リースはおしゃれなだけじゃない!?込められた意味とプレゼントしたい理由とは
記事の監修
リースをメインに販売、オーダー製作をしています。
動物が大好きで、動物たちの花冠も製作しています。優しく温かなお花を使い花言葉に想いを込めて心に寄り添ったお花をご提案しています。
プレゼントに植物を選ぶとき、見た目の美しさはもちろんですが、育てやすさや手入れのしやすさ、扱いやすさなども重視したいですよね。飾って楽しめる植物のプレゼントの一つである「リース」は、インテリアにアクセントを加える役割があるだけでなく、プレゼントに選ばれるべき様々な理由があります。
そこで今回は、具体的にリースがおすすめな理由を解説するとともに、リースに込められた意味をご紹介していきます。
- リースが気になるけれど、どのような役割や意味を持つものなのか詳しく知らないという方
- 植物で作られたアイテムをプレゼントしたいと考えているけれど、何を選べばいいかわからないという方
- リースのメリットを押さえてプレゼントやインテリアに活用したいと考えている方
目次
飾って楽しめるインテリア性の高さ
リースというと、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。玄関のドアに飾られるクリスマスリースを想像する方も多いですよね。リースは玄関のドアに飾るものというイメージを持たれがちですが、意外と様々な場所に飾ることができる便利なアイテムなのです。
例えば室内のドアに掛けてもいいですし、壁に掛けて部屋のアクセントとして使うこともできます。また、帽子やストールなどのファッションアイテムや雑貨などとともにリースを飾るという方法も。生活と融合したおしゃれなコーナーを簡単に作り出すことができる、優れものなのです。
大きなリースを一つ掛けるというシンプルな飾り方だけでなく、小ぶりなものを複数並べて飾る、スワッグなど他のフラワーアイテムと一緒に飾るという方法もおすすめです。また、タッセルとしてカーテンに飾ってもおしゃれですよ。通常のタッセルより高めに配置するのがポイントです。
お手入れが不要だから負担を与えない
贈る相手のことを考えてギフトを選ぶときに、重要なのは扱いやすさですよね。リースには、まさにこの扱いやすいというメリットがあるため、どんな相手にも贈りやすいのです。例えば植物のお手入れが苦手、忙しくて放置してしまいがちという人でも、リースなら大丈夫。
受け取ったらそのままドアや壁など、好きな場所に吊るすか掛けてしまえば終了です。特別なお手入れと言えば、たまに埃がかかっていないかチェックするくらいなので、プレゼントして負担をかける心配もありません。
一般的にはドライフラワーやプリザーブドフラワーなど、生花を原料に長持ちするよう加工された花材を用います。また、アーティフィシャルフラワーという造花を使用することも。いずれも生花のように傷む心配がないため、長く楽しむことができるのです。
特に、植物のお手入れが苦手な人は家の中に植物を置いていないことが多いです。無機質な空間にリースが一つ飾られるだけでも、部屋の雰囲気がガラッと変わり、明るくおしゃれな空間になるでしょう。リースをプレゼントすることで、手軽に癒し空間を楽しんでもらうことができるのです。
簡単に手作りできる
リースをプレゼントするなら、手作りが断然おすすめです。もちろん市販品も素敵なものがたくさん販売されていますが、リースを手作りしてプレゼントしている人は少なくありません。それは、リース作りは意外と簡単なうえ、贈る相手のイメージに合った世界に一つだけのリースをプレゼントすることができるという大きなメリットがあるからです。
リースの作り方
- 土台
- アーティフィシャルフラワーなどの花材
- ハサミ
- 麻紐やリースワイヤー
- リボンやリネンなどの布
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STEP. 1
花材をカット・まとめる
枝から花がついている部分を10㎝前後でカットします。
多少短くなったり長くても気にしなくても大丈夫です。
麻紐を約30㎝にカットし、花材を2、3種類束ねて麻紐で結びます。
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STEP. 2
土台に巻きつける
束ねた花材の麻紐を土台に2、3周巻きつけしっかりと固定します。
結び余った麻紐はカットして下さい。
少しずつ位置をずらし、花材を固定します。
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STEP. 3
全体のバランスを整え、リネンなどで装飾する
布やリボンを使って装飾をすると可愛いですね。
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STEP. 4
完成
リースの難しいところを挙げるとすると、輪の形を作る工程でしょう。そこで、輪形の土台は市販品を使えばより簡単に作れます。好みの花材を挿し込んだり巻き付けたりするだけで完成しますので、気軽に作ることができますよ。
リースを手作りすると相手のイメージに合ったものを作り出すという過程も楽しむことができます。手作りリースをプレゼントするメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
下記の動画は、初心者の方でも簡単に手作り出来るアーティフィシャルフラワー(造花)を使ったリースの作り方をご紹介しています。参考にしてみて下さい。
相手のイメージに合わせて作れる
リースを作って贈るためには、材料一つひとつを選ぶ過程から、その人のことを想いながら作業していくことになります。そう考えると、とても心のこもったプレゼントができそうですよね。例えば好きな色や好きな植物、その人の生まれた季節の植物、花言葉などを取り入れるのも素敵です。
どんな材料で作るか考え、選んだ素材をどのように組み合わせてリースにしていくかということも自分のセンスに任されます。自分が相手を想う気持ちがそのままリースに表れるような気がしませんか?
例えば生花の花束やフラワーアレンジメントを手作りする場合でも同じように心を込めたプレゼントになります。それに加えリースの場合は保存期間が長いというメリットがあるため、ずっと飾っておくことができる点も相手に喜ばれるポイントといえるでしょう。
作る過程も楽しめる
リースを作ってプレゼントするのはもちろん相手のための行為ですが、材料を選んで組み合わせ方を考えて作業するというすべての工程は、とてもワクワクするものです。相手に喜んでもらえるだけでなく、作る人自身もリースによって楽しい時間を持つことができそうですよね。このように、手作りリースには作る過程自体が楽しいというメリットがあるのです。
リースに込められた意味とは
リースはクリスマスの飾りというぼんやりとしたイメージしかなかったという方も多いのではないでしょうか。意外と知られていないのですが、リースには様々な意味が込められているのです。ここからは、リースの持つ意味についてご紹介していきます。リースの由来に関しては様々な説がありますが、古代ローマ時代から続いている伝統的なアイテムといわれています。
また、古代ギリシャでは花嫁や勇者など、特別な人物を称えるアイテムとして贈られる慣習があったという説もあります。リースをプレゼントされるというのは、特別で誇り高いことだったのですね。また、クリスマスの時期にリースを飾るという伝統的な慣習に関しても由来は諸説ありますが、健康で豊かな暮らしを守るという意味が込められてきました。具体的には、次の3つの意味があります。
- 魔除け
- 幸福祈願
- 豊作祈願
リースの輪形の意味と、クリスマスリースに込められた3つの意味についてもう少し詳しく見ていきましょう。
リースの輪は永遠の象徴
リース(wreath)には花輪、冠、輪状のものという意味があります。この輪形には切れ目のないことから「永遠を象徴するもの」とされ、永遠に変わらない神の愛という深い意味を持つものとして古くから現在まで伝わってきました。
生命や幸福がいつまでも続くようにという願いを込めて、リースを飾る慣習が引き継がれてきたのですね。このような永遠の象徴であるリースはとても縁起がよいアイテムといえるでしょう。
クリスマスのプレゼントにもおすすめですが、誕生日や結婚祝いなど、様々なシーンにふさわしいアイテムといえるでしょう。季節感を出すことによって雰囲気も変えられますので、一年中贈ることができますね。
魔除け
特にクリスマスリースには柊やモミなどの常緑樹が使われることが多いです。常緑樹はevergreenといわれ、その生命力の強さからリースと同様に永遠の象徴とされています。それに加え、とがった葉には魔除けの意味が込められています。
特に常緑樹には抗菌作用や殺菌作用もあるといわれることから、魔除けにぴったりな植物とされているのです。悪いものから身を守り健康でいられるようにという願いやアロマテラピー効果の意味を込めて、常緑樹を使用したリースをプレゼントするのもいいかもしれませんね。
幸福祈願
ヨーロッパではクリスマスリースを年が明けてからも飾るのが一般的です。これは、リースに新年の幸福祈願という意味が込められているから。クリスマスだけの飾りではないのですね。終わりのない神の愛という意味が込められているアイテムですので、相手の幸福を願う気持ちを込めてプレゼントできるのは素敵なことではないでしょうか。
もしクリスマスの時期にプレゼントするなら、新年の幸福祈願という意味があることも併せて伝えるようにするといいかもしれませんね。
豊作祈願
クリスマスリースには松ぼっくりや姫リンゴなどが飾られることが多いですよね。このような果実などの作物をリースに用いるのは、次の収穫期の豊作を願うという意味が込められているからなのです。
クリスマスに限らず、秋や冬には稲穂や果実を使うことで季節感が出ますが、豊作祈願という意味があることは知らなかったという方も多いのではないでしょうか。
豊作祈願というと農家以外は関係のないように感じる方もいるかもしれませんが、実りという意味で考えてみてはいかがでしょう。縁起のよいプレゼントになりますので、作物や実を使ったリースもおすすめですよ。
まとめ
リースがプレゼントにおすすめな理由と意味をご説明しました。ただ飾って楽しめるだけではなく、とても大きな役割を持っているということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
もしリースを大切な人にプレゼントする機会があるなら、ぜひリースに込められた意味も併せて伝えてあげて下さいね。
- リースはインテリア性が高く扱いやすい!植物のお世話やお手入れに慣れていない人でも負担なく飾ることができる
- プレゼントするなら手作りリースがおすすめ!相手の好みやイメージを考えながら、作る過程もぜひ楽しもう
- リースは永遠の象徴など深い意味が込められている。プレゼントにふさわしい縁起のよいアイテム
記事の監修
リースをメインに販売、オーダー製作をしています。
動物が大好きで、動物たちの花冠も製作しています。優しく温かなお花を使い花言葉に想いを込めて心に寄り添ったお花をご提案しています。