紫陽花をドライフラワーにして飾ろう!おすすめの品種と作り方もご紹介
記事の監修

「オトナ女子の癒し・ナチュラルな暮らし」をコンセプトに、見ていてほっこり、優しい気持ちになれるを作品を作っております。
ドライフラワーレッスンを中心に、花材の販売もしております。また、ドライフラワー以外でも用途にあったお花を提案させていただいており、生花やアーティフィシャルフラワーなどのオーダーも承っております。
フラワーセラピストとして、色彩心理を利用したご提案もできます。
五反田の自宅サロンをはじめ、港区乃木坂にあるワインバー内や築地のカフェなどでもドライフラワー販売やレッスンを行っており、オンラインストアでは、ドライフラワーリースやスワッグなどを販売しております。
また、子どもの情操教育「花育」にも力をいれております。
初夏からの数ヶ月間、美しく咲く紫陽花。梅雨の雨に濡れる姿も絵になりますね。大輪で存在感があるので、花束やフラワーアレンジメントにもよく使われます。生花のときもきれいなのですが、ドライフラワーにすると落ち着きのあるシックな色味に変わり、長く楽しむことができます。紫陽花のドライフラワー作りはあまり難しくはありませんが、きれいに作るためにはいくつか押さえておくべきポイントがあります。
そこで今回は、紫陽花の下処理の仕方やドライフラワーのへの加工方法3パターンをご紹介します。できあがったドライフラワーの飾り方もいくつかご提案しますので、どうぞ最後までお読みください。
- 自分で紫陽花をドライフラワーにしてみたい方
- どの品種がドライフラワーに向いているのか知りたい方
- 紫陽花のドライフラワーをインテリアに取り入れたい方
目次
紫陽花は長い期間楽しめる魅力的な花
紫陽花と聞くと、こんもりと丸い形のホンアジサイを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実は、ホンアジサイは日本に自生していたガクアジサイが西洋へ渡り、品種改良された後に逆輸入されたもの。日本固有の品種と区別するため「西洋アジサイ」や「ハイドランジア」とも呼ばれます。今では、日本で品種改良されたものも含め、丸い形のものは総じて西洋アジサイと分類されているようです。
本当の花はとても小さく、ガクアジサイの場合は中央の部分に、ホンアジサイの花は装飾花をかき分けた奥の方にあります。
日本では夏に青や紫の紫陽花を目にすることが多いですが、秋が近づくと色が変わってきます。それまでの色が褪せてアンティークな色のグラデーションになった紫陽花は、品種に関わらず「秋色紫陽花」と呼ばれ、複雑で美しい色合いを見せます。中にはよりきれいな色に変化するように品種改良されたものもあるそうです。上手く育てれば、秋の終わりまで変化する花の様子を楽しめますよ。
ドライフラワーに向いている品種
「ドライフラワーに加工し始めるのは、花がきれいに咲いているうちに」とよくいわれますが、紫陽花の場合は少し異なります。初夏に開花した直後の紫陽花は水分量が多いため、乾燥しにくいのです。紫陽花のドライフラワーを作るのは、秋色紫陽花が出回る9〜11月まで待ちましょう。落ち着いた色に変化した紫陽花は、花びらや茎の中の水分が適度に減っているため乾燥に時間がかからず、きれいなドライフラワーになりやすいです。
冬の紫陽花もドライフラワー向きで、きれいな色を残すことができます。
それでは、秋色紫陽花の中でもドライフラワーに向いている品種をご紹介しましょう。
アナベル
アナベルは、北米原産のアメリカノリノキの代表的な品種で「アメリカアジサイ」とも呼ばれます。一般的な紫陽花に比べて大きな花房を持ち、初夏から初冬までの長い期間、変化していく花の色を楽しめるのが特徴です。
咲き始めは明るいグリーンですが次第に白っぽくなり、初夏には真っ白に。直径は20㎝を超えます。やがてまた緑色に変化し、秋にはくすんだ緑からアンティークな茶色に変わります。剪定せずに冬を迎えると、天然のドライフラワーの状態で庭に残りますよ。
濃いピンクから淡いピンクへ、そして、アンティークな緑に変化します。
また、濃い赤紫の蕾から赤とピンクのバイカラーの花が咲く品種もあります。
ミナヅキ
日本原産で旧暦の6月(水無月)頃に開花することからその名がついたミナヅキ。たくさんの装飾花が円錐形に咲くため、「ピラミッドアジサイ」とも呼ばれます。ほかの紫陽花より遅く7月以降に開花するため、花の少ない夏にはありがたい存在ともいえます。
ミナヅキは淡い緑色の蕾が少しずつクリーム色に変わり、白い花が咲きます。さらに咲き進むとピンクに。特に、寒冷地ではきれいに色づきます。秋が深まる頃には一層赤みを増し、「秋色ミナヅキ」という名で販売されます。
乾燥しやすい土や西日が強い場所を避けて地植えすれば、あまり手をかけなくても毎年開花するそうです。
カシワバアジサイ
北米原産で寒さにも強いカシワバアジサイは、ミナヅキと同じく、円錐形なのが特徴。この2つはよく似ていますが、見分けるひとつのポイントは葉の形です。ミナヅキはアーモンド形で縁がギザギザしているのに対し、カシワバアジサイの方は、その名のとおり柏の葉のような形で、大きく切り込みが入っています。
また、ミナヅキの装飾花は一重ですが、カシワバアジサイには一重と八重のタイプがあります。花の色は最初はグリーンですが、次第に白に変わります。秋が近づくとピンクに染まっていきますよ。
夏は緑色ですが、品種によってはライトグリーン、あるいは黄金色をしていて、秋には赤や赤紫に色を変えます。
西安(シーアン)
北米原産で真っ直ぐ上に伸びていく品種です。上手く育てれば、人の背丈と同じくらいまで高くなりますよ。西安は花の色がどんどん変わっていくのが特徴。蕾のうちは明るい緑なのですが、開花するにつれて紫に。さらに濃い紫になった後はだんだん赤みを帯び、ピンクへと変わります。その後、青が加わり、淡い紫になって、やがてスモーキーな緑へと変化します。
季節が秋になっても色の変化は続き、濃いピンクや赤などが入り出します。最後の色は土壌や環境によりさまざまだそうですよ。これだけ色が変化するなんて、驚きですね。
ベビーピンクから黄緑、チェリーレッドへと変わります。
また、1株の中で額咲きと丸い手毬咲きの両方を見られることもあるとか。
株ごと、年ごとに表情が変わる、興味深い紫陽花です。
紫陽花のドライフラワーの作り方
高温多湿の夏が過ぎて秋になると湿度が下がり、ドライフラワー作りに向いている環境が整います。紫陽花をドライフラワーにするのは比較的簡単です。切り花でも地植えのものでも可能なので、気軽に試してみましょう。順調に乾燥するよう、天気予報を見て、数日晴れが続く時を選んで始めてくださいね。
そうした時間帯に花を剪定すると水が上がりにくくなるので、紫陽花を切り取るのは朝か夕方以降にしましょう。
ここでは3つの方法をご紹介します。できあがったドライフラワーの用途や好みに合わせて選んでください。
紫陽花の下準備
ドライフラワーを作るときは、乾燥させる前に一手間をかけることで、できあがりの美しさに差が出ます。まずは、傷んで茶色くなった装飾花を取り除きましょう。葉は基本的には不要ですが、残したい場合は、折れたものや弱っているものは外してください。
また、地植えの紫陽花には小さな虫がついている可能性があります。気になる方は、バケツに水を張り、紫陽花を静かに浸けて軽く揺りましょう。虫やゴミが出てきたら網などですくってください。その後、紫陽花を水から上げ、乾かしましょう。
生花店で購入した紫陽花は水揚げをし、しっかり吸水させてください。水が行き渡っていると装飾花にシワが寄りにくくなり、きれいなドライフラワーに仕上がりますよ。
中に白いワタが入っているので、それを取り除いてください。
その後、水の入った花瓶に紫陽花を挿して吸水させましょう。
紫陽花が十分に吸水したら、いよいよ加工を始めましょう。まずは、ハンギング法です。
ハンギング法
ハンギング法はドライフラワーの作り方でもっともオーソドックスな方法。手軽にできるため、初心者の方にもおすすめです。
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STEP. 1
紫陽花を1輪ずつ麻紐などで縛る
水分が抜けると茎が細くなります。
緩いと紫陽花が抜け落ちてしまうかもしれないので、紐はきつめに縛っておきましょう。 -
STEP. 2
風通しがよく、直射日光の当たらない場所に花を下に向けて吊るす
窓際などの明るい場所だと、色が褪せてしまいます。
室内でも暗い場所を選ぶといいでしょう。
また、複数の紫陽花を吊るす場合は、十分に間隔をあけてください。 -
STEP. 3
扇風機やサーキュレーターなどを用いて、空気が循環するようにする
できるだけ早く乾燥させるのが、きれいなドライフラワーを作る上で大事なポイントです。
エアコンの風が当たる場所も、ドライフラワー作りには向いています。 -
STEP. 4
1〜2週間で完成
また、麻紐ではなくラフィアを使うとおしゃれで、乾燥させている間もインテリアとして楽しめますね。
下記の動画は、ハンギング法を用いた紫陽花のドライフラワーの作り方をご紹介しています。参考にしてみてください。
ドライインウォーター法
花器に生けた状態で徐々に乾かしていくのが、ドライインウォーター法です。瑞々しい生花の状態も楽しめるうえ、手間もかかりません。紫陽花だけでなく、同じくドライフラワーに向いているユーカリやスターチスなどを一緒に生けると、一層おしゃれでいいですね。
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STEP. 1
底から2㎝ほど水が入った花器に紫陽花を挿す
乾燥させるのが目的なので、水を替える必要はありません。
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STEP. 2
風通しがよく、直射日光の当たらない場所に置く
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STEP. 3
1〜2週間で完成
ですが、アナベルの一部など茎が細いものは、乾燥させている途中で曲がってしまう可能性があります。茎が曲がり始めたら、ハンギング法に切り替えましょう。
シリカゲル法
乾燥剤であるシリカゲルを使うと、色鮮やかなドライフラワーを作ることができます。紫陽花1本をそのまま乾燥させるには、大きな容器と大量のシリカゲルが必要になってしまいます。そこで、紫陽花を小房、あるいは装飾花1輪ずつに分けて乾燥させるのがおすすめ。これならタッパーや保存瓶など、手近な材料でチャレンジすることができます。
シリカゲルはドライフラワー専用のものを選びましょう。粉末状になっているため、細かいところまで入り込み、きれいな形のまま乾燥させられます。ネットショップや100円ショップで購入可能です。
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STEP. 1
器にシリカゲルを入れる
底から2〜3㎝になるまで入れて、平らにならしてください。
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STEP. 2
紫陽花をシリカゲルの上に並べる
花同士が重ならないようにしましょう。
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STEP. 3
スプーンなどを使って、上から優しくシリカゲルをかける
紫陽花が見えなくなるまで、まんべんなくかけてください。
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STEP. 4
冷暗所に1週間ほど置く
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STEP. 5
完成
ドライフラワーはデリケートなので、慎重に扱ってくださいね。
下記の動画は、シリカゲル法を用いた紫陽花のドライフラワーの作り方をご紹介しています。参考にしてみてください。
紫陽花をシリカゲルで覆ったら、そのまま電子レンジに入れ、300wで4分加熱。すぐに取り出して、10分ほどおくと完成です。
花の量やレンジによっても加熱時間は変わります。慣れないうちは、短時間から始めて様子を見ましょう。熱が加わり過ぎないように注意してくださいね。
ドライフラワーのおすすめの飾り方
紫陽花のドライフラワーはボリュームがあるので、1本吊るしておくだけでも素敵なインテリアになりますね。ですが、ほかのものと合わせたり、作り替えたりすることによって、また別の楽しみ方ができます。ここからは、おすすめの飾り方や紫陽花を使ったハンドメイド作品の作り方をご紹介しましょう。
できるだけ長くきれいな状態を保つために、ときどき優しくあおいだりして埃がつかないように気をつけましょう。
また、ドライフラワー用の型崩れ防止スプレーを使用しておくと、ぽろぽろと花びらが落ちてくるのをある程度防げます。ハードタイプのヘアスプレーでも代用できますよ。
バスケットなどの器に入れて飾る
アンティークな色合いのドライフラワーに似合う器を使って、おしゃれに飾りましょう。ナチュラル素材で作ったバスケットやブリキの器、アイアンのものなどがおすすめです。カントリー調の木箱を使うのも素敵ですね。また、陶磁器なら定番の白のほか、キャメルやテラコッタ、モスグリーンも似合うのではないでしょうか。
詰め込んでしまうと、摩擦で花が傷んだり、湿度が高い日が続くと蒸れてカビが発生したりするかもしれません。
房に分けた紫陽花をそのままガラスのボトルに入れるだけでも、おしゃれに飾れます。光が透けてニュアンスカラーの花びらが一層魅力的に見えますよ。ガラスの蓋のついた薬瓶タイプや、縦長でコルクの蓋つきのもの、また、広口のクッキージャーなど、ボトルの形状もさまざまです。ガラスで覆われていると、紫陽花に直接埃がつかないので、お手入れが簡単。さっと拭くだけで常にきれいな状態を保てるのは、嬉しいポイントですね。
スワッグを作る
花材を数本束ねて、スワッグにして飾るのも素敵です。色やサイズ、合わせる花材の種類、全体の雰囲気など、好きなテイストのものを作って楽しみましょう。紫陽花を囲むようにグリーンを配置するのもおしゃれですし、似た色の花材だけで作るとシックにできあがります。また、パンパスグラスやプロテア、ハスなどを合わせると、大人っぽくなりそうですね。
花材をまとめる部分に使う紐やラフィア、リボンも、花材と色を合わせると統一感のあるデザインになります。ふんわりとラッピングペーパーで包むのもいいですね。スワッグは吊るすことが多いですが、花瓶に挿して飾るのもまた印象が変わって楽しめますよ。
束ねたままだと水分の蒸発に時間がかかり、きれいなドライフラワーになりにくいからです。
花束は一度解いて、1本、あるいは数本ずつ乾燥させ、ドライフラワーになってからまた束ねましょう。
小分けにした花でハンドメイド
紫陽花を小さいサイズに切り分けてドライフラワーにしておくと、さまざまなハンドメイド作品を作ることができます。比較的簡単にできるのはリースです。茎の先端に接着剤をつけて、土台用のリースに貼り付けていきましょう。グルーガンや木工用ボンドを使うと作りやすいですよ。紫陽花自体にボリュームがあるので、土台のリースはできあがりの想定サイズより一回り小さいものがおすすめです。
写真立ての中に直接接着剤で紫陽花を貼っていくフレームアレンジも素敵です。フレームの中を紫陽花でいっぱいにしてもいいですし、ハートや星を形作るのもかわいらしいですね。フレームと紫陽花の色の組み合わせも楽しめそうです。
ピアスやペンダントヘッド、バレッタ、ヘアゴムの飾りなどができますよ。
紫陽花だけでもいいですが、小さなパールやビーズなどのパーツを加えると、より華やかに。身につけるのが待ち遠しい、世界にひとつだけの作品ができあがりますね。
まとめ
紫陽花は色の変化を長い期間楽しめる花です。ドライフラワーにするなら乾燥させる季節的な事もふまえ、秋ごろから出回る秋色紫陽花がおすすめ。ハンギング法、ドライインウォーター法、シリカゲル法の中から取り組みやすいものを選んで、作ってみましょう。
できあがったドライフラワーは、器に挿したり、スワッグを作ったりして部屋に飾りましょう。また、自分で作品を作ってインテリアに加えるのも楽しそうです。紫陽花だけでなくほかのドライフラワーとも組み合わせて、おしゃれでシックなドライフラワーのある暮らしを楽しんでください。
- 紫陽花のドライフラワーを作る際は、秋色紫陽花を使うのがおすすめ
- きれいなドライフラワーに仕上げるには、紫陽花の下準備が必要
- さまざまな飾り方を試して、インテリアに紫陽花のドライフラワーを取り入れよう
記事の監修

「オトナ女子の癒し・ナチュラルな暮らし」をコンセプトに、見ていてほっこり、優しい気持ちになれるを作品を作っております。
ドライフラワーレッスンを中心に、花材の販売もしております。また、ドライフラワー以外でも用途にあったお花を提案させていただいており、生花やアーティフィシャルフラワーなどのオーダーも承っております。
フラワーセラピストとして、色彩心理を利用したご提案もできます。
五反田の自宅サロンをはじめ、港区乃木坂にあるワインバー内や築地のカフェなどでもドライフラワー販売やレッスンを行っており、オンラインストアでは、ドライフラワーリースやスワッグなどを販売しております。
また、子どもの情操教育「花育」にも力をいれております。