ハロウィンに飾りたい!フラワーアレンジメントの楽しみ方
記事の監修
小川 美穂子
インテリアコーディネーター
2013年にインテリアコーディネーターの資格取得後、インテリア業界にて経験を積みフリーランスとして独立。Smiliving(微笑みがこぼれる生き方を)という屋号のもと、個人邸のインテリアコーディネートや店舗デザインを中心に活動中。
色彩検定2級、整理収納アドバイザー2級の資格保有。
ハロウィンは、仮装や装飾を楽しむ人が年々増え、今では日本でも人気のあるイベントの一つとなりました。そんな、人気のあるハロウィンを盛り上げるフラワーアレンジメントがあることはご存知でしょうか。ハロウィンの時期には花屋でも、ハロウィン仕様のフラワーアレンジメントが売られているのを目にします。もちろんコツさえ押さえれば自分でも作ることができますよ。
そこで今回は、ハロウィンに飾るフラワーアレンジメントについてご紹介していきます。
- ハロウィンらしい雰囲気をフラワーアイテムで演出したい方
- 自分でハロウィンのフラワーアレンジメントを作ってみたい方
- おしゃれにハロウィンのフラワーアレンジメントを飾るコツを知りたい方
目次
ハロウィンカラーを取り入れよう
ハロウィンの飾りの一つとして花を取り入れて楽しめるのはとても素敵なことですよね。部屋の雰囲気づくりにもなるようなフラワーアレンジメントにするために、ハロウィンカラーを取り入れてみましょう。
ハロウィンカラーとは、オレンジと黒のこと。最近では紫もよく取り入れられています。ちょっとダークな雰囲気がハロウィンカラーの魅力ですね。フラワーアレンジメントに限らず、ハロウィン用のお菓子やグッズなども、意識してみるとオレンジ・黒・紫が使われているものがほとんどではありませんか?この3色が組み合わさると一気にハロウィンらしい雰囲気が出ますので、ぜひ覚えておきましょう。
ちなみに、ハロウィンは元々は「秋の収穫を祝い、死者の魂を鎮める」という意味が含まれた収穫祭です。それに基づき、ハロウィンカラーにも諸説ありますが、主に魔除けや魔女、収穫ような意味があります。
- オレンジ…収穫、かぼちゃ、火、魔除け
- 黒…冬の夜、死、魔女、コウモリ、黒猫
- 紫…夜の光、魔法、神秘的な力(紫は元々はハロウィンカラーではない)
ハロウィンカラーの実や花とは
オレンジや黒、紫色の花と聞くと、どのようなものを思い浮かべますか?ハロウィンは10月なので、秋の花の中からオレンジや紫色のものを選べると素敵なのですが、実際はなかなか見つからないですよね。
そこで、生花なら年中出ているバラやガーベラから選ぶことが多いです。オレンジ色のガーベラやカーネーション、紫色や黒っぽいバラなどがハロウィンらしい花と言えるでしょう。
また、収穫祭ですので花だけでなく実を使うのもおすすめです。黒や赤い木の実や麦の穂、姫リンゴやミニカボチャがハロウィンらしさを演出してくれるでしょう。
ハロウィンのためのフラワーアレンジメントを手作りする人が増えているため、すでに加工された花材は、花屋や雑貨屋などに行くと豊富に取り扱っています。ハロウィンカラーのドライフラワーなどをまとめたキットも販売されていますので、材料に迷ったら活用してみてはいかがでしょう。
どんなフラワーアレンジメントがあるの?
すべて生花でハロウィンカラーを表現することは簡単ではないため、よく使われるのがドライフラワーやアーティフィシャルフラワー、プリザーブドフラワーです。これらは着色が可能なため、鮮やかなオレンジや紫を表現することができるのです。生花は白など落ち着いたものを選び、アーティフィシャルフラワーなどでハロウィンカラーを差し色としてプラスしたフラワーアレンジメントも多いですよ。
また、姫リンゴやミニカボチャを入れて雰囲気を出しているものも定番ですね。器や装飾をハロウィンらしくして、花は白や赤でシンプルにまとめたタイプのフラワーアレンジメントも人気です。
ハロウィンカラーを取り入れつつ、グリーンや同系色の花を使って毒々しくない、ナチュラルな雰囲気に仕上げられたものもあります。このようなおしゃれなアレンジメントならハロウィンが終わってからも普段のインテリアとして楽しめますよ。
ハロウィンのフラワーアレンジメントを手作りしてみよう
ハロウィンのフラワーアレンジメントは、普通のアレンジメントよりも大胆に遊びながら作りましょう。
例えば、主役となるような大きな花を選んだり、ハロウィンらしいビビットなオレンジや紫の花を選んだり。ハロウィンのイベント自体、遊び心たっぷりのお祭りだからなのでしょうか、花屋で売られているハロウィン仕様のフラワーアレンジメントも、パッと見てキレイというよりは、ワクワク・ドキドキするような気持ちになるものが多いのですよね。
フラワーアレンジメントも、その遊び心をそのまま生かして作るのが楽しむコツです。 普段は選ばないような花や飾りを、面白いという理由だけで選べるのはハロウィンの時くらいかもしれません。童心に帰って楽しみましょう。
- 花でハロウィンを表現する…ハロウィンカラーの花を取り入れる・棘や毒々しさを感じる実や葉を使いビターに仕上げる
- 器や装飾でハロウィンを表現する…カボチャを器として使う・オバケや魔女などのマスコットアイテムの使用など
簡単でもセンスよく見える!アレンジメントのポイント
遊び心を生かしつつセンスよくおしゃれにアレンジすれば、インテリアに馴染みやすい作品に仕上げることができます。
おすすめなのは、姫リンゴやミニカボチャ、木の実などでハロウィンカラーを取り入れ、花はクリーム色や薄紫などのナチュラルカラーにまとめるというのは上記でご紹介しました。オレンジの花に、松ぼっくりや小枝、ほうきなどを取り入れて、秋らしい色合いでまとめるのもおすすめです。
さらにグリーンも少し入れるといいでしょう。アイビーなど蔦の植物を取り入れるとアレンジメントに動きが出ておしゃれに見えます。アンティークが好きな方は秋色アジサイやくすみがかった淡い色のバラなどもおすすめの花材ですよ。
おしゃれ感を重視するなら、色数を2~3色に抑え、空間に馴染みやすいダークカラーなどの落ち着いた色合いでまとめてみて下さい。
一つの大きなアレンジメントを作るのもいいですが、花材が少ないとバランスを整えるのが難しく、貧相に見えてしまうことも。その場合は小さな器に小分けにして、複数のアレンジメントを作るのがおすすめです。グリーンや実などを多めに使えば、一輪の花でも豪華に見せることができますよ。
カボチャの器や遊び心のある飾りを
花でハロウィンの雰囲気を表現するのが難しい場合は、器や飾りに凝りましょう。カボチャをくりぬいたようなデザインの器なら、それだけでハロウィンらしいフラワーアレンジメントになりそうですよね。
部屋のインテリアにあわせてカボチャ型の器の色を工夫するのもおすすめです。モダンな部屋ならシルバーやゴールドなどのメタリックカラーのものを選んだり、シンプルな部屋ならホワイトやブラックのものを選んだり。手作りするなら、本物の観賞用カボチャをくりぬいて器を作っても素敵です。
また、花と一緒に挿すハロウィン用の飾りも種類が豊富です。カボチャやオバケのマスコットを飾ったり、コウモリを飛ばしたりと楽しみ方は様々。花だけではハロウィンらしさが足りないな…と思ったら、遊び心のある装飾でカバーすれば解決です。ペーパークラフトなどで装飾を手作りするのもおすすめですよ。
飾りはバラエティ豊かで魅力的ですが、使い方によってはごちゃごちゃした雰囲気になってしまうことも。花が目立たなくなり逆効果になる場合もあるため、バランスを考えて使いましょう。特に、インテリアとして花を主役におしゃれな雰囲気に仕上げたいのなら、飾りは1~2個程度に抑えましょう。
雰囲気を盛り上げる飾り方のコツ
フラワーアレンジメントをそのまま置くだけでもいいのですが、よりハロウィンらしさを演出するためには飾り方をちょっと工夫してみてもいいかもしれません。
例えば小さめなアレンジメントをキャンドルと一緒に並べたり、周りにミニカボチャや姫リンゴを置いてハロウィンコーナーにしたりしてもおしゃれです。魔女やおばけをイメージさせるような小物と一緒に飾るのもいいですね。ハロウィン用のお菓子袋に小分けにしたお菓子を並べても楽しいです。
その他、ハロウィンカラーのモビールを吊るす・ファブリックやテーブルコーディネートをハロウィンカラーにするなど、楽しみ方は無限にありますよ。
フラワーアレンジメントに使った花材が余ったら、ざっくりまとめてリースやスワッグにしてみては。壁に飾れるフラワーアイテムをプラスすることで、装飾に高さが出ますので部屋全体がハロウィンらしいムードに包まれます。
まとめ
フラワーアレンジメントもハロウィンのものとなると、材料の選び方もアレンジの仕方も普段とは違ってきます。
今回ご紹介したように、「遊び心を大切に」、「ユニークなフラワーアレンジメントを選ぶ・もしくは手作りする」ことで、よりハロウィンの雰囲気を盛り上げることができますよ。特にイベントを行わない人も、フラワーアレンジメントを飾っておくだけで何だか楽しい気分になれるはずですよ。
- ハロウィンカラー「オレンジ・黒・紫」をうまく取り入れるだけでハロウィンの雰囲気を出せる
- フラワーアレンジメントは生花にこだわらなくていい!様々な素材を活用しよう
- 部屋に馴染むようなイメージでアレンジし、飾り方を工夫することでハロウィンらしいおしゃれな空間が作れる
記事の監修
小川 美穂子
インテリアコーディネーター
2013年にインテリアコーディネーターの資格取得後、インテリア業界にて経験を積みフリーランスとして独立。Smiliving(微笑みがこぼれる生き方を)という屋号のもと、個人邸のインテリアコーディネートや店舗デザインを中心に活動中。
色彩検定2級、整理収納アドバイザー2級の資格保有。