「終わりのない愛情」、「真実」、「感謝」など複数の花言葉がつけられているようです。
- 永遠、永久
- 友情、愛情
- 真実
- 感謝
海外ではなぜドライフラワーに対する花言葉が多く存在するの?
海外、特にヨーロッパでは、ドライフラワーを玄関に飾る習慣があるなど日常の中でドライフラワーが馴染み深いものになっています。また、お墓にドライフラワーを添える風習があるため、花言葉が多く存在するともいわれています。
海外では死へのお供えは「不吉」なものではなく、「感謝」や「永遠」などの意味が込められたものだとされています。そのため、花言葉の中にも「永遠」や「愛情」「感謝」などの前向きな言葉が多く存在するのでしょう。
生花(切り花)とドライフラワーで花言葉は変化する?
生花とドライフラワーでは、花言葉は別の意味になると思われている方も多いですが、同じ花であれば花言葉が変わるということはありません。ドライフラワーを贈り物にしたい時に、花言葉が気になるということもあるでしょう。そんな時には、花の見た目の印象が変化しても花言葉自体は変わらないということを覚えておくといいですね。
ドライフラワーに関係する花言葉をもつ花
ここからは、ドライフラワーの花言葉を花の種類ごとにご紹介していきましょう。まずは、ドライフラワーに加工することが花言葉にも関係している花をいくつかご紹介します。
自宅使いの場合はあまり花言葉を気にする必要はないかもしれません。ですが、大切な方にドライフラワーで仕立てたスワッグやリースを贈ったり、海外のようにお墓にドライフラワーをお供えしたりする際には、花言葉も確認しておくとより心のこもったものになりますよ。失礼を回避するためにも、頭の片隅に入れておくことをおすすめします。
スターチス
スターチスの花言葉には、「変わらぬ心」や「途絶えない記憶」、「永久不変」などがあります。スターチスは、ドライフラワーに向いている花としても有名です。ドライフラワーに仕立てても、美しさを保ち続けることができるということが、花言葉にも由来しているといわれています。
ピンクや紫、黄色など、たくさんの色の花を楽しむことができ、スワッグやリースなどでは差し色に使うのもおすすめですよ。スターチスの場合、花の色によっても花言葉が異なります。
- ピンク色・・・「永久不変」
- 紫色・・・「上品」「おしとやか」
- 青紫色・・・「知識」
- 黄色・・・「誠実」「愛の喜び」
千日紅
千日紅の花言葉には、「不滅」や「色褪せぬ愛」などがあります。ドライフラワーに仕立てても生花と変わらぬ美しさを保つことができることが由来とされています。小さくて丸いフォルムの千日紅は、可愛らしい印象を与えてくれる花です。ドライフラワーとしての需要は高く、スワッグなどに使われていることも多いですよ。丸いフォルムが程よいアクセントになってくれます。
また、千日紅はドライフラワーにしても花びらが丈夫で崩れにくいため、ハンドメイド資材としても人気です。花びらを一枚ずつはがしても崩れにくく扱いやすいため、ハーバリウムやレジンアクセサリーにもよく用いられています。
ケイ酸を多く含んでいる植物は、ドライフラワーに仕立てるのに向いているといわれています。
ローダンセ
ローダンセの花言葉には、「変わらぬ思い」や「終わりのない友情」、「情に厚い」、「飛翔」などがあります。カサカサと乾燥していて、艶のある花を咲かせるローダンセは、ドライフラワーにしても長期にわたって色褪せない姿が花言葉の由来となります。
ローダンセは鮮やかなピンク色の花や、白色、赤色の花を咲かせます。ローダンセの場合は、花の色によって花言葉が異なるということはありません。
花として人気の高いドライフラワー
続いては、花として人気の高いドライフラワーをご紹介していきましょう。花束にしたりリースやスワッグ、ポプリなど様々なアレンジもすることができると人気を集めているドライフラワー。最近では花屋さんだけでなく、雑貨屋さんや通販、ハンドメイドショップなどでもドライフラワーの需要は高まっています。人気の花たちの花言葉もぜひチェックしておきましょう。
※こちらでご紹介する花は、花言葉の由来にドライフラワーの要素は関係ないものをピックアップしています。
紫陽花
紫陽花の花言葉には、「寛容」、「元気な乙女」や「冷淡」、「辛抱強さ」、「移り気」などがあります。花言葉としては、ポジティブなイメージの言葉とネガティブな言葉のどちらも持っているのが特徴ですね。日本では、「寛容」などのポジティブな花言葉の方が主流です。「移り気」などのネガティブな花言葉は、花が咲いている途中でも土壌の環境などにより花の色が変化することが由来とされています。
また、ドライフラワーの紫陽花には「幸運のお守りになる」や「霊力を秘めている」などの説もあります。ポジティブな言葉が多いので、贈り物にもぴったりですね。
夏至の日の早朝に摘み取り、吊るして飾ると一年間の厄除けや開運に効果があると言われています。
また、トイレに飾ると下半身の病気の予防に、玄関に飾ると金運アップに良いそうです。
かすみ草
かすみ草の花言葉には、「無垢な愛」や「清らかな心」、「無邪気」、「親切」、「幸運」などがあります。小さくて可愛らしい花のかすみ草は、花言葉もポジティブなイメージのものが多いのが印象的です。可憐なかすみ草にぴったりな花言葉ばかりですので、大切な方に贈る花としてもおすすめですよ。
かすみ草は、ほとんどの花屋さんで一年中見ることができる花のため、気軽に入手することができるのもメリットの一つです。ドライフラワーにしても生花のイメージを損なわず、可愛らしく仕上がりますよ。
花の色を染めてピンクやブルー、レインボーなどカラフルなかすみ草を作り出すことができます。
また、一つ一つが小さな花のため、レジン加工もしやすくハンドメイドの資材としても人気の花です。
バラ
バラの花言葉には、「愛」や「美しさ」、「感謝」、「清純」、「清潔」などがあります。バラは生花でも人気の高い花の一つですが、ドライフラワーとしても人気です。愛情や感謝を伝えたいという時には、ぜひバラの花を贈ってみましょう。
また、バラは花の色や花の本数によって花言葉が変わります。相手にどんな気持ちを伝えたいのかを考えながら、バラの花の色や本数を決めてくださいね。基本的にはポジティブなイメージの花言葉が多いバラですが、赤色のバラに斑点が入ったものだと「戦争」の意味、黄色のバラは「不貞」や「嫉妬」などのネガティブな意味の花言葉も含まれるので、注意しましょう。
- 赤色・・・「愛情」「情熱」「熱烈な恋」など
- ピンク・・・「上品」「気品」「感謝」「かわいい人」など
- 黄色・・・「友情」「平和」「愛の告白」「不貞」「嫉妬」など
- 白色・・・「清純」「純潔」「無邪気」「相思相愛」など
- 青色・・・「奇跡」「夢かなう」「神秘的」など
- 1本・・・「一目惚れ」「あなたしかいない」
- 2本・・・「この世界は2人だけのもの」
- 3本・・・「告白」「愛しています」
- 10本・・・「あなたは全てが完璧」「かわいい人」
- 50本・・・「恒久」
- 99本・・・「永遠の愛、ずっと好きだった」
- 100本・・・「100%の愛」
- 108本・・・「結婚してください」
ミモザ
ミモザの花言葉には、「友情」、「優雅」、「プラトニックな愛」などがあります。由来はそれぞれの花言葉によって異なります。例えば「優雅」という花言葉の由来は、都会的でおしゃれな花を咲かせること。また、「友情」という花言葉の由来は、黄色く小さな花がたくさん並んでいる姿からきているのだそうです。
春を感じるミモザは2〜3月頃に多く見かけられる花です。ちょうど卒業式を迎える時期でもあるので、大切な友人への新しい門出を祝う贈り物にミモザのドライフラワーのブーケや、リースを贈るのも良いでしょう。保存性の高いドライフラワーなら記念にもなり、長く飾ることもできるのでおすすめです。
- リース・・・ミモザをふんだんに使ったリースは黄色が映え、春のイメージにぴったりなアイテム
- スワッグ・・・壁に吊るしたり、カゴをプラスしてインテリアとしてディスプレイすることも可能
- ハーバリウム・・・より長く楽しむことができお手入れも簡単。玄関やトイレなどに気軽に飾れる
エリンジウム
エリンジウムの花言葉には、「秘めたる愛」や「秘密の恋」、「無言の愛」などがあります。トゲトゲした葉っぱと青紫色の花が特徴のエリンジウムは、ドライフラワーとして人気の花です。ユニークなフォルムは一般的な花とは一味異なり、エリンジウム単体で束ねてドライフラワーにして飾ってもお部屋のアクセントになりますよ。
花言葉の由来はその特徴的な花姿からだといわれています。トゲトゲした葉っぱが何かを守っているように見えるということで、「秘密」にちなんだ花言葉がつけられたそうですよ。
花を下向きして直射日光の当たらない風通しの良い場所に吊るしておけば、手軽にドライフラワーにすることができますよ。
ユーカリ
ユーカリの花言葉には、「再生」や「新生」、「思い出」や「記憶」などがあります。「再生」や「新生」という花言葉の由来には、原産国である土地の環境が大きく関連しています。ユーカリの原産国であるオーストラリアは、乾燥している地帯で山火事がとても多いことをご存知ですか?ユーカリの種は、山火事の後に降る雨により発芽するといわれています。そのような状況が「再生」や「新生」という花言葉の由来となったそうです。
ユーカリはドライフラワーとしての人気も高く、部屋に飾っているという方も多いことでしょう。様々な花を使うスワッグにユーカリを入れることで、全体がまとまる効果もあります。おしゃれでナチュラルなうえ扱いやすいユーカリのドライフラワーは、様々なシーンで活用されています。
花の色は白色やピンク色、オレンジ色、黄色など様々です。しかし、花の色によって花言葉が変わるということはありません。
花言葉の意味を考えながら、贈る花を選んでみよう!
ここまで、たくさんの花と花にまつわる花言葉についてご紹介してきました。花言葉には様々な意味合いがあります。どんな由来でその花言葉がつけられたのかを知ることで、さらに花選びも楽しくなりますね。また、「こんなシーンの時にはこの花言葉の花を贈ろう」という新たな花の選び方をすることもできるでしょう。
具体的には、愛情や愛を示したい・伝えたい時には、バラやミモザ、エリンジウムなどの花を選ぶのがおすすめです。また、家族や恋人に感謝を伝えたい時には、紫陽花やスターチス、大切な友人に花を贈る際には、ミモザやかすみ草などの花を取り入れてみるとよいでしょう。ドライフラワーの花を贈ることで、生花に比べてより長い期間花を楽しんでもらうこともできますね。
ドライフラワーを贈る際の注意点
ドライフラワーを贈り物にするということ自体にマイナスな意味合いやイメージはありません。しかし、日常の中に風水を取り入れているという方に花を贈る際には、ドライフラワーは選ばない方が賢明です。風水ではドライフラワーをマイナスなイメージで捉えていることが多く、悪い印象を与えてしまう場合もあるからです。
ただし、風通しの良い場所にドライフラワーを飾ることで隠の気が溜まりにくくなる、方角と相性の良い色の花を選ぶことで運気アップにつながるなど、上手に取り入れることもできます。ドライフラワーの飾り方を工夫することで、風水的にも運気の上がるものになるということも覚えておいてくださいね。
- 愛を伝えたい時・・バラ・ミモザ・エリンジウムなど
- 感謝を伝えたい時・・紫陽花・ミモザ・スターチスなど
- 友情を伝えたい時・・かすみ草・ミモザ・スターチスなど
まとめ
今回は、ドライフラワーの花言葉について詳しくご紹介しました。日本では近年、インテリア雑貨としても注目されているドライフラワーですが、ヨーロッパなどの海外では歴史も深く、昔から神聖な場面でも活用されてきたアイテムです。単にインテリア雑貨として楽しむだけでなく、ドライフラワーにまつわる背景を知ることで、より取り入れやすくなるのではないでしょうか。
また、ドライフラワーを大切な方に贈る際には、ぜひ花言葉も意識して花選びをしてみてください。より気持ちのこもったプレゼントになりますよ。せっかくですので、花を贈る際には「この花の花言葉にはこんな意味があるんだよ」と伝えてみてくださいね。相手にもより想いが伝わることでしょう。
- ヨーロッパでは、ドライフラワー自体に「永遠」や「永久」などの花言葉がつけられている。しかし日本では現在のところ特にドライフラワー自体に花言葉はついていない
- スターチスや千日紅、ローダンセなどの花は、ドライフラワーにしても「色褪せない」「美しさを保つことができる」ということが花言葉の由来になっている
- 花を贈る際には、花言葉を意識した花選びをするのもおすすめ。愛情を伝えたい時、感謝を伝えたい時、友情を伝えたい時などそれぞれのシーンに合った花言葉を持つ花を選ぼう
記事の監修
風を纏う自然スタイルを取り入れた動きのある作品作りにこだわり、朽ちてもなお美しいドライフラワーに命を吹き込みます。
全ての作品に、オリジナルのスピリチュアルアロマスプレーにて香り付けをして、視覚嗅覚を通して癒しと、新感覚で楽しむお花のある暮らしをご提案致します。
フラワーアート作品の各種オーダーメイド、ブライダルフラワーアートの受注制作、フラワーとアロマを用いた空間プロデュース、ワークショップやオンラインレッスンも各種開催しております。
ボタニカルデザイナーとして、アロマテラピーとボタニカルデザインを融合させた新たな取り組みに力を入れております。